ダグトリオ(アローラ)- ポケモン育成論サンムーン

初めまして！まさやんと申します。
初めての投稿になりますので、アドバイス・助言がありましたら是非コメント欄にお願いします。

追記

• 3/28 非接触の先制技に"フェイント"を追加。
• 3/29 選択技の項目を追加。努力値振りをH244B12→H4A252へ変更。それに伴うダメージ計算の修正。原種ダグトリオとの差別化を加筆。先制技の接触技を加筆。

はじめに

今回は私が実際に起点作りで使用しているアローラダグトリオダグトリオ(アローラ)の紹介をする。

アローラダグトリオとは

SMからリージョンフォームを取得。はがねタイプ追加。

• 種族値

H35 A100 B60 C50 D70 S110
素早さと攻撃が高めで耐久は紙。耐性の多いはがねタイプを取得したものの耐久の低さでアタッカーとしてはなかなか運用が難しい。

採用理由

今回、ステルスロックを撒けるポケモンで後続の積みエースが動きやすくなるポケモンを探していたところおきみやげも覚えることができるこいつに行きついた。

• おきみやげとは

おきみやげは相手のAとCのランクを2段階下げて自分は瀕死になるという技。相手へのデバフが強力で対面相手が物理型であろうと特殊型であろうと両刀だろうと関係なく攻撃を下げて退場できるため、後続の積みエースが安心して積み技をうつことができる。後述する相性のいい味方次第ではえげつないほどの起点にもなる可能性もある。

努力値振り

技構成

確定技

• ステルスロック(教え技)
• おきみやげ(たまご技)

コンセプトのため確定。
なお、おきみやげはドーブルかスカンプー系からのみ遺伝可能。

ほぼ確定

• がんせきふうじ

特性カーリーヘアーで素早さを下げられない場合にうって次のターンに先手を取るために。技マシン。

選択技

• じしん

確定欄はじしんにしている。なぜじしんなのかは後述する運用の欄を参考にしてほしい。レベル/技マシン

• ふいうち

基本的には瀕死になるまで居座るのでなかなか使う場面はないが素早さが勝っている先制技持ちに対する最期の一撃に。レベル技。

• どろかけ(名無し様ご提案)

攻撃技かつ相手の命中を100%下げる技。後続の影分身持ちなどと相性がいい。レベル技。

• じわれ(名無し様ご提案)

相手が積んできてどうしようもなくなった時にワンチャンス狙える。レベル技。

差別化

ステルスロックとおきみやげを両立できるポケモンはディグダ系以外ではドーブルドーブル、マグカルゴマグカルゴ、ユクシーユクシーのみ。
上記3体との差別化は

の3点で差別化できると考える。

• 原種ダグトリオダグトリオとの差別化

差別化を見ていくと

という3点の長所がある。

• Sの高さ

原種ダグトリオのS種族値は120族であり、この数値とアローラダグトリオ110族との間にはKP上位のメガルカリオメガルカリオ(112族)がいる。対面することができれば後述する原種ダグトリオの特性ありじごくにより、確実に処理することができるため、原種ダグトリオの方が有利対面で相手を処理することには優れているといえる。

• 弱点と耐性の比較

ダグトリオ
弱点 3
耐性 3(うち1つは無効)
ダグトリオ(アローラ)
弱点 4
耐性 10(うち2つは無効)
であり、耐性が多いアローラダグトリオの方が有利対面を作りやすいと考える。

• 特性ありじごくについて

ありじごくは相手に交代をさせないための対面固定の特性であり、"Sの高さ"の項目でも触れたが有利対面を作れれば非常に強力な特性と言える。有利対面でなかったとしても相手に交換読み交換を決めさせないこともできるため汎用性も高い。

