はじめに
- 初投稿になります。至らぬ点などもあると思いますが、ご容赦頂けると幸いです。
- この育成論では、指定がない限りお互いに理想個体であるとします。
(ただし、マシェード側のAとSはなくても構いません)
- また、H,A,B,C,D,S等の略称を用います。分からなければ各自で調べていただくか、コメント欄でご質問いただければと思います。
- 追記
物理受けという言葉が不適切であるとの指摘がありましたので修正しました。
基本的にはタイプ相性で半減以下で受けられる,耐久ポケモンで火力がない,後攻とんぼ返りなどで無償降臨ができないなどの条件がないと後出しが難しいです。
そのため、起点作りという話で進めております。
また、その一貫として居座りAを下げる、体力を削る、交代読みからの複数催眠など突破されにくい状況を作り出せます(他の耐久ポケモンのように確率は高くないですがそのまま削りきることも不可能ではありません)
マシェードについて
サン・ムーン レート戦シーズン1できのこのほうしを使える貴重な新ポケモンになります。
きのこのほうし故にライバルは多いです。
ただし、専用技ちからをすいとるのおかげで差別化は可能です
効果はA1段階下降&相手のAの実数値分HP回復です
これ故に物理相手には弱点をつかれていても耐久が可能になります
下記に(未解禁のポケモン含めて)差別化の理由を書いておきます
- パラセクト
現在マシェードと並んできのこのほうしを使えるポケモン
対物理技への耐久の種族値はH60-B80と同値だがDがマシェードの方が20高い
ウェポンとしてのフェアリー技の範囲が広い
また、4倍弱点を2つ抱えるパラセクトに対してマシェードは1つ
ただしフェアリー対策で多い毒技で簡単に沈む
- モロバレル
ライバルその1。
物理耐久面ではH114-B70と基本的に負けており夢特性の再生力故に起点を作りやすく、後にも仕事がしやすい(基本的に削れたマシェードは特性ほうし以外の仕事がない)
ほぼおなじ運用である襷モロバレルが光合成による回復とイカサマによる削り性能であるが、弱点をつかれる相手に居座りが難しい
マシェードならばちからをすいとるによる回復は物理アタッカーならば初回はほぼ全回復が出来ること、全回復ができないほどAが下がった相手ならば基本的に受けられることなどがあげられる。
受けループなどではモロバレルの方が有用だが、対面でも処理できるという意味で差別化はできている。
- キノガッサ
ライバルその2。
AとSの高さとテクニシャンによって挑発や草相手でも止まらない睡眠メタ必須のポケモン
こいつのおかげでORASまでは草ポケモンorゴーグル必須でした←
運用法自体が違うので、比較するのもおかしいが一応Dの値が勝っていること、(相対的にマシェードはほうし以外ほぼ有用な選択肢がないので)ほうしによる物理への後出しによる状態異常という仕事がある
ただし、ガッサも同様なことが出来るので基本的には運用法とちからをすいとるでの差別化となる
型紹介
- 持ち物
襷で確定です。
弱点が多い上に耐久が極端に高いわけでもないので、簡単に確1とられます
実で対策しようにもガブリアスのどくづき、メガメタグロスのコメットパンチなど分かれている上に耐えたところで確実に突破が出来るわけではありません
それ故に先発で安定し、最低限の仕事が可能な襷とします
- 性格
物理相手に起点として運用したい&AとSが不要なためずぶといorのんきとなります
イカサマのダメージを抑えるかトリル下でトリルアタッカーの上からほうしを打ちやすくなるかの違いですのでここは好みとなります。
運用しているとバルジーナのイカサマなどを受ける機会がありましたのでA下降のずぶといを優先しています
- 努力値
H252,B252,D4で確定です
仮想的などで調整はしていません。仮にするとしてもBを削ってしまっては起点作りとしての仕事ができなくなることと、ちからをすいとるとやどりぎのタネなどで簡単に確定数が変わってしまうためHBぶっぱ安定です
- 特性
ほうしとあめうけざらで選択です
ほうしの場合はきのこのほうしを入れる前に役割対象に直接攻撃による毒、麻痺などで事故を起こす可能性があります。
メガボーマンダなどにからげんきで突破されてしまうということも考えられます。
(コメントでご指摘をいただきました。ありがとうございます)
あめうけざらにすればその事故をなくすことができ、ペリッパーなどの雨下において耐久を上げることができます
ただし、襷を消耗したりHPが残り少ない仕事のなくなったマシェードを後投げして状態異常を狙うといったような戦法はとれなくなります。
起点という使い方ならば後続の積みアタッカーに引くことが考えられるため、その後後投げで状態異常にすることで突破ということも実際にありました。
このようにそれぞれメリット、デメリットがあるため選択とさせていただきます
確定欄はタイトルが起点作りとしているため、あめうけざらにしております
技構成
ちからをすいとる
専用技。物理相手へのA下げ起点作りと回復を兼ねるため必須
きのこのほうしの後は即引き以外基本的にちからをすいとる安定となる。
居座りの場合でも回復でき、交代されても特殊アタッカー相手ですら半分以上回復でき、物理アタッカーならA1段階下がった状態で対面出来る。
きのこのほうし
命中100の睡眠は安心感があります。ただし、カプ系のフィールドやぼうじんなど一定数無効にしてくる相手もいるため要注意
やどりぎのタネ
草以外に定数ダメージを与えられる。時間はかかるが回復とダメージを兼ねられるため優秀。どくどくと選択。遺伝技
どくどく
毒と鋼以外に入れることができ、遂行速度が上がる。また、交換されても一定の負荷がかけられる
ただし、耐久面に不安があることと睡眠と毒が併用できないので基本的には草タイプ、ぼうじん持ちへの遂行技。汎用性に欠ける。やどりぎのタネと選択
ムーンフォース
タイプ一致フェアリー技。C90あるため抜群ならある程度負荷がかけられる特殊相手にもムーンフォースでCが下げられれば耐久の可能性が出来る
また、挑発などで何もできなくなるので攻撃技はあるに越したことはない
2度目の睡眠後などのダメージ加速用。ギガドレインと選択
ギガドレイン
耐久を考えるならばギガドレインも選択肢に上がる。
ただし、抜群でもギガドレインだけで回復は難しく一度ちからをすいとるを挟むことを考えると負荷のかけられるムーンフォース推奨。
なお、ゆめくいについてはギガドレインのタイプ一致>ゆめくい&限定的なので候補外
運用法
基本的には先発or死に出しで出します
ドラゴン技読みで出しても良いですが、こだわっていない高火力相手だとリスクが大きいです
相手に複数回攻撃がなければきのこのほうしから入り、ちからをすいとるで回復して下さい
先に宿り木をまいてもいいですが、最速起きされた時に確実にやられます
起点作りの場合は即引きでもいいですし、ちからをすいとるで回復してから交換でもどちらでも運用できます。
役割対象について
- 有利なもの
メガギャラドス(挑発),ガブリアス,カプ・テテフ,メガメタグロス,メガハッサム,メガボーマンダ
- 不利なもの
アローラベトベトン,複数回攻撃、ステルスロック、天候相手、身代わり、挑発
主にダメージ計算に書かれているものには対面から相手をすることができます
襷で耐えることを想定しているため、複数攻撃を持っているものに関しては火力次第ですが相手が難しいです
また、カプ・コケコ、カプ・レヒレに関しては睡眠が無効化され、カプ・ブルルに対してはタイプ相性から無効化されます
カプ系についてはカプ・テテフのみ相手ができます
フィールドは他のポケモンにも有効なため基本的には選出しないほうが良いでしょう
ただし、ボーマンダのように飛行または特性:浮遊持ちの場合はフィールドが無効化されるため相手が出来る可能性があります(ただし上記3種のカプ系に交換で無効化されるためかなり厳しいです)
メガギャラドスに関しては攻撃技のたきのぼり、噛み砕く、地震は半減のため受けられます
またこおりのキバも舞っていなければ乱2であるため襷を残した上で起点作りが可能です
メガギャラに関しては挑発がなければ後投げも可能です
ギャラドス、メガギャラドスどちらの身代わりもムーンフォースで確実に壊せますので身代わりで詰むこともありません。
現在多様なポケモンが使われている途中で環境も多々なポケモンがいますので、明確な相手は明記したもののみとなります
今後役割対象が分かり次第追加していきます
また、型違いや特定の技を持っていた場合には相手ができないなどの情報がありましたら教えて頂けると助かります
ダメージ計算
基本的には抜群以上は受けられないと思って良いです
以下は育成論を考える上で考慮したものと使用する可能性のあるダメージ例の一部です
- ムーンフォース
無振りガブリアス62.2%〜73.2% 確2
無振りメガボーマンダ68.2%〜82.3% 確2
無振りカプ・テテフ31.0%〜37.2% 乱3
H252B252上昇補正メガギャラドス 29.7%〜35.6% 乱3
HB特化でも身代わりは確定で壊せます(上記条件で120%〜144%)
- 受けるダメージ(順にA無補正,1段階下降,2段階下降)
A252上昇補正ガブリアス どくづき
100.5%〜119.7% 確1,67%〜81.4% 確2,52.6%〜62.2% 確2
A252上昇補正メガメタグロス コメットパンチ
118.5%〜140.1% 確1,80.2%〜94.6% 確2,61%〜71.8%,確2
A252上昇補正メガハッサム バレットパンチ
62.2%〜75.4% 確2,40.7%〜50.2% 乱2,32.3%〜39.5% 乱3
A252上昇補正ベトベトン ダストシュート
194%〜229.9%,129.3%〜153.2%,100.5%〜117.3%
対面からでは勝ち目がありません。素直に引きましょう
A252上昇補正メガボーマンダ すてみタックル
144.9%〜172.4%,97%〜114.9% 乱1,73%〜87.4% 確2
C252カプ・テテフ ムーンフォース
19.7%〜23.9% 乱5/-/-
A下降補正A0 バルジーナ イカサマ
4.7%〜5.9% 乱17
A補正なしA31バルジーナ イカサマ
7.1%〜8.9% 乱12
A252上昇補正メガギャラドス こおりのキバ
40.7%〜47.9% 確3,26.3%〜32.3% 確4,20.3%〜25.1% 乱4
※3舞メガギャラドスのこおりのキバで乱1です
最後に
現在はキノガッサなどが解禁前のため、基本的に草タイプはほとんどいません。
また、マシェード自体がマイナーであるためほうし持ちであることやガブリアスが逆鱗をマシェードにうってくる相手すらいました
挑発などの対策なしでは完封からの3タテできることすらありましたのでポテンシャルは持っていると思います。
育成論についての意見、質問などはご自由にどうぞ
まだマシェードというポケモンの型などは考察がほとんどされておらず、別の形での運用法があるかもしれません。