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白き闇・黒き光〜殺し屋物語〜
第二十三章 平然
著 : 窮爽
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〜有氷視線〜
…ここらへんか…この床を壊せば…
有氷は入れない部屋の階の上に来ていた。そして、丁度あの部屋の真上らへんに来ていた。有氷はゴローニャを繰り出した。
「ゴローニャ、ここを中心的に地震。」
有氷はそう指示した。ゴローニャは地震を繰り出した。激しい揺れが起こる。そして、そこの床は崩れた。ゴローニャは素早く転がる。有氷はゴローニャをモンスターボールに戻し、覗き込む。
「…誰も…いない…」
有氷はそう呟く。部屋には何もなかったかのようにきれいに整えられていた。有氷は部屋に飛び降りた。その時、足に痛みが走ったが、すぐに立て直す。そして、部屋をくまなく調べた。しかし、何も見つからない。
「…あの声は確かに・・・」
確かにあの声は……聞き間違えるはずがない…
有氷は一度、ムクホークに乗り、上の階に戻る。そして、また探索を始める。
…とにかく・・・黒幕を見つければ分かるはず…
有氷はそう考えながら探索していた。そして、とうとう一番上の階にたどり着いた。
…やっぱりおかしい…コピーがいなかったといい、部屋には何もなかったといい…何をたくらんでいる…
「…とにかく、すり替えられた人たちを探さないと…」
有氷はそう呟くと歩きだす。すると―
「すみれさん!」
「…!?」
聞き覚えのある声が聞こえ、有氷は驚いて振り向いた。そこには、ありか、玲、四天王の4人がいた。
「本当に心配したんですよ?」
「……」
「今までどこにいたんだ?」
「……」
「俺たち、ここを突き止めたんです。」
「……」
「どうした?黙り込んで。」
「……」
「けがをなされているのですか?無茶をしてはいけません。」
「……」
「一緒に行こう。」
「……」
ありかたちが話すも、有氷は黙り込んでいた。変わりのないありかたち。しかし、有氷は―
シュッ!
有氷は武器の針金のヨーヨーを伸ばした。ありかたちの体を貫いていき、その場に倒れた。しかし、出たのは血ではなく、部品だった。ありかたちのコピーだったのだ。
「…お前達に騙されるほど、私は鈍くないんだ。」
有氷は歩きながらそう言い放った。
…早く見つけないと…
有氷はそう思いながら急ぎ足で探したのだった―
〜玲視線〜
まずいな…捕まってた人たちには会えたが、これじゃあ意味がないじゃないか…
俺は焦りを感じていた。催眠術で眠らされたようで、眠っている間に俺たちは部屋に閉じ込められたらしいな…
「あぁ!あいつマジでムカつく!」
「…珍しいな。俺も同感だ。」
大都はあいつに対していらついている様子だった。全くだ。あぁ、今からでも殴りにいってやりたい。
俺はいらだちを覚えながらも、どうすれば今一番いいのか考えていた。
「ポケモンたちも奪われたようですしねぇ…今のところ、出られる見込みはないようですね。」
「…少し黙ってろ。」
ルイの言葉はもっともだ。だが、今の俺には何故か嫌味を言われているような気分だった。
「でも…このままだと…」
「だが、出ようにも出られそうにない。」
ありかは心配そうにいい、がいは冷静に言う。俺はただ、これからどうするべきか、ただひたすら考えた。
「…あの人はなにをしているんでしょうね?ホントに…」
「…分かりませんが、私達と同じことをしているのは確かではないでしょうか?」
安藤さんが呟き、コルマが予想を言う。
…だとしても、助けてくれるとも限らない。…いつ来るかわからない。……
「まあ、気まぐれだしな?お前もそうカリカリすんな。」
「…気まぐれ?とんだ、性格だ。…カリカリしているわけじゃない。馬鹿のお前に言われたくない。」
セイは俺に言った。俺は少し苦笑して言った。
…カリカリしてるんだけどな…分かってるんだ。…
「…玲、信じよう。今はそれしかない。」
「…そうらしいな。」
勇騎は冷静に言う。俺はそれに納得し、言った。…まあ、納得してない部分もあるんだけどな…
「…あぁ…そうだ。」
「…何かいい案でもあるのか?」
「なぞなぞでもしましょうか。」
ズコッ!
