はじめに
ぼくらの夢は決して眠らないので初投稿です。- 指定のない限りすべてのポケモンは理想個体を想定します
- HP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さをH、A、B、C、D、Sの略称で表記します
今回もバトルロイヤルの育成論になります。
今回は「マイナーではあるがバトルロイヤルにおいて独特の戦法を見せることができるポケモン」を考えた際に、某所で見かけたパッチールが思い当たったので考察していきたいと思います。
パッチールについて
3世代出身のぶちパンダポケモン。特徴である斑模様はなんと約42億も種類があるとか。すげー。ホウエンを旅した人からは灰被りの草むらからよく出てくる印象が強いのではないでしょうか。ノーマルタイプですが種族値がオール60とどれも低水準で目立った強みもないため、いわゆるマイナーポケモンの中でもかなり地味です。
しかしそんなパッチールにも僅かな光が差します。5世代にて強力な隠れ特性あまのじゃくが配られ、さらに(PDW限定技であるものの)ばかぢからを手に入れたことにより、殴りながら筋トレするパンダとして少しだけ注目を浴びるようになりました。
…と思ったら6世代で
強み
ここまでボロクソに書きましたが、パッチールにしかできない芸当が実は2つあります。1つは「あまのじゃく+スキルスワップ」ができること。相手の積み技を実質的に封じたり、ダブルでは味方にあまのじゃくを渡してコンボを狙う(相方の特性がいかくだとなお良いとか)なんてことができます。
もう1つは「あまのじゃく+ねこのて」ができること。習得個体の用意すら難しいばかぢからだけには頼らず、ねこのてで使用後ランクダウンのデメリットが発生する大技を味方から引っ張ってきてパッチールをスーパー筋トレパンダにするといったことが可能です。
このうち後者の「相手を攻撃しながら自己強化できる」点が大きなポイントとなります。バトルロイヤルでは攻撃能力と生存能力が重要となるので、両者を兼ね備えたあまのじゃく式トレーニングは非常に強力な戦術と言えるでしょう。その中でもパッチールはねこのてにより(パーティはものすごく縛られますが)あまのじゃくとのコンボになり得る技を選択することができ、ある程度のカスタマイズ性があると言えます。
またバトルロイヤルでは、その場その場の状況によりますが、自分が攻撃を受けないターンが多かれ少なかれ生まれます。パッチール自身は狙われにくいポケモンとは言えませんが、単ノーマルタイプ故の弱点の少なさが幸いして相手が「弱点つけるからこいつを攻撃してやろう!」となることは少ないはずです。その隙を突いてあまのじゃくコンボを決めてやろうという魂胆です。
また、7世代になってパッチールが新たに習得した技が1つあります。それがスポットライトです。
スポットライトの強みについては前回の育成論でも紹介しましたがアオリア様のスターミー(育成論サンムーン/138)に詳しく書いてあってわかりやすいのでそちらを参照してみてください。
この技は能力値が低く高速アタッカーなどからねらいのまとにされやすいパッチールにとってかなりありがたいものです。他にも使えそうな技がありますが、詳しくは技構成の項目で後述します。
長くなりましたがつまり
- 下準備こそ要るが相手を攻撃しながら生存能力を高めることが可能
- スポットライトを始めとしてバトルロイヤルで有用な技をいくつか覚える
溢れ出るロマン
ねこのてについて
自分以外の『てもち』のポケモンの技のうち1つをランダムで使う。PPが減少するのはこの技のみ。
この技を用いて、あまのじゃくコンボを狙える技をパッチールに使わせます。なお、ねこのてで選ばれない技については以下のとおり。
- 技をコピーする技
- ランダム性の強い技
- まもる系統
- 道具に関わる技
- 倍返し系統
- 強制交代技
- 1ターン目に姿を隠し、2ターン目に攻撃する技
- その他
ねこのて候補技
- 物理
威力180+使えば使うほどB・D・Sが上がるわけのわからない性能になります。
特性もらいび以外に無効化されないほのおタイプなのも優秀。
基本的にこれを用意したいところですが、覚えたポケモンの調達がまず大変。
ガリョウテンセイ
Vジェネレートほどではありませんが、威力120+使う度にB・Dが上がると十分おかしい性能になります。
一貫性の高いひこうタイプである点も中々。
インファイト
ガリョウテンセイと比べて、今ではかくとうわざの通りがあまり良くないので少し見劣りするかもしれませんが、割と多くのポケモンが覚えられるという点がナイス。
ばかぢから
自力で使える個体が絶滅危惧種なので候補に。Aが上がることで無双しやすくなりますが、Dが上がらないのがやや痛い。
※いじげんラッシュはときはなたれしフーパ以外が使用すると失敗するので除外
- 特殊
上がるのはBだけですが、音技全体攻撃である点が光ります。しかし、所詮不一致な上にバトルロイヤルでは全体攻撃の威力が半減されるので火力はかなりしょっぱいです。
