ペリッパー- ポケモン育成論サンムーン

CD襷ペリッパーin雨パ

2018/03/11 17:37 / 更新:2018/03/13 10:48

ペリッパー

HP:HP 60

攻撃:攻撃 50

防御:防御 100

特攻:特攻 95

特防:特防 70

素早:素早 65

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ペリッパー  みず ひこう  【 ポケモン図鑑 】

性格
れいせい(特攻↑ 素早↓)
特性
あめふらし
努力値配分(努力値とは?)
防御:4 / 特攻:252 / 特防:252
個体値:31-31-31-31-31-0
実数値:135-70-121-161-122-63 (素早さ比較)
覚えさせる技
とんぼがえり / れいとうビーム / ねっとう / でんこうせっか
持ち物
きあいのタスキ

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このポケモンの役割
指定しない
ルール
シングルバトル
登録タグ
フォーク元の育成論(フォークとは?)
あめふらすやつ(てぃてぃ)

考察

初投稿なので至らないところがあればコメ欄にて指摘&大目に見ていただけると幸いです。

  • 多少の略称を使用します
  • ダメージ計算はトレーナー天国様を利用しています
  • 不要の声が多ければ削除します

雨パとは

特性あめふらしの効果で天候を雨にし、後続のすいすい持ちエースにつないでエースによる抜きを目指します。第5世代にはニョロトノ+キングドラの所謂トノグドラ構築が猛威をふるいました。第7世代の現在では主にメガラグラージをエースに据えた構築となっているかと思います。
本論では、雨始動役としてのペリッパーについて考察します。すでにタスキを持たせたペリッパーの育成論は投稿されていますが、そちらの育成論とはペリッパーに与える役割が違い、また、調整も異なることから、フォークという形で投稿を決意しました。

採用理由と差別化

雨パにおける雨始動役、採用理由はこれにつきます。雨始動役としてはペリッパーの他にニョロトノがあげられると思いますが、ニョロトノとの差別化はタイプ・耐性・耐久・覚える技等で出来ています。中でもとんぼ返りの存在は大きく、ニョロトノには不可能な「能動的なエースの展開」が可能です。ニョロトノも脱出ボタンを持たせることにより雨エースを無傷のまま降臨させることが可能ですが、相手の行動依存になること、Z技のせいで一撃で倒されてしまうことが増え雨の再始動に不安が残ることから、雨に特化する場合はペリッパーの方に分があるといえるでしょう。

持ち物と配分

冷静 H-A-B(4)-C(252)-D(252)-S
実数値135-70-121-161-122-63
持ち物 気合のタスキ

雨再展開に求められる行動保証をタスキに頼り、単体性能を上げたペリッパーとなります。Cに振るならこの持ち物・配分がベストだと考えています。

フォーク元との比較

フォーク元の育成論ではタスキという行動保証アイテムを持たせたうえで意地メガガル猫捨て身耐えまでHBに振っています。フォーク元のペリッパーと比較して、本論のペリッパーの特徴は火力と特殊耐久の上昇、物理耐久の低下となります。具体的にはフォーク元で挙げられていた意地メガガル猫捨て身耐えは不可(捨て身親の分で最低8割削られる)となっています。
そもそもHBタスキは汎用性を捨てサポートに特化した配分なので比較対象はむしろHCペリッパーかと思われます。

持ち物の意図

先述した様に、ペリッパーを使用する上でとんぼ返りの存在は採用理由に直結する不可欠な要素であると考えています。雨エースが無償降臨できるというのが大きいです。よって、確実にとんぼ返りをするために持ち物は気合のタスキは確定です。ニョロトノに比べても低耐久であるという点でもかみ合ったアイテムで、一度雨が切れた場合に、HPが残っているので再度雨展開をすることが可能である、という点もメリットです。
湿った岩との比較ですが、持ち前の低耐久のおかげでペリッパーは行動保証が取れません。よって、耐久に特化するにしても不安が残り、後攻とんぼが安定しません。ペリが落とされ、裏にリザYが控えている場合や雨ターンを枯らされた場合雨エースがほぼ死んでしまうので、確実な雨の再展開を重視する場合はタスキ、が良いと思います。

配分意図(長文注意)

・S調整
また素早さを最遅にして、なるべく多くのポケモンの下から雨エースの無償降臨を狙います。素早さ調整の副産物として、初手にカバルドンと対面した際に下から天候をとれる、というのもあります。(もっとも、雨パと分かっている場合、カバルドンは後続に控えていることが多いので、これはあまり起こり得ません。私は選出の際の気休め程度に捉えています

