どうも桟敷です
今回投稿するのは今までポケ徹にあまり育成論の上げられてなかったケケンカニです
ケケンカニとは?
七世代で追加された蟹をモチーフにした新ポケモンです
キングラー、シザリガー、イワパレス、ブロスターと今まで多くの蟹をモチーフにしていたポケモンが存在しますが、このケケンカニはキワ・ヒルスタという深海にいる蟹がモチーフになってるんですね
深海の蟹なのに氷タイプなのは何故かと思う人も多いと思いますが、実はこのキワ・ヒルスタはその白い見た目と南極の寒い海に住んでいることからイエティクラブと呼ばれることもあるんです
そういうわけで氷タイプになったんですねぇ
さて少し脇道に逸れました、ここからが本題です
蟹ポケモン自体は先程も述べた通り珍しくもなんともないのですが、このケケンカニは全てのポケモンの中でも唯一の氷格闘タイプのポケモンです
氷格闘タイプは実はかなり昔から登場が期待されてるタイプのポケモンでした
氷タイプは耐性はボロボロなものの攻撃範囲は優秀で半減できるのは炎、氷、鋼、水の4つだけです。それに格闘タイプがつくことで鋼と氷タイプに抜群が取れるようになりより攻撃範囲に磨きがかかります
また、ケケンカニはカニらしくサブウェポンにクラブハンマーを覚え、格闘タイプらしく岩技と地面技を覚えます
また攻撃種族値も一般ポケモンの中ではかなり高い方である132でまた特性もメインウェポンの火力を強化できる鉄の拳、威嚇が入らない怪力バサミとまさに攻撃性能に関しては鬼といえます
ですが実際は対戦において悲しいほどケケンカニは使われていません
その理由は1つ、ゴミ耐性並耐久、鈍足であるからです
先程、氷格闘というタイプは攻撃面において優秀という話をしましたがその通り、攻撃面においてのみ優秀なのです
逆に耐性としては弱点が6個、耐性が3個しかないというゴミっぷり
また耐久種族値も低くはありませんがやはり並程度しかありません
また、素早さ種族値も低く優秀な攻撃性能を見せる前に殴られて死んでしまいます
きあいのタスキを持たせても先制技を持たないため一体倒して終わりになってしまう、そういうことからケケンカニは使われていません
トリックルームエースとしての適正
先程の欠点をできるだけ解消した上で優秀な攻撃範囲を生かせるのはトリックルームです
ケケンカニの素早さは43、これはトリル下で多くのポケモンを抜かすことができます。殴られる前に殴れば良いと言うわけですね
これを踏まえ採用理由は低い素早さ種族値と高い攻撃種族値、広い攻撃範囲を生かしたトリルエースとなります
非トリル下でも戦えることは戦えますが(ガブリアス、ランドロス、持ち物なしコケコなど)他のトリルエースと比べると厳しいです
他のトリルエースとの差別化
ここでは物理トリルエースとして下の三体をあげました
- メガクチート
○メガ枠を使わないこと
○威嚇が入らないこと
○技範囲(とくにクチートが苦手とするヒードランなどに遂行できる)
✕火力
✕先制技
✕非トリル性能(トリルでなくてもミミッキュの+1霊Zを耐える程度の耐久と耐性、剣舞不意打ちの抜き性能により活躍できることも多い)
- オニシズクモ
○技範囲(オニシズクモの攻撃範囲は実質水のみであり範囲は狭い)
○威嚇が入らないこと
✕ネバネバネットやミラーコートのような絡め技
✕非トリル性能(オニシズクモの耐性はむちゃくちゃ優秀で高いサイクル適性を持つ)
- ドサイドン
○威嚇が入らないこと
○四倍弱点を持たないこと(特に四倍弱点の先制技を持たないこと)
△技範囲(ドサイドンも優秀なため一概にこちらが優れているとは言えない)
✕岩Zによる超火力
✕非トリル性能(ドサイドンの物理耐久は凄まじく非トリル性能も高い)
指摘があったのでメガユキノオーについて触れます
- メガユキノオー
○氷+格闘の技範囲
○四倍弱点の有無
○メガ枠を使わない
✕素早さ
✕非トリル性能
✕先制技
他にもアイスハンマーを使えば使うほどトリル下では早くなることも差別化点
特性
てつのこぶしと怪力バサミで選択
てつのこぶしはメインウエポンのアイスハンマーの火力を上げられる点で有用です
