実際に対戦した動画になっていますので参考にしてみてください。
リエマハです。
クレッフィの図鑑を見てたところ、とても強いポケモンであることに気づき、よくレート戦で使われるガブリアスランドロス(霊獣)などに打ち勝つことができるという事で、今回はクレッフィを紹介したいと思います。
はじめに
- 個体値は全て敵も含めて理想個体とします。
- この育成論で表記する体力、攻撃、防御、特攻、特防、素早さは順にH,A,B.C,D,Sと表記いたします。
クレッフィとは
ポケットモンスターX.Yで初登場した「はがね」「フェアリー」タイプのポケモン。
合計種族値は470と控えめになっており、主な運用としては特性である「いたずらごころ」を用いた変化技を主流とした型が基本。
よくある型では「いばる」→「みがわり」を使ったコンボや「いばる」で上がった相手の攻撃力を利用した「イカサマ」などが見られる。
その他、「リフレクター」「ひかりのかべ」を覚えることから「ひかりのねんど」を持たせた壁はりや「でんじは」によって相手のポケモンを麻痺にさせて後続のポケモンの積みの起点を作ることからサポート役として使われることが多い。
この型の基本的な動き
対面する相手によるが、「ほのお」タイプの技を持っていない相手には基本的には下記の動きがおこなえれます。
1. 「めいそう」を使い特攻、特防をあげる。
2. 「きのみ」が発動するように「めいそう」を使いHPの調整を行う。
※敵が物理主体の場合ドレインキッスによってHP調整を行う。
3. 「ドレインキッス」を使い回復しつつ相手を攻撃していく。
という形になります。「じしん」などのじめん技を持っている敵には1ターン目に「でんじふゆう」を使用して上記の動きを展開していく動きになります。
採用理由
- どのレート帯でも比較的よく使われる特殊型のポケモンゲッコウガカプ・テテフカプ・コケコなどに対し、特性の「いたずらごころ」により、先制技として使える「めいそう」で有利に立ち回ることができるため。
- 「めいそう」で特殊攻撃・特殊防御力が上がることにより、相手の与えたダメージの4分の3を回復できる技「ドレインキッス」との相性を最大限に生かし、体力を限りなく残しつつ、相手のポケモンを倒していくことができるため。
- 弱点が「ほのお」「じめん」だけなので、「でんじふゆう」を先制でうつことにより、弱点が実質「ほのおタイプ」だけとなり、有効打を持たない物理型のポケモンに対しても持ち物の「きのみ」などと合わせることにより、積みの起点にすることができるため。
- 「いたずらごころ」により壁張りなどを警戒し「ちょうはつ」などで妨害してくる敵に対しても「めいそう」などの変化技の行動保証が最低1回は行えるため。
- もともとサポート型のポケモンなので、サポート技を豊富に持っており、このポケモンで突破できない敵メガリザードンXなどの物理型の高火力アタッカーに対しても「でんじは」など使い退場することで、後続のポケモンに対して有利な展開を作ることができるから。
この型の強み
- 今回この型を作ろうと思った一番のきっかけは特性「いたずらごころ」による「でんじふゆう」の通りの良さにあります。クレッフィはもともと弱点が「ほのお」「じめん」の2つのみで、そのうちの「じめん」を無効にできる「でんじふゆう」を用いることで弱点が「ほのお」だけになります。基本的にクレッフィは初手に出てきて「リフレクター」などの壁展開をするイメージが強いことから相手はクレッフィにタイプ相性で優っていて、なおかつ「でんじは」を無効にできる「じめんタイプ」が出てくることが多いです。なので「でんじふゆう」を使うことにより大きなアドバンテージを得ることができます。
ここで採用率の高い地面タイプの2体ガブリアスランドロス(霊獣)の採用率の高い攻撃技を例に挙げてみます。
ランドロス(霊獣)・・・「じしん」・「いわなだれ」・「とんぼがえり」・「はたきおとす」・「ばかぢから」・「だいばくはつ」
ガブリアス・・・「じしん」・「げきりん」・「どくづき」・「ほのおのキバ」・「アイアンテール」
お分かりいただけただろうか?そうです。「じしん」を無効にすることによって上記の2体はほとんど有効打がなくなります。ガブリアスにつきましては型によっては一切攻撃できない状況にもなりえます。これがこの型の強みになるといえる部分です。なので有効打がなくなることにより積みの起点を作ることができます。
- 特殊型のポケモンに対しては、先制でめいそうを使うことにより素早さに関係なく特防をあげることができます。それによりカプ・コケコなどの協力なZ技に対してもきのみが発動するHPで耐えてくれるのでそこからきのみを絡めた積みの起点を作ることができ、「ドレインキッス」の回復効果を使って有利に立ち回ることができるようになります。
※しかし、コケコの10万ボルトZを耐えれる調整にしていますが、きのみが発動してもそのあとの10万ボルトでドレインキッスの回復量では間に合わなくなることがありますので、Z技も対応するようにする場合は「ひかりのかべ」や「みがわり」など必要になる場合もございます。
このポケモンの弱点