フルールカノン・サイコブースト・オーバーヒート・リーフストーム・りゅうせいぐん
使うとCが一気に2段階上がりますが、耐久面が上がらないのがきつい。
以上の候補から見て物理技の方が粒揃いであり、とにかく飛んで来るいかくを餌にできるということから物理型を推奨します。
一緒に用意すると良いポケモン
で、これらの技+ねこのてで引かれない技を覚えたポケモンを用意する必要があるのですが、何せそんな技構成のままソロでも活躍できるポケモンなんてだいぶ限られてきますので一部紹介しておきます。一般級
- ドーブル
- メタモン
特性かわりもので目の前(対角線のコーナー)にいる相手に変身します。メガシンカや能力アップしまくった相手をコピーできるとおいしい。
- フライゴン
- ランドロス
- ジャラランガ
- カプ・コケコ
- (メガ)ラグラージ
- (メガ)ルカリオ
- メガジュペッタ
禁止級
- (メガ)レックウザ
- ミュウ
ここまでやたらタメ技を持ち上げたことから「タメ技とかうんこじゃんw」とお思いになる方もいるでしょう。私もかつてはそうでした。しかしバトルロイヤルにおいて「姿を隠すタイプのタメ技」は「攻撃対象が相手からはわからない」「(一部例外を除き)攻撃の回避と同時に相手同士の潰し合いが見込める」ので中々優秀な技に化けます。
特性
コンセプト上あまのじゃくで確定とします。マイペースやちどりあしはあばれるとのシナジーがありますが、基本的にあまのじゃくが便利すぎます。
性格・努力値
H:ぶっぱ(8n-1)
D:端数
S:最速
できるだけ総合耐久も上げたいのでHにもガン振り。
持ち物
- マゴのみ
あまのじゃく式トレーニングによるBD上昇やスポットライトによる攻撃誘導によりHPがギリギリまで残りやすいので発動条件を満たしやすく、回復量も大きいということでうん、おいしい!
食べると混乱するものでなければ、フィラ・イア・ウイ・バンジのいずれかでもOKです。
- オボンのみ
- たべのこし
技構成
- 確定技
今回の型のコンセプトを担う技なので確定。
使用モーションがかわいい。
- 準確定技
「自分を標的から外すことによる防御」「特定の相手の攻撃のムダ打ち」「攻撃の集中による狙った相手のリタイア」などに使える便利な技。(もろ引用)
あまり使いすぎるとヘイトを溜めるので多用は控えるようにした方がいいかも。
7世代からのタマゴ技なので5世代限定のばかぢから習得個体だと使用できません。無念。
- 選択攻撃技
習得個体の入手こそ今ではかなーり大変ですが、ねこのてに頼らず筋トレできます。
ふいうち
唯一の先制技。撃破点をかすめ取れますが素のパワーがないので、狙うなら本当に瀕死になりかけのポケモンに。
- 選択変化技
自分以外の全員をこんらんさせます。
7世代で混乱の状態異常こそ自傷率50%→30%に弱体化しましたが、バトルロイヤルにおいては強烈に場を荒らせる技であることに変わりはありません。運こそ絡むものの、自傷した隙にあまのじゃく式トレーニングを済ませられたり、自傷で倒れればこちらの撃破点となるのでオススメ。
まもる
ルール問わず便利な技。
バトルロイヤルではその場しのぎが割と大きなものになります。
バトンタッチ
筋トレの成果を味方に繋げられます。
ただ、ねこのて構築の都合上味方の技は癖のあるものばかりなのが不安材料。
能力値の低いパッチールでがんばるか、技はアレだけど能力値の高い味方でがんばるかはその時その場を見て判断してください。
運用法
基本的に場の状況を吟味し、隙を見てねこのてを使う→殴り込みをかけながら能力を上げていくというスタイルを取ります。ねこのてで選ばれた技の攻撃対象はランダムなのでどちらかというと能力上昇がメインとなりますが、パッチールに引かせる技は大技ばかりなので相手へのとどめがさせる可能性はそれなりにあります。幸い、フラフラダンスにスポットライトと場を荒らせる技を持っているのである程度自分から隙を作り出すこともできます。
能力を十分に上げたら、そのままパッチールで殴り込みをかけるか、バトンタッチで味方に暴れさせるかしてやってください。
高速高火力のアタッカーからはこちらの耐久が高くないのを良いことに狙われやすいので、そんなやつらが場にいたらスポットライトやまもる等で防御した方がいいです。(体感)
おわりに
ここまでご覧いただきありがとうございました。ロマン戦法であることは脱し切れていませんが、パッチールが唯一輝ける場所こそバトルロイヤルだと私は
この論を読んでいただいた誰かが「バトルロイヤルでマイナーポケモンを活躍させてみよう」という考えを持つに至ってくれれば幸いです。
60


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特攻
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