一方、怪力バサミは相手依存だが少ないターンで決めなくてはならず交代でAダウンを解消できないトリルエースには嬉しい特性ですね
特に威嚇ポケモンで交代を繰り返してAをひたすら下げて行くプレイングを牽制できます
今回はランドロス、ボーマンダ、ギャラドスらに確実に遂行するために怪力バサミを選択します
持ち物、性格、努力値
持ち物ですが、やはり優秀な技範囲を生かすために命のたまが望ましいです
氷Zを持たせることでHB特化カバルドンをワンパンできる火力を持つため、カバルドンを意識するならそれもありでしょう
また、H252ギルガルドやH4メガメタグロスを地震Zでワンパンできるため役割破壊をしたいのなら地面Zもありです
性格は勇敢、素早さ個体値は0です
ちなみにこれでナットレイのジャイロボールの威力は50程度になります
調整ですが既にもう上がってるケケンカニの育成論のコメント欄のわにさんの調整をお借りしました
H132A252B124
H10n-1
A特化ガブの逆鱗+鮫肌+珠ダメ耐え(=非トリル下でも対面でガブを倒して生存できる)、A特化珠ハッサムのバレパン耐え、A特化メガガルの猫2回+不意討ち+珠ダメ2回を超高乱数耐え
完璧な調整ですね
特殊耐久としては臆病C252持ち物なしコケコのマジカルシャインをなんとか耐える程度です
技構成
確定技
- アイスハンマー
威力が高い優秀な氷物理技
また、トリル下では使うほど素早さが上がっていくが命中が不安定
H4テテフ 107.5~127.5%
HB特化ランドロス 193.8~230.6%
HB特化モロバレル 100.0~119.9%
HB特化カバルドン 73.9~88.3%
H252カバルドン 101.3~119.5%
- インファイト
威力が高く命中も安定な格闘技
BDが下がるのだけは注意(特に先制技には気をつけよう)
HB特化ナットレイ 98.8~117.6%
H252メガガルーラ 139.6~165.5%
H252ヒードラン 142.9~169.1%
HB特化ポリゴン2 78.6~94.7%
これらタイプ一致技の氷技と格闘技は範囲は優秀であり抜く必要がありません
選択技
- 地震
メタグロス、バシャーモなど炎ポケモン、ギルガルド、クチートなど格闘が等倍以下の地面抜群鋼ポケモンに撃つ技
H4メガバシャーモ 127.7~150.9%
H4メガメタグロス 75.0~89.7%
H252クチート 87.8~104.4%
H252ギルガルド 70.0~83.8%
- エッジ
ウルガモス、リザードンなどの炎やオニシズクモなどの氷と格闘のメインウェポンを半減する虫に打つ技
H4メガリザードンX 98.0~116.2%
H252オニシズクモ 101.1~120.5%
- クラブハンマー
こちらも炎ポケモンに撃てる技
地震やエッジとはまた別の技範囲があり威力も高いため採用に値するだろう
H4メガバシャーモ 127.7~150.9%
H4ウルガモス 145.3~171.4%
- 雷のパンチ
ギャラドスやオニシズクモ、ブルンゲルなどメインウェポンを半減する水に撃てる
H252オニシズクモ 76~90.8%
HB特化ギャラドス 102.9~123.7%
HB特化ブルンゲル 54.1~64.2%
ケケンカニがアームハンマー覚えないのは本当にクソだし、そもそも同じハンマーなのにクラブハンマーが鉄の拳適応技でないのも本当にクソだと思うゲーフリはケケンカニに鉄の拳適応技をあまり与えたくないんだろうがこのポケモンに別に与えても壊れにならないだろうって感じだ
苦手なポケモン
キノガッサ……全てのトリパの天敵でありこの蟹も例外でない。襷も無理
ギルガルド、グロス、カグヤなど……インファで抜群取れず地震で落ちない鋼はキツい
クレセリア、ムドー、オニシズクモなど……抜群を取れない物理受けはキツい
ミミッキュ……勝てません、素直に他に任せましょう
これらを意識してPTを組みましょう
おすすめな相方はトリルを撒けアタッカーにもなれるポリゴン2、ヤドラン
トリルを撒いていわゆる月光乱舞戦術が可能なクレセリア
また、キノガッサやミミッキュ、受けにも強いカミツルギなどです
それでは楽しいケケンカニライフを
次はガオガエンかジャラランガ辺りをあげたいなぁ