はじめに
はじめましての方ははじめまして、ななみと申します。
ブルルに評価が入ったので次のダブルのテンプレ補完です。
メガラグラージとは?
特性すいすいを持つ雨アタッカー、そして尋常じゃない耐久値に弱点の少なさを持ち合わせた、雨下では化け物でしかない能力の持ち主です。
元々キモクナーイとか言われてたのが最早キモさを目指したかのようなデザイン(失礼)にメガシンカし筆者は逆に愛着が湧いています。
構成
- 性格
いじっぱり、陽気にする意味は特にないです。
素早さ実数値は122、雨下で最速スカーフテテフを抜きます。
- 努力値
AS252BorD4、耐久は高いですけど相手への負担重視で大丈夫です。
- 特性
メガ後はすいすい固定。
激流…相手のトリル展開中に非メガで殴る時に稀に発動します。
湿り気…シルヴァディぐらい露骨な相手がいれば読んで後投げや非メガという事は出来そうですね。
どちらも使い道は微妙ですが汎用性が高いのは激流かと思います。
- 持ち物
ラグラージナイト
- 技構成
確定技
たきのぼり…怯みを拾ったら神に感謝するか対戦相手に画面越しに謝罪しましょう。
じしん…範囲技によるダメージの押し付け。メガクチート辺りへの打点でもあるので切る理由に乏しいです。
まもる…大切に扱いたいのでほぼ必須。雨を塗り替えられている間に使う事が多いです。
選択技
いわなだれ…高速岩雪崩で最終手段的に怯み運ゲーにかかれます。メガリザードンYに対する打点でもありますね。
れいとうパンチ…重い竜への打点。
ばかぢから…ナットレイ
カミツルギへの打点。
じだんだ…ニョロトノとの同時採用なら一考の余地はあり。
れいとうビーム、ハイドロポンプ…C95なので特殊技も使えない訳ではないです。
ほえる…トリルメタ。
みがわり…弱点が少なく耐久が高いので相手の守るや交代側に刺す機会は作りやすいです。
トリル枯らし等にも役に立ちますかね。
他にも候補はあるとは思いますがこの辺りで。
7世代におけるメガラグラージ
7世代になってどれだけ経ってんだって話なんですが、ダブルにおいて1つ目の論かつ6世代のメガラグラージの論は存在しているので書いておきます。
メガシンカの仕様変更
すいすいが1ターン目から反映されるようになりました。
通常のすいすいアタッカーと同じように1ターン目から上から殴れるようになったので、6世代で発生していた初手に守る必要性がなくなったり、HSベースにして初手に相手の攻撃を耐えるような調整を施さなくても良くなったのは大きいです。
ペリッパーの特性変化ペリッパーが特性あめふらしを獲得、これによりじしんの撃ち易さが格段に上昇。さらに草に対してぼうふうで弱点を突ける、相手の追い風に追い風を合わせられるようになり追い風での素早さ逆転の目論見も阻止出来る、と非常に優秀な相棒が登場しました。
2つの追い風要素があり、2つともシャレにならないぐらいでかく雨パは完全に環境トップの一角です。
雨パのメンバーは雨パでしか使われない以上そこまで使用率は高い位置にはいないですが、その条件でも雨パのメンバーがゴリゴリトップ30に入るのは大したものだと思います。
運用法
難しい事はないです、通りが良ければ選出して、雨を管理しながら上からボコスカ殴れば良いです。
メガラグラージは雨エースの中で一番場持ちが良く、何回も行動を確保する事は難しくないので、火力が他の雨エースより低いものの、結果的に相手へ押し付けるダメージ量はかなり大きいものになります。
他の雨エースと違い地震でナットレイ
カミツルギに等倍でダメージを通せ、物理主体なので威嚇さえ誤魔化せられれば特殊耐久の厚いポケモンに対してダメージを通しやすいです。
ダブルにおける雨パ
ダブルのテンプレはシングルと違ってあまり普及されていないのでテンプレを書いておく事で入りやすくしたいという私自身の意思からこの育成論を書いている事、また、メガラグラージ自身の構築の方針にも関係してくると思うので記載しておきます。
- 雨スタン
ペリッパー
メガラグラージ
ルンパッパ
ナットレイ
ギルガルド
カプ・コケコ大体こんな構築。
安定のペリラグルンパ、雷連打で無双出来るコケコ、雨により落とされにくくなりトリル展開にも強くなれるギルガルド、ナットレイ。
他に採用されそうなのはサンダー
キングドラ
ニョロトノ
ウルガモス辺りですかね。
私は格Zトルネロスを使ってます。
- 限界雨
ペリッパー
メガラグラージ
ルンパッパ
ナットレイ
ニョロトノ
キングドラ
これはほぼ固定メンツです、変更の余地があるとしたらキングドラ程度。
水タイプの技は非常に通りが良いので草枠はゴリ押しで雨だけで捻り潰してしまおうという脳筋構築。
相手のナットレイとカミツルギが半端ない重さなのでどこかに対策を仕込む必要性があります。
↓メガラグラージを使わない構築
逆に切る場合はどういうパターンがあるのか、という話ですね、メガラグラージの育成論なので記載は少し迷いましたが。
- 雨クチート
ニョロトノ
メガクチート
ルンパッパ
カプ・ブルル
ゴチルゼル
ヒードランとか大体こんな感じですかね。
ゴチルゼル+メガクチートでのトリル展開、雨で炎弱点を実質消しつつ地面も威圧しメガクチートを動かしやすくするといった構築。
トリル要員をゴチルゼルにする事によってニョロトノを含めた滅び展開で害悪を潰す事も出来ますが、汎用性の高いクレセリアが使われる事も。
雨パではあるもののトリパとしての側面も強いので鈍足な炎が入ってたりしますね。
- 雨メガメタグロス
ニョロトノor
ペリッパー、
ルンパッパ、
メガメタグロス
メガメタグロス構築に不足しがちな天候操作として雨を混ぜる事で相手の天候を奪いつつメガメタグロスの炎弱点を消す、ニョロトノの手助けでメガメタグロスの火力補助をすると言った構築です。
どちらかというとメガメタグロスがメインとなりやすくカプ・テテフ
サザンドラ等が入る事が多いです。
- ピカホエッパー
ピカチュウ
ホエルオー
ペリッパー
SMのWCSで使われた有名な構築。
雨+追い風の状況下でメガネ潮吹きを連打するという構築ですね。
代表してピカホエッパーとしましたが、ピカチュウとペリッパーを並べてペリッパーを電気から避雷針で保護しながら追い風を使いつつ、無視出来ない火力を持つピカチュウを相手に落としてもらって潮吹きアタッカーで洗い流す構築があるというお話ですね。
これは普通にメガラグラージを混ぜられますが、潮吹きアタッカーにメガカメックスを使いたいという側面もあるので微妙なところ。
筆者の見解でよく見るのはこの辺りですかね。
雨要素に3枠程度食う割にはいろんなものに混ぜられている印象があります。
それほど雨パは強く、尚且つ柔軟であるという事ですね。
そして、あくまでもこれはテンプレであり、最適解ではありません。
入り口としてはまず真似てみる事が大事だとは思いますが、これらの構築を見て自分なりに発展してくださればと思います。
相性の悪い相手
ナットレイ
カミツルギ
ジャラランガ
主にこの3匹。全部最悪です。
水半減で氷飛行等倍のナットレイ、カミツルギ。
水半減な上にフェアリーが少なくなりがちなため止める手段に乏しいジャラランガ、メガリザードンYが傍にいる事も多いため天候の取り合いまでやらされて非常に厄介。
これら3匹を同時に見られて雨パに採用できそうなのはトルネロス程度。
