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白き闇・黒き光〜殺し屋物語〜
第一章 有氷
著 : 窮爽
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バン!
そんな銃声の音がカイナシティに響く。銃声がなっということは銃が撃たれた。撃たれたということは誰かが死ぬ。死ぬということはだれかが殺した。
「…中はただの機械じゃないか…」
そういいながら銃を持った有氷は呟きながら腰に銃を戻す。撃たれたのは町の住人…のコピー。血が出ると思いきや、撃たれたところから部品が出てくる。どうやら中身は機械のようだ。そんな様子を町の人々は茫然と見ている。
「あれがコピー…?」
「機械だったのか…」
「だけど…あの人は…?」
町の人々はひそひそと話している。すると、キキィ!ジュンサーがバイクに乗ってやってきた。銃声の音を聞いて駆けつけたのだろう。ジュンサーはコピーを見て驚いた。
「これは…!…コピー…のようね……コピーを止めてくれたことには感謝するわ。でも、止め方に注意を―」
ジュンサーがそういいながら有氷のほうを振り向く。しかし、そこにはすでにいなかった。ジュンサーはため息をつくと、署に電話する。
「カイナシティでコピーが現れたようです。コピーは女性が放った銃により壊れたようですが…止め方にも問題がありますし、それに―」
ジュンサーは急に声をひそめて言った。
「その人、噂の殺し屋だと思うんです。」
「取り調べは勘弁だ。こっちの都合も考えてほしいものだ。」
有光氷闇は森に来ていた。町の方角を見ながらため息交じりにつぶやく。そして、また森を歩きだす。
「…この間は声を掛けられてどうなるかと思った…あの2人はいなかったから運がよかったのかもな…」
有光氷闇はまた、ため息交じりにつぶやく。すると、後ろから声をかけられる。
「おぉ、有氷じゃないか。」
「…お前には警戒心というものがないのか。」
その声に有氷は呆れ気味に言った。声をかけてきたのはある男性だった。彼の名はトウロ。彼は先ほどのジュンサーの弟なのだ。彼はトレーナーで、ホウエンリーグに出場するため、旅をしているそうだ。有氷というのは彼が勝手に略して読んでいるのだ。
「相変わらず冷たいなぁ。あの時助けてくれたじゃん!大丈夫だって!姉ちゃんだってここまでは聞こえないし。」
「…馬鹿か。それに、ただの気まぐれだ。」
有氷はさっさかと歩き出す。トウロは口をとがらせながら言った。
「ひっでー。馬鹿はないだろ。それに気まぐれじゃないだろ〜。」
「…あの2人に殺られてしまえ。」
そんなトウロに有氷はボソッと誰にも聞こえないような声で言った。そして、走りだす。
「あ!ちょっと待てよ〜!」
トウロはそのあとを追って言った。有氷はそのまま走っていく。すると―
「…ん?あれは…人?あぁ、そうか。人か…え?」
上から何かが落ちてくる。有氷は一度見て納得すると、もう一度驚いた様子で2度見した。遥か後ろからトウロが走ってくる中、人は落ちていく―
この時、その者と出会った瞬間から覆され始める―
2011.4.4 19:07:07 公開
■ コメント (5)
※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。
11.4.5 13:22 - 窮爽 (monoraru) |
こんばんは〜 あの2人に殺められてしまえとなw すみれ・・・えっと有光はやはり毒舌ですね^^; キュー「はぁ?毒舌って全然普通だろ((きょとん」 あ、もうお前は域を越してるか((凍える風当てられ そして機械だったとは・・・あ、 私の頭部分のネジが取れちゃったな((ぇ それでは風鈴さん頑張ってください!!! 11.4.5 00:17 - papiko (papiko) |
そよかぜさんへ 有氷は怖いもの知らずです^^ 有氷「五月蠅い。」 なんで!? えー、コメありがとうございました!それでは! 11.4.4 19:13 - 窮爽 (monoraru) |
こんばんはwまたきました! 新キャラ登場ですね!いやぁコピーの中身って機械・・ってそりゃそうか有氷さんなんか怖くないですか!? やばいって・・・おそろしい・・でもかっこいいです! それでは続き楽しみにしています! 11.4.4 19:12 - harumi (34sykm) |
えー、新キャラが出ました。 さりげなく、有氷がボソッと怖いことを言ったw それでは! 11.4.4 19:07 - 窮爽 (monoraru) |
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毒舌ですよねww私から見てもそう思いますw
トウロ「そうだよな!?」
…お前は馬鹿だよ。うん
コメありがとうございました!それでは!