![dummy](http://img.yakkun.com/dummy.gif)
白き闇・黒き光〜殺し屋物語〜
第十四章 執念
著 : 窮爽
ご覧になるには、最新版の「Adobe Flash Player」が必要です。 また、JavaScriptを有効にしてください。
「え〜?めんどくさいな〜。ま、ジムリーダーとして売られたバトルは買うけどね。ルールはいつも通り?」
「あたりまえだ。3対3のシングルバトル。入れ替えなし。出て来い、フリージオ!」
男性は言うなり、フリージオを繰り出した。ヒリムも目の色を変える。
「さーて…行けっ!スワンナ!」
ヒリムはスワンナを繰り出した。2人は近くの椅子にすわり、バトルを眺めていた。
「なんだか、突然だね…スワンナは飛行・水タイプだから氷タイプは大丈夫だよね。」
「…というか、私たちのことを忘れられてないか?」
有氷の言葉に朝日はドキッとするが、バトルの観戦に戻る。有氷も腕組みをしながらバトルを眺めていた。
「フリージオ、絶対零度!」
「厄介だなぁ・・・スワンナ、守る!」
フリージオは絶対零度を繰り出したが、スワンナの守るでふさがれてしまう。
「スワンナ、暴風!」
「フリージオ、毒毒!」
スワンナは暴風を繰り出した。フリージオは毒毒を繰り出そうとするが、スワンナの行動の素早さについて行けず、暴風により混乱してしまった。
「さあ、準備もこれぐらいにしよっかな。スワンナ、エアスラッシュ!」
「フリージオ、冷凍ビーム!」
スワンナはエアスラッシュを繰り出した。フリージオは冷凍ビームを繰り出すが、それは全く別の方向に放たれる。そして、エアスラッシュにヒットしてしまう。
「チッ…フリージオ、自己再生!」
「させないよ。スワンナ、水の波動!」
フリージオは自己再生を繰り出そうとするも、またもスワンナの素早さに負け、水の波動をくらってしまう。そして、戦闘不能になった。
「…戻れ、フリージオ。…今度はそうにはいかない。行け、ライチュウ!」
「ライチュウかぁ。ちょーっと苦戦するかな?入れ替えなしだしねぇ…」
男性はフリージオを戻し、ライチュウを繰り出した。ヒリムは悩むような顔をして行った。
「ふん。ライチュウ、十万ボルト!」
「スワンナ、守る!」
ライチュウは十万ボルトを繰り出した。スワンナは守で攻撃を防いだ。
「スワンナ、暴風!」
「ライチュウ、穴を掘る!」
「え?穴を掘るって効果がないんじゃ…」
「…あぁ。だが、見てみろ。」
男性の指示に朝日は首をかしげるが、有氷は前を向いて言った。スワンナは暴風を繰り出した。ライチュウは穴を掘るを繰り出した。ライチュウはフリージオよりも素早く穴を掘り、地中に潜ることができた。地中にいることで暴風の影響を受けないのだ。
「ライチュウ、少し遊んでやれ。」
ライチュウは様々なところから顔を出した。スワンナの視線が一転に収まらない。
「ライチュウ、十万ボルト!」
「スワンナ、守る!」
ライチュウは地中から放電を繰り出した。それは、様々な穴から出ていく。しかし、スワンナは守で攻撃を防いだ。
「ライチュウ、ボルテッカー!」
「スワンナ、高く跳んで!」
スワンナは空高く跳んだ。ライチュウはボルテッカーを繰り出した。ライチュウは驚異のジャンプ力とスピードでスワンナに追い付き、ボルテッカーをくらわせる。そして、スワンナは戦闘不能になった。ライチュウはボルテッカーの反動を受けている。
「スワンナ、戻って。お疲れ様〜。初めての一体だよねぇ?」
「…後で存分に後悔させてやる。」
「ん〜、それは遠慮しておこうかな♪出てきて、チルタリス!」
ヒリムはそういい、チルタリスを繰り出す。チルタリスはもう体力を回復していた。
「チルタリス〜、こっちもお返ししないとすまないよね〜?」
「チル!(もちろん!)」
「ふん。ライチュウ、放電!」