この型のクレッフィを使うにあたり注意していただきたいことがあります。それはクレッフィで敵を全抜きすることは厳しいという事です。この型問わずクレッフィは特攻が80とやや低めになっており素早さも敵を上から攻撃できるほどの種族値を持っているわけでもなくこの型の唯一の攻撃技である「ドレインキッス」自体の攻撃力も威力が低い技なので、H振りしかしてないポリゴン2に対しても6段階「めいそう」を積んだところで確定2発にすら持っていくことはできません。なので改めて仮想敵を話すとこの型の仮想敵は、ゲッコウガやカプ・テテフなどの低耐久・並耐久の特殊型のポケモンや、有効打がなく積み技(つるぎのまいなど)や変化技(あくびなど)を使ってこない物理型となっています。なのでどんなに積んだとしても相手のパーティにポリゴン2やテッカグヤなどの高耐久かつ回復技を用いてくる敵に対してはドレインキッスのPP切れなどもあり打ち負けてしまいます。おまけに「ほのおタイプ」ではなくても上から高火力で殴ってくる物理型の敵メタグロスギャラドスなどもを相手にするのはかなり厳しいです。クレッフィが覚える火力技は「サイコキネシス」「マジカルシャイン」「ラスターカノン」「イカサマ」という感じで技の範囲が狭く、弱点を突いていくことがかなり困難なこともあります。なので今回は「でんじは」を採用していますが、最低でも1つは後続をサポートできる変化技を入れておくことをお勧めします。
候補技
この型では「でんじは」の枠を後続サポートの型としているのでここの枠を自由枠としています。なので候補となる技を載せます。
- みがわり
キノガッサの「きのこのほうし」をすかしたり、「めいそう」の積み次第では相手の攻撃を「みがわり」が耐えてくれることもあるので候補技としてはかなりおすすめできます。その他メガボーマンダが「じしん」を持っているかいないか確認したい時などにかなり有用な技となります。
- どくどく
ポリゴン2に対しては「どくどく」があるとかなり有利に立ち回れると考えています。クレッフィが毒無効という事もあるのでそういうポケモンを見るのであればおすすめできます。ただ、このクレッフィがナットレイを筆頭に「はがね」に強くないのでそういうポケモンを引き寄せることもあるので注意が必要です。
- すりかえ
「いたずらごころ」によりスカーフロトムの「トリック」のような動きが可能になります。「かえんだま」などを持たせるとこのポケモンが苦手とする物理型に対しても対応が利く場面が増えたり、「やけど」により「あくび」などを受けなくなるので型次第ではありますがカバルドンにもかなり強く出れると思います。
- あまごい
このポケモンが苦手とするほのおタイプに対し、「あまごい」をして退場することで、急な雨展開を作り出しメガラグラージなどで有利に進めることができます。
1パーティに水枠を2匹作る必要性がないので、パーティバランスなどでは有用性が上がる技になっています。
努力値振りについて
今回は「ドレインキッス」や「めいそう」を用いてHP調整を行うことからとくに調整はおこなっていませんのでH252振りC252振りという型になっています。
防御に努力値振っていない理由としましては「ドレインキッス」が相手に与えたHPの4分の3回復する効果を強くしたいからです。物理受けにしても基本的に高火力アタッカーを殴り勝てるようになるわけではないのでメガボーマンダの「じしん」を確定耐えにするように性格補正のみ入れただけの形になっています。メガボーマンダには様々な型が存在することから、「じしん」を持っていたり持っていなかったりすることがあります。その上で、「でんじふゆう」を無駄打ちにしないために性格補正を入れることにより、確定耐えにしました。
ダメージ計算
被ダメージ
※こちらは「めいそう」を一度積んでいる状態でダメージ計算を行います。また、敵は攻撃・特攻それぞれ努力値を252振っているものとします。
<特殊型>
おくびょう「いのちのたま」ゲッコウガハイドロポンプ・・・(47.5~57.3%)乱数2発
おくびょうカプ・コケコ10万ボルトZ・・・(82.3~97.5%)確定2発
おくびょうボルトロス(霊獣)10万ボルトZ・・・(73.7%~87.8%)確定2発
おくびょうメガリザードンYだいもんじ(雨下)・・・(48.7%~58.5%)乱数2発
おくびょうメガゲンガーシャドーボール・・・(38.4~45.7%)確定3発
おくびょうアーゴヨンだいもんじ・・・(57.3~68.2%)確定2発
<物理型>
ようきメガリザードンXフレアドライブ(雨下)・・・(78~92.6%)確定2発
ようきミミッキュシャドークロー・・・(28~33.5%)乱数3発
ようきミミッキュシャドークローZ・・・(56.7~66.4%)確定2発
ようきガブリアスほのおのキバ・・・(45.1~53.6%)乱数2発
ようきカプ・コケコワイルドボルト・・・(64~75.6%)確定2発
いじっぱり(1舞)メガボーマンダすてみタックル・・・(64.6~76.8%)確定2発
いじっぱりメガボーマンダじしん・・・(81.7~96.3%)確定2発
与ダメージ
※こちらは「めいそう」を1度積んでいる状態でダメージ計算を行います。
H252メガボーマンダ・・・(50.4~60.3%)確定2発
H252ランドロス(霊獣)・・・(29~34.1%)乱数3発
無振りゲッコウガ(水タイプ)・・・(41.4%~49.6%)確定3発
無振りミミッキュ・・・(34.6~41.5%)確定3発
無振りメガギャラドス・・・(45.8~54.1%)乱数2発
無振りカミツルギ・・・(40.2~48.5%)確定3発
H252ポリゴン2・・・(17.1~20.8%)乱数5発
おわりに
いかがだったでしょうか?
特性「いたずらごころ」とこのポケモンのタイプの相性などをフル活用した型になっています。気軽にコメントをしてください。
実際に対戦した動画もこの育成論で上げていきますのでまた見に来てください。