・C調整
襷という行動保証がある以上、雨始動要因の単体性能があるに越したことはなく、不特定多数の相手と撃ち合う汎用アタッカーの役割を負わせるべきだと考え、Cに特化しています。火力を上げることにより後続エースの水技とあわせて数値受けの突破を図る、単騎で選出した際に三体全員の火力を高く保つことが出来る、などのメリットが考えられます。実戦では、初手対面したボーマンダが甘えた行動(龍舞)をしてきた時に無償突破を図れることもありました。とんぼ読みで交代してきたカバに対して熱湯を入れてステロ欠伸を咎める場面もありました。

・D調整
Dはダウンロード対策です。雨対策にトリックルームが展開されることがあり得ます(ポリクチなど)。トリル持ちのポリ2は特性がダウンロードであることが殆どであり、初手に対面し交代を強いられた際に後続にC上昇したトラアタや10万などで負荷を与えることになります。なのでC上昇を防ぐためにDに振りきっています。これだけではメリットが限定的に感じるかもしれませんが、ポリクチは一定数存在していること(参考までに、PGLでシーズン8のデータを確認するとポリ2は全体の13位、クチートは23位であり、またポリ2全体の53.7%がダウンロードです。2018/3/11閲覧)、このペリッパーは冷静最遅C特化@タスキまでが確定しており、耐久はタスキで保証されていることを鑑みると、C以外に振りたい箇所がなく、ピンポイントなD振りでもよいと考えています。

技構成

  • とんぼ返り

ペリッパーの採用理由そのもの。確定。ただしダメージには期待できないです。

  • 冷凍ビーム

先発で出てくるタスキガブリアスやボーマンダに対する有効打であり、水技との範囲も優秀なので確定。Cに振らない場合とで確定数の変動が出やすい技でもあります。(ガブやHDマンダなど)

  • 熱湯/波乗り

タイプ一致水技。追加効果期待の熱湯か威力重視の波乗りか選択です。いずれかを必ず採用してください。確定欄には自分が使っている熱湯を置いています。ちなみに、身代わりを確実に割ったり少しでも削りを入れたりをするために命中不安のハイドロポンプは不採用です。

ここまでが確定です。以下選択です。確定欄は筆者が使っている時期が長い電光石火です。

  • 電光石火

エースで倒しきれなかったポケモンへのとどめ。また、ペリッパーで殴るプレイをしてタスキで耐えられたとき、無償で突破できるのがおいしいです。マンムー、ガブリアス、バシャーモ相手に起こりやすいですが、いまいち状況が限定的ではあるので選択技。

  • 暴風

タイプ一致にして雨下では必中威力110という壊れ性能を発揮します。ただし、技範囲は水技と氷技で足りていること、暴風を打ちたい対象を考えると上から打ちたい相手が多いことから配分とあっておらず選択技です。

  • 毒々

雨を数値受けしてくるポリゴン2などに刺さります。ただ、それ以外にはあまり刺さらないのが痛いところです。最遅のせいで交代読み以外ではやや使い難いかと。

  • 雨ごい

コメントより。初手リザードン対面に欲しい技。カバやバンギには熱湯を打つなりラグで突破する方が早いです。

不採用技

  • 追い風
  • 凍える風

Sサポートにはなるが、下からとんぼを打つというコンセプトとあっていない。

  • 叩き落とす

Zクリスタルとメガ石が落とせず環境に刺さりが悪い上に、うっている間があればとんぼでエースによる制圧を図った方がいい

運用

初手に出して雨を展開し、とんぼで雨4ターンを後続のエースにつなげます。雨パの性質上、初手に出せないパーティーだと判断した場合は選出を諦めた方がよいと思います(経験談)。ただし、プレイングのコツとして、身代わり持ちが疑われるポケモンに対しては熱湯や冷ビから入りましょう。なぜなら対雨パにおいて、雨ターンを枯らしてくるパターンが多いからです。具体的にはゲッコウガ、ミミッキュなどの身代わり持ちは初手ペリッパーに合わせて先制で身代わりを張り、雨ターンを枯らせようとしてくることがあります。身代わりを張られた場合、ペリッパーの貧弱なAでは身代わりを壊すことが出来ません。よって身代わりを持っていると思われるポケモンに対してはとんぼからではなく他の攻撃技を打って身代わりを壊し、次のターンに攻撃技を打たれるかとんぼをしてくるかの択に持ち込むことが重要な意味を持ちます。
相性の良い味方は当然ながら雨エース。自分はメガラグラージをメインにキングドラやオムスター、ハリーセンを試しましたが電気技の一貫が気になることや種族値の関係でメガラグラージがおすすめです。その他、雨で止まるポケモンに強いナットレイやフェローチェを筆者は使用していました。ナットレイであれば、猫だましで雨ターンを消費してくるメガガルなどに受け出しして削りを入れる事もできる点も利点だと思います。

ダメージ計算

目安として少しだけ載せます。数字は実数値です。

  • 与ダメ

・熱湯/波乗り(雨下)
H155D101メガバシャーモ 140.6%〜167.7%/158.7%〜187%
H161D127ミミッキュ 54%〜63.9%/61.4%〜72.6%
H157D115メガクチート 61.1%〜72.6%/68.7%〜80.8%
H201D127テッカグヤ 43.7%〜52.2%/49.7%〜58.7%
H167D171ギルガルド 39.5%〜46.7%/43.7%〜52%
H193D161ヒードラン 71.5%〜84.9%/78.7%〜94.3%
H159D124メガゲンガー 55.3%〜66%/62.8%〜74.2%
H215D124カバルドン(非雨)53.9%〜65.1%/62.3%〜73.4%
・冷凍ビーム
H195D154メガボーマンダ 73.8%〜88.2%
H183D105ガブリアス 113.6%〜135.5%
H148D94アーゴヨン 78.3%〜93.2%
H135D51カミツルギ 79.2%〜94%
・とんぼ返り
H147D88激流ゲッコウガ 29.9%〜35.3%
同上変幻ゲッコウガ 14.9%〜17.6%
・暴風
H182D116ジャローダ 95.6%〜113.1%(75%)(ちなみに冷ビでは51.6%〜61.5%)
H177D161カプ・ブルル 71.1%〜84.7%
H187D165メガフシギバナ 65.2%〜78%

  • 被ダメ

耐久面はタスキ依存の部分が大きいので、少なめです。
A197ランドロスの岩石封じ 54.8%〜65.1%
A172メガクチートの不意打ち 55.5%〜65.9%
C182カプ・テテフのサイコキネシス 84.4%〜100%
C147カプ・コケコの草結び 20.7%〜24.4%

論は以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました。

投稿日時 : 

最終更新日時 : 2018/03/13 10:48

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コメント (4件)

  • ページ:
  • 1
18/03/12 19:31
1シューティングスター
フォーク元の育成論との配分の差別化が不十分なことと、文が繋がっていて少し読みにくかったです。
技候補に雨ごいは入りませんか?
18/03/12 23:47
2sylx (@Camellia1948)
コメントありがとうございます。
雨ごいについては欲しい体面が確かにありましたので候補に加えておきます。

文章は冗長に感じた部分を中心に短く修正します。
フォーク元との差別点は配分だけのようなものですが、そこがわかりにくかったとのこと。修正します。ただ、自分としては十分と考えていますが、具体的な指摘や別の人の意見もききたいところです。
恐れ入りますが、修正後の論も読んでご意見いただければ幸いです。
18/03/13 01:14
3あんこ
フォーク元との差別化は全く問題ないと思いますがCやDに多く振るメリットについての説明がもうちょっと出来るんじゃないかなと思いました。
例えばC調整については身代わりに関してだけではなく火力を上げることで倒せるようになるポケモンも沢山いると思いますし、Dについても色々な物理アタッカーの攻撃を2耐えしたり、メガガルーラの連続攻撃を耐えきることができる呑気とポリ2のDL対策ができる冷静のどっちが汎用性が高いかと言うとどうしても呑気の方が良く感じられてしまうのでDL対策以外にDに振ることで2耐え出来る相手の特殊技についての説明があればいいんじゃないかと思いました(ぺリッパーの耐久で特殊技2回を耐えられるかは分かりませんが・・・)
それとC調整のところで「より確実に身代わりを壊すためにできるだけ火力を上げるべきであり、Cに特化します」とありますが火力に振ることによって身代わりが耐えられるか否かが変わるポケモンがあんまり想像つかなかったので具体例が欲しいかなと思いました。
論についてはDに252振りきって無理やりDL対策をするという発想が面白かったです、参考になりました。
18/03/13 09:23
4sylx (@Camellia1948)
コメントありがとうございます。参考にしていただけて嬉しいです。

C特化のメリットは確かに必要ですし不十分すぎましたね。論自体が抽象的に偏るきらいがあったのでいくつか具体例を補足したいと思います。
D振りと呑気HB振りとの比較も考察します。ただ、私自身は行動保証をタスキに一任しても良い、タスキに頼らず2耐えを図る必要はない、と考えており、HBに振ってもタスキペリッパーの汎用性を損ねるだけだと感じているので(いうなればC以外に振りたい箇所が思い当たらない)少々時間をいただくかもしれません

修正後にも何か気になる点がありましたらコメントいただけると嬉しいです。
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