初めに
はじめまして!初投稿です。
初心者なのでいろいろ理論が甘い所も多いと思うのですが、なにとぞよろしくお願いします。
ダメージ計算はトレーナー天国さんを使わせていただいてます。
相手は全て理想個体という想定です。
※コメントにてご指摘を受け、一部使用をかなり変更しましたが、積んで叩く、というコンセプトは変えていないのでご容赦ください。すみません…
さて、個人的に今作の目玉と思っている存在、ウルトラビースト。
鋼飛行のあいつ以外非常にとがった性能を持つ彼らは、扱いづらくもありますが、同時に使いこなせれば対戦相手にとって脅威になること請け合いである、と私は考えています。
その中の一体、マッシブーンの育成論をご紹介したいと思います。
育成論について
マッシブーンといえば、高い物理攻撃力と決して低くはない素早さ、そしてアタッカーとしては十分すぎる物理耐久を備えたポケモンです。
また、UB共通の特性、ビーストブーストで、相手を倒すと自分の最も高い能力が上がる、という能力を持っています。
というわけで、基本的には攻撃と素早さまたはHPを伸ばし、ガンガン攻めて特性の効果で攻撃を積み、もう誰にも止められないマッチョになる、というパターンが一般的かと思われます(確証はありませんが…)。
しかし、私はこのUBの高い(物理)耐久力に注目し、それを生かした戦い方ができないかと考え、この育成論を思いつきました。
型の説明
上で述べたように、これはマッシブーンの高い物理耐久を生かし、居座り続けることによって能力値を積み続け、だんだん手が付けられなくなる、というのがコンセプトです。要はビルドレ型です。
性格補正と努力値の振り方によって、相手を倒すと特性で防御が上がる仕様になっていますが、これは攻撃と防御をビルドアップで上げ、きゅうけつorドレパンで攻撃しながら回復、または羽休めとサブウェポンで粘り強く戦う、という立ち回りを主体としており、相手の後続に落とされにくくするためにBBが防御にかかるように調整します。努力値はHB全振り、残りをA振りを基本形に、HPの奇数調整や求める火力、耐久力に合わせて調整するのがよいでしょう。
攻撃特化に比べるとやはり火力は落ち、倒せば倒すほど火力が上がる、という魅力はなくなりますが、こちらには相手が弱点技のない物理アタッカーならメガクチートみたいな火力お化けでなければ基本的に安全に受け出しができ、また相手を倒せば倒すほど耐久が上昇し、それだけ積むチャンスが増えるというメリットがあります。
※もともとは高い耐久を盾にグロウパンチでダメージを入れつつAを積む、という戦法をメインに考えていたのですが、上から殴れない、初期火力が低い、ビルドとグロパンを同時に採用するメリットが薄いなどの問題点からこの型と合わないとの指摘を受け、方針を変えた方がいいという結論に至ったので変更しました。
技構成
- 確定技
- ビルドアップ
この型の軸です。火力と耐久力を同時に上げられます。
素直に攻撃に努力値を割いていない分、素の状態だとやはり火力不足が否めないので、隙を見つけたらガンガン積みましょう。
- 回復技(はねやすめorきゅうけつorドレインパンチ)
居座りには必須です。ドレインパンチが推奨ですが、安定性重視ならはねやすめ、相手の裏をかきたいならきゅうけつもアリ。
- 選択技
- れいとうパンチ
推奨その1。ドラゴンタイプをはじめ、多くのタイプをけん制できます。
- じしん
推奨その2。格闘技とやや範囲はかぶっていますが、こちらも多くのタイプに負荷をかけられます。威力が高いのも魅力的です。特にメタグロスにプレッシャーをかけられるのは大きいです。
- かみなりパンチ
冷パンよりも範囲は狭まりますが、水タイプに負荷をかけられるのは大きいです。
- ばかぢから
コンセプト上、デメリットをあまり気にせず撃てます。ただし回復技がドレインパンチの場合は攻撃範囲が狭まるので、範囲を求める場合は非推奨です。
- アームハンマー
後手に回ることを前提としているので、デメリットはほぼあってないようなものです。ただしこちらも馬鹿力と同じ理由でドレパン採用型では非推奨です。
- とどめばり
コンセプト的には非常にマッチしています。ただし攻撃範囲はかなり狭くなります。もともと優先度は低いですが、きゅうけつ採用時には絶対に入れてはいけません。
- ちょうはつ
回復技が羽休め以外の場合に限りますが、相手の耐久型に粘られたり、状態異常をかけられたくない場合はこれ。
持ち物
- たべのこし
耐久型の基本。安定性が段違いです。
- 各種回復実
たべのこしよりも持久力自体は落ちますが、積み技を比較的安全に出すことができま
す。
- ゴツゴツメット
耐久力は低下しますが、物理受け想定なので相性は抜群です。
※いのちのたまはやはりミスマッチとの指摘を受け、自分自身も候補としてあった方がいいのかどうか確証のないまま入れていたので削除しました。
長所
この型の長所は、飛行技を持たない、もしくは炎タイプの物理型ポケモン以外なら基本的に止められるというところです。参考までに、
ガブリアスの剣舞1ほのおのキバ
40.1%~47.6%(確定3発)
メガメタグロスのアイアンヘッド
31.3%~36.9%(乱数3発、74.2%)
同上しねんのずつき
57%~68.2%(確定2発)
ギルガルド(シールド)の剣舞1アイアンヘッド
49%~57.9%(乱数2発、97.7%)
カミツルギのサイコカッター
30.8%~36.4%(乱数3発、54.1%)、剣舞1で60.7%〜71.9%(乱数2発)
これらの個体は攻撃UP性格補正+攻撃努力値252振り
と、よほど不利な状況でなければある程度余裕をもって受けることができます。ここに特性やビルドアップの防御UPも加われば、さらに余裕をもって耐えることが可能になります。(上のダメージ計算は食べ残しの影響を考慮していないので、もう少し余裕がある可能性もあります。)しねんのずつきを切っているメタグロスと物理型のギルガルドなら、じしんを採用していればかなり有利です。こちらの与ダメは、
性格補正なし無振りメガメタグロスにじしん
46.4%~55.4%(乱数2発、62.5%)、A1UPで68.3%~81.2%(確定2発)
同上ガブリアスにれいとうパンチ
85.2%~102.7%(乱数1発、18.8%)
同上盾ギルガルド(シールド)にじしん
53.3%~63.7%(確定2発)
防御UP補正HB全振りナットレイにアームハンマー
49.7%~59.6%(乱数2発、98.4%)
同上カバルドンにれいとうパンチ
23.2%~27.9%(乱数4発)
相性のいいポケモン
2体しか思いつかなかったですが載せておきます。他にご意見ありましたらコメントお願いします。
- ウツロイドウツロイド
UB同期。マッシブーンとほぼ真逆といっていいほどの特殊寄りステータス配分で、不利な相手が出てきた場合に安全に後退できます。またタイプ相性の補完も比較的良好です(でもサイコショック持ちエスパーはやめてくださいそろって死んでしまいます)。
- カプ・レヒレカプ・レヒレ
ポ二の守護神。フィールドで状態異常をケアできるので、マッシブーンを暴れさせる土台を作れます。苦手な相手からの交代も安心して行えます。
弱点
この型の弱点は、特殊受けは完全に捨てていることです。高いHPもあり、不一致等倍くらいなら耐える可能性もなくはないですが、相手の裏から高速特殊アタッカーが出てきた場合は後退を余儀なくされます。また、物理型でも相性の悪い飛行タイプや炎タイプ、ろくな打点がないゴーストタイプ、長期戦が不利になるナットレイや、対面操作能力が高いカバルドンやランドロス(化身)も苦手です。状態異常(とくにやけど)にも非常に弱いです。
何より最大の弱点が、現在の環境に君臨するメガボーマンダに対面ではどうあがいても勝てない事です(最もそんなポケモン自体少ないですが)。防御が2段階上がってようやく「ようきの攻撃全振り、かつ一切能力値が上昇していないメガマンダのすてみタックル」を一発耐えることができ、また攻撃が2段階上がっていれば、威嚇込みでれいとうパンチで耐久無振りメガマンダを乱数1発にはできますが、最初に対面してしまうか、ABを2段ずつ上げる前に出されると勝ち目はありません。龍舞なんてされようものなら…
おわりに
いかがでしたでしょうか。最初に述べたように初投稿+自分も初心者なので至らぬ点も多いと思うので、コメントでどんどん指摘していただければと思います。現在の環境はこのポケモンにとってはかなり向かい風ですが、こいつも含めて、私は気に入ったポケモンで戦っていきたいと思います。ありがとうございました!