ニョロトノにZ気合玉を仕込む、ウルガモスやギルガルド、ファイヤー等の採用、メガラグラージにれいとうパンチを仕込んで最低限の打点は確保しておく等これらのポケモンは特に意識しておく必要があります。
他にもトリトドン
メガリザードンY、フリーズドライを持った
キュウコン(アローラ)
ラプラス、上からボコボコにする構築なのでトリックルームも苦手な相手。
数は少ないもののカプ・コケコ
ライチュウ(アローラ)構築も最悪な相手です。
言ってしまえば、これらの入っていない相手にはめっぽう強く、苦手がハッキリしているところを如何に意識していくかというのが雨パの基本ですね。
ダメージ計算
毎度の事ですが微調整を記載していくとキリがないので、余程メジャーな調整でない限りはぶっぱ前提にしています。
あくまでも参考値です。
与ダメージ
- じしん@ダブル
無振りメガメタグロス 70.9〜85.1%
H252ナットレイ 33.7〜40.3%
※集中すれば割とゴリ押しは出来ると言えば出来ます
無振りカミツルギ 45.5〜54.4%(55.8%)
無振りメガガルーラ 43.3〜51.6%(8.5%)
無振りカプ・テテフ 68.2〜80.6%
H252モロバレル 46.6〜55.6%(71.0%)
H252ギルガルド 65.8〜79.0%
H252カプ・レヒレ 38.9〜46.3%
H252ガオガエン威嚇込み 57.4〜68.3%
H252メガクチート威嚇込み 53.5〜64.9%
- たきのぼり@雨
無振りメガガルーラ 70.5〜83.3%
H252霊獣ランドロス威嚇込み 94.8〜111.2%(62.5%)
無振りカプ・テテフ 110.3〜130.3%
無振りカプ・コケコ 99.3〜117.9%(93.7%)
H252メガサーナイト 101.1〜118.8%
H252ガオガエン威嚇込み 92.0〜107.9%(43.7%)
※大抵は物理耐久削ってDやSに割いてるので落ちる事の方が多いです。
- いわなだれ@ダブル
H252メガリザードンY 103.7〜123.2%
H4メガボーマンダ 36.2〜43.2%
- れいとうパンチ
威嚇込み霊獣ランドロス 79.5〜93.8%
威嚇込みH4メガボーマンダ 65.4〜79.5%
無振りジャラランガ 58.6〜69.3%
- ばかぢから
無振りカミツルギ 69.1〜79.1%
H252ナットレイ 49.7〜58.5%
被ダメージ
※B4前提
A極メガガルーラすてみタックル 72.5〜85.7%(反動42〜50)
C極カプ・テテフPFサイコキネシス 67.4〜79.4%
C極メガサーナイトハイパーボイス 48.0〜56.5%(84.7%)
C極カプ・レヒレメガネムーンフォース 57.1〜67.4%
同上雨下だくりゅう 41.1〜48.5%
同上雨下ねっとう 72.5〜85.7%
A252ランドロスじしん 36.5〜43.4%
同上Zじしん 87.4〜103.4%
C極ジャラランガブレイジングソウルビート 57.1〜67.4%
C252メガボーマンダハイパーボイス34.2〜41.1%
A極メガクチートじゃれつく 76.0〜89.7%
※ラグラージの場合 90.8〜106.8%(43.7%)
無振りとは思えないぐらい硬いです。無振りでメガクチートのじゃれつく耐えてるのは半端ない。
耐久種族値、物理はブラッキーより高いですので…
相手する側としてはこの硬さが厄介極まりないですよね。
この計算欲しいんじゃないかみたいなのがあればコメントで。
おわりに
いかがでしたでしょうか、雨パはがっつり使い込んでいたので参考になればと思います。
ダブルの人口増えないかなぁと願いを込めつつ定期的にダブルのテンプレを補完していきたいと思います。