俺は思わず前かがみになってしまった。は!?なんだ!?こいつ!
俺がそう思う中、ほかのやつらは全く―
「お!いいね!」
「そうですね…こういう時こそ…ですね。」
おいおい!?こんな時こそ、策を考えろよ!?こいつのせいで不陰気が一気に気楽になってしまった。すると―
「玲、お前やらないのか?」
「…やるわけがないだろう。」
「ほぉ…なぞなぞがお嫌いで?そうですよねぇ…なぞなぞっていろいろとややこしいですからねぇ…玲さんでもわからないでしょうねぇ…」
……こいつ…ホント、何なんだ!?おぉ…やってやろうじゃないか…!プライドを壊されてたまるか!
「…やってやる。」
「そうこなくっちゃ。では、一問目行きますよ〜。」
「よし!フライパンだ!」
「ぶっぶ〜…違いますよ。正解はパンクしたタイヤですよ。」
「は!?それ、なぞなぞでも何でもないだろう!」
「ほ〜、では玲さんは食べれるのですか?」
「くっ…」
食べれないが…なぞなぞか!?やっぱ認めたくない…!こいつの性格、なんか変わってるし…
「…玲さんも少しリラックスできたのでは?」
「……」
…そういえば…そうだな…
俺はルイに言われてハッとする。
「こういう時こそ、リラックスが必要ですよ。そうじゃないと、頭が回らないですからね。」
「……」
こういう時こそ、リラックス…か……それも…良いかもしれないな…
「…そうだな。」
俺は自然と笑みがこぼれた。…笑顔、いつぶりだ?俺たちはそうして、部屋で過ごしていた―
〜有氷視線〜
…ここか…?
私はある部屋の前に来ていた。鍵もかかっているようで、恐らくここだろう。私はエンペルトを繰り出した。
「エンペルト、冷凍ビーム。」
エンペルトは扉に冷凍ビームを繰り出した。しかし、また何かに跳ね返された。
「チッ…鍵を手に入れるしかないか…」
私は悔しながらも、冷静に鍵を手に入れることにした。そして、部屋を見つける。私はその部屋へと足を踏み入れたー
2011.4.15 21:02:44 公開
■ コメント (5)
※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。
11.4.16 00:00 - 窮爽 (monoraru) |
こんばんは〜 明日授業参観でだるい私です〜((関係無い 金針のヨーヨー、何だか楽しそうですね♪((やりながら/ぉぃ パンクしたタイヤwwwそれはなぞなぞの意味を知らないんj((殴たぶん「パンでも食べられないパンは?」ですよねっ 私だったらパンダですよ、色々答え方はあるんでしょうね(笑) そして部屋の奥に誰か潜んでそうな・・・ もうすぐ最終回ですか、ワクワクなんだか寂しいんだかよく分からないです(@。@) それでは読みますねノノ 11.4.15 23:56 - papiko (papiko) |
そよかぜさんへ こちらもさみしいです(T_T)その分、いい新作を考えますので! 謎の部屋。嫌ですね… 有氷「あれはもう望雅だ。」 一同「うんうん」 ルイ「そうですか?」 うん。絶対そう。 コメありがとうございます!いいクライマックスになるように頑張ります!!それでは! 11.4.15 21:47 - 窮爽 (monoraru) |
こんばんはw いやもうすぐ最終回!?いやだな・・・うぅ寂しいです 謎の部屋に・・ 皆様立場を考えて・・・つかまったって!? 望雅「立場を考えt「お前が言うな!クラウン!!!」瑠璃 望雅「五月蝿いですネェ?」 いや君達こそ考えようね??? これからクライマックスとっても楽しみです!頑張ってください! 11.4.15 21:20 - harumi (34sykm) |
さ、謎の部屋を発見!で、もうすぐ最終回! それでは! 11.4.15 21:03 - 窮爽 (monoraru) |
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明日授業参観なんですか!?というか、土曜日もなんですか?
私のところはまだ授業参観はなくて、土曜日はお休みです^^
頑張ってくださいね!
パンクしたタイヤw
ルイ「食べれないでしょう?”パン”という文字もありますし。」
玲「それは、違うだろ…入ってるけどな・・・?」
まあね…ルイ・・・おかしくなってるぞ!?性格とかが!?
部屋には何があるのか…次回です!
コメありがとうございます!それでは!