しかし、"カーリーヘアー"も"ありじごく"の時にはできないムーブをすることができるため、どちらにも一長一短がある。

特性カーリーヘアーについて

ダグトリオ(アローラ)を語る上で欠かせないのがSMからの新特性カーリーヘアーだろう。

• カーリーヘアーとは

直接攻撃を受けると相手の素早さを1ランク下げるという特性であり、この特性による強みを説明する。

上記は原種ダグトリオの"ありじごく"ではできないことであり、アローラダグトリオの強みとも言える。また高速アタッカーに直接攻撃を躊躇わせる抑止力にもなる。

素早さの参考値

ダグトリオ(アローラ)の素早さ種族値は上でも述べた通り110族であり、最速実数値は178である。
もしS1段階↓の状態で更にダグトリオ(アローラ)を抜こうとするとS実数値は267が必要である。

最速スカーフ110族以下であればS1段階↓の状態で上を取ることが可能であり、タスキ込みでがんせきふうじ→おきみやげなどほぼ2回は行動できる。なお、最速スカーフ110族とは同速になるので先制できるかは運が必要。ちなみにPGLを参考にすると最速スカーフ110族でレート環境にもいそうなのはラティ兄妹。

基本的な運用について

基本的には先発でなげ、初手でステロを撒いておきみやげで退場し、後続の積みエースにつなげる動きが基本だがKP上位の中には上記の動きが難しい相手も存在するので以下に考察する。

• 対加速持ち

Sのコントロールはダグトリオ(アローラ)の仕事の１つであるが加速持ちはそれが難しいことがある。
KP上位で加速持ちでといえばバシャーモバシャーモとメガバシャーモメガバシャーモが挙げられる。
なおバシャーモはS80族、メガバシャーモはS100族のため、初対面ではダグトリオ(アローラ)をぬくことができない。初対面であれば、

で最低2回は行動ができる。しかしパターン2の場合、フレアドライブで火傷をもらってしまうと1ターンしか動けない可能性もできてしまう。更に次のターンは守るでSを上げにいく行動が安定なので交代するのか居座るのかの読みも必要。
また、バシャーモがじしん持ちだった場合、カーリーヘアーが発動せず行動が1回しかできない可能性もある。しかしPGLを参考にするとじしん持ちバシャーモは約10%ほどなので当たったら事故として処理するしかない…
ちなみに今回の技の欄でじしんを採用しているのも対バシャーモを想定したものであり、

で処理も可能。(最近は耐久振りも多いので簡単には行かない可能性もあるが)

もう1体加速持ちでメガヤンマメガヤンマもいるが、
H252振りでもがんせきふうじで68.3%〜80.8%確定2発は取れるので問題なく処理できるだろう。(耐久無振りでも確定数は変わらない)

• 対ちょうはつ持ち

ダグトリオ(アローラ)よりSが高くちょうはつを持っている可能性があるKP上位ではカプ・コケコカプ・コケコがいる。
しかし、じしんで

で処理可能。

苦手な相手

• 先制技持ち

タスキ持ちの宿命だが、相手が先制技持ちの場合は1ターンしか行動できずに退場していく可能性が高い。しかし、多くの先制技は直接攻撃なのでカーリーヘアーの対象でありSを1段階↓にすることはできることも多い。

• 連続技持ち

これもタスキ持ちの宿命だが連続技持ちにはなにもできない可能性がある。それでもパルシェンパルシェンには最低1ターンは行動できるが。

上記2点を同時に満たすポケモンにゲッコウガゲッコウガがおり、初手に出てきそうなら出さない方が無難かもしれない。

• いたずらごころ アンコールorちょうはつ持ち

ステロで縛られ逆に起点にされてしまったり、役割を遂行することが難しくなる可能性がある。

相性のいい味方

積みポケモン全般。
個人的にはフェローチェフェローチェで蝶舞したりやミミッキュミミッキュに強い点、相性補完からもメガギャラドスメガギャラドスを使うことが多い。また、おきみやげ後にギャラドスギャラドスを出すことで特性いかくで最大A3段階↓も可能なので物理アタッカーを沈黙させることもできる。
また、影踏みとも相性がよくゴチルゼルゴチルゼルあたりでキャッチし、瞑想を積みまくるのも面白いかもしれない。

最後に

ここまで読んでくださってありがとうございます。少しでもこいつダグトリオ(アローラ)の強さが伝わると嬉しいです！質問等も受け付けてますのでよろしくお願いします。また、ダメージ計算は最低限しか載せていませんが必要であればコメントいただければ計算もいたします。