はじめに
Qと申します。2回目の投稿となります。今回はカプ・レヒレの考察をしていきます。不要との声が多ければ削除致します。間違い等あればコメントで指摘ください。
以前、同じ育成論を投稿いたしましたが、「論自体が見にくい」「持ち物についての説明が少ない」「相性の良い仲間を追記してほしい」とのコメントをいただき、それを踏まえ、コンセプトを変えずに大幅修正したものになります。
- 注意点
本育成論は、HABCDSなどの非公式略称などを用います。
個体値は全て理想個体を前提にしています。
採用理由
1.パーティー単位で状態異常を無効できる
これが一番の採用理由。場に出すだけで眠り、やけどによる役割破壊や、麻痺や凍りによる運ゲーを避けることが出来、パーティーに安定性をもたらす。ただ、浮いているポケモンには効果が適用されない点については注意が必要。
2.流し性能が高い
水妖という組み合わせは、抜群3、半減6、無効1とかなり優秀である。そのうえ、Hは70と並であるものの、B115D130と物理特殊両方に高い耐久を持つ。なので、有効打を持たない相手は高確率で交代してくる。相手の受け出し時に負荷を与えることが可能。
3.安定した削り性能
2で水妖というタイプの組み合わせの優秀さについて記述したが、攻撃面でもかなり優秀である。一致技のどちらかが、ナットレイやフシギバナなどを除き、等倍以上で入る。Cも95と低くないので、安定して削りを入れることが可能である。そのうえ、自然の怒りというカプ系専用技を持っており、相性の悪い相手にも無理やり削ることが可能。
欠点
1.高速回復技を持たない
レヒレは高耐久ではあるが、自己再生などの高速回復技を覚えない。それにより、繰り出せる回数や居座れるターン数が限られてくる。
2.構築の幅が狭まる
ミストフィールドの性質上、相手も浮いてなければ状態異常にならない。なので、構築に毒みが型やあくびループ型のポケモンは組み込みづらい。ということは、相手から見て自分のポケモンの型がバレやすくなる。忘れられがちだが、ドラゴンタイプの技が半減されることにも注意しなければならない。
今回のコンセプト
サイクルにより多く参加できるよう、火力よりも耐久に努力値を割く。そのうえ、サイクルを回す上で相手の交代際などに安定して削りを入れる。
もちもの
欠点1をできるだけカバーするためにも、食べ残しorオボンのみor半分回復きのみのどれかで確定。黒い霧zも回復ソースになりえるが、技スぺが足りないので別の型で使ったほうが良い。簡潔にそれぞれの候補の特徴を説明する。
- 食べ残し
ほぼ間違いなく発動するが、回復量は居座りターン数に依存する。自分が使っていた感じでは3/16~7/16くらいだった。使いやすいので個人的には一番オススメ。
- オボンのみ
比較的発動しやすく、回復量も1/4とそこそこ回復する。対メガボーマンダなどには一番安定する。
- 半分回復きのみ
一番発動しにくいが、半分も回復する。耐久が高めなレヒレなので発動する機会は少なくなく、有効打を持たない相手を詰ませることが出来る。
役割対象
バシャーモ、ランドロス、リザードン(メガリザX)、メガボーマンダ(A振りだと厳しい)、メガギャラドス、カバルドン、テッカグヤ、ガブリアス、マンムー、ヒードラン、バンギラス、ウルガモス、ポリゴン2など
使用率上位30位以内のみ記載(技構成や型などでかなり曖昧になるポケモンもいる)
性格
役割対象の多くが物理アタッカーなので、物理耐久を引き上げられる、 図太いで確定。
努力値
H252 B100 S156
実数値
177-x-162-115-150-125
H 受ける範囲を広げるためにぶっぱ。16n+1調整。
B 残りをぶっぱ。物理耐久をあげるため。
S 最速テッカグヤ、バンギラス抜き。
- Sにかなり振っているが、特化メガリザYのソラビや陽気Aぶっぱカミツルギのリーフブレードは確定耐えする。
- テッカグヤに確実に上から挑発を入れられるよう、最速抜き調整。これだけ振ると準速ガッサなどが抜ける。
- オボンや半分回復きのみを採用する場合、Hから8をBに回せば4nとなり、回復量最大となる。レヒレミラーでは、怒りを撃ち合うパターンも少なくないので発動できる機会が増える。その上、メガボーマンダの捨て身などの乱数がズレるためオススメ。
技構成
基本的に、水枠/ムンフォ/挑発/選択という構成推奨。
☆水枠
- なみのり
命中安定、威力90、PP15という優秀な技。基本的にこれをオススメする。
- しおみず
自然の怒りとのシナジーがある。が、大抵H奇数調整しているため、ステロ展開などとの併用をオススメする。条件さえ満たせば、ドロポン以上の火力を命中安定で撃てるのは魅力。ちなみにではあるが、怒り+しおみずでHDカバを確定処理出来たり、D4メガバンギラスを高乱数で落とせたりと具体的なメリットも存在する。(条件を満たしていれば)
☆妖枠
- ムンフォ
レヒレのフェアリー最大打点なので確定。
☆補助枠
- 挑発
ナットやカグヤの宿り木や、カバのステロを防ぐことが可能。これがあるだけで、耐久ポケモンへの対処がしやすくなる。しかし、非常に読まれやすいので注意が必要。
★以下選択(削りを入れるための技を候補に入れている。)
- 自然の怒り
強制的に半分削りを入れられる。不利対面でもしっかり削れるのが強みだが、命中不安技なので注意が必要。
- 瞑想
もともと高い特殊耐久をあげられるのがポイント。一回でも積めれば、相手サイクルにより負荷をかけられる反面、ナットやフシギバナにはさほど意味がない点や相手の受け出し時に合わせて削っていけない点が自然の怒りよりは劣っている。
この型の強み
当然ながら、Cに一切振っていないため最メジャー型であるミズz型やメガネ型には火力は劣る。しかし、前述した通り、役割対象になりうるポケモンが多く、レヒレがいなくなるとサイクル崩壊というパターンも少なくない。耐久に大きく振るこの型の強みとしては、『サイクル崩壊を防ぎ、サイクル戦に競り勝ち易くなる』と考えて貰えれば良い。ただ、レヒレ自体めちゃくちゃ耐久があるわけではないので、Z技などによる崩しは防げない。
当たり前だが、ミズzの瞬間火力が有効であることも少なくはないので構築との相談が必要である。
黒い霧zは技スペが少なくなるため、水妖の一貫性か、挑発での耐久への圧力か、怒りor瞑想での削りのどれかを捨てる必要があり、コンセプト自体が変わってしまう。
ダメージ計算
目安程度に記載する。
- 被ダメ
物理
非補正Aぶっぱガブリアスのじしん 36.1~42.9%
非補正A4振りメガボーマンダの捨て身 47.4~55.9%
A1段階上昇非補正Aぶっぱメガギャラのじしん 41.2~48.5%
特化メガリザXのフレアドライブ 30.5~36.1%
特化メガバシャのストーンエッジ 31.0~36.7%
特殊
C1段階上昇特化ウルガモスのオバヒ 42.3~50.2%
特化テッカグヤのエアスラッシュ 28.8~33.8%
特化霊獣ボルトロスの10万ボルト 84.7~99.4%
特化メガリザYのソーラービーム 79.0~93.7%
C1段階上昇特化ポリ2の10万ボルト 66.6~79.0%
- 与ダメ
なみのり
HD特化カバルドン 40.0~48.3%
H4振りウルガモス 59.6~70.8%
H252テッカグヤ 24.8~28.4%
無振りメガバシャ 74.8~90.3%
無振りマンムー 78.9~94.0%
晴れ下D4メガリザY 27.4~32.6%
ムーンフォース
無振りガブリアス 63.3~76.5%
無振りメガリザードンX 37.9~45.7%
H4振りメガボーマンダ 66.6~78.3%
H4振りメガギャラドス 49.1~59.6%
砂下D4振りメガバンギラス 34.2~41.1%
相性の良い味方
- ランドロス
ミストフィールドの恩恵は受けないものの、レヒレとの相性補完が優れている。蜻蛉でサイクルを回せる点も◎
- マンムー、マンダ
所謂、マンマンレヒレ構築。相性補完に優れる。マンムーでステロを撒き、レヒレで削り、マンダで抜いていくイメージ。
- メガハッサム
個人的にかなり相性がいいと思っている。相性補完が出来ている上、やけどをケアする必要がなくなりガンガン積んでいける。蜻蛉でサイクル回せるのも高評価。
おわりに
最後まで閲覧ありがとうございました。
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