ライチュウは放電を繰り出した。放電は全体に広がる。チルタリスにぶつかりそうになったその時―
「チルタリス、かわして竜の波動!」
チルタリスはとてつもない素早さでかわし、竜の波動を繰り出した。竜の波動はライチュウにヒットし、ライチュウは戦闘不能になる。
「反動と竜の波動のダメージか…戻れ、ライチュウ。」
「なんだかすっごい機嫌悪いよね?」
「…五月蝿い。出て来い、ボーマンダ!」
男性はそういい、ボーマンダを繰り出した。
「ボーマンダ、ドラゴンクロー!」
「チルタリス、かわして竜の波動!」
ボーマンダはドラゴンクローを繰り出した。それもすごいスピードで。しかし、チルタリスにはかなわなかった。チルタリスは攻撃をかわし、竜の波動を繰り出した。竜の波動はボーマンダにヒットする。
「チルタリス、ゴットバード!」
「ボーマンダ、流星群!」
チルタリスはゴットバードを繰り出し、ボーマンダは流星群を繰り出した。流星群がチルタリス向かって襲いかかるが、チルタリスはゴットバードの威力で壊して行ったり、かわしたりしていき、ボーマンダにヒットさせた。ボーマンダは戦闘不能になった。
「…っ、戻れ、ボーマンダ。」
男性は悔しげな表情でボーマンダを戻した。
「あれまでするかな〜?私はどうかと思うけど。」
「……チッ。」
男性は舌打ちを打つと、どこかへと去って行ってしまった。ヒリムはチルタリスを戻し、2人のもとへと寄る。
「いや〜、お待たせ♪」
「あいつは何なんだ?」
「あぁ、実はね、以前、この町のジムリーダーを決めるためにバトル大会を開いたんだ。で、それの決勝に出たのが私とあの人。名前は竜登って言うんだけどね。で、それで3体全部倒して勝ったんだ。それ以来、竜登は私にバトルを申し込んでくるんだよねぇ〜。迷惑だし、面倒な話だよね〜。ま、バトルは買うけどさぁ。私に勝って、ジムリーダーの座を奪う気らしいけどね。デ、けがまでさせる決心もついたみたいだけど…甘い甘い♪簡単には負けないし、けがしないよ〜。」
「執念深いな。」
「怖いね。ある意味。」
ヒリムの話に2人は少しばかりゾクッとした。ヒリムは満面の笑顔で話していた。
「そーいえば、2人は旅するんだっけ?次はミナモシティだよね!気をつけてね!」
「ありがとう!」
「…あぁ。」
そうして、2人はヒリムに見送られながら旅立っていったのだった―
2011.4.12 22:04:51 公開
■ コメント (7)
※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。
11.4.12 23:17 - 窮爽 (monoraru) |
こんばんは〜 すごい・・・でもまさか、スワンナが瀕死になるとは思わず 結果までハラハラしながら読んでました! そしてその竜登は、なぜそんなに戦いを挑むのだか・・・ある意味ストー((蹴り それでは頑張ってください!!! 11.4.12 23:09 - papiko (papiko) |
そよかぜさんへ では、考えさせていただきます!! ひょ、評価…!!(興奮し頭打ち あ、ありがとうございます…!今、めちゃくちゃ興奮気味です…! えー、色々とありがとうございます!それでは! 11.4.12 22:48 - 窮爽 (monoraru) |
2度目の投稿ごめんなさいっーー!! どうぞストーリーは考えてくださって結構ですよ^^ 前作の小説共に、面白かったので評価入れさせてもらいました^^それではノシ 11.4.12 22:42 - harumi (34sykm) |
そよかぜさんへ 有氷「今度は私が頑張る番だな。…ありがとう。」 朝日「安心だね!」 そうだね〜。感謝しろよ!? コラボ!!やります!それって、私が考えてもOKですか? コメありがとうございました!それでは! 11.4.12 22:36 - 窮爽 (monoraru) |
こんばんはw なんとも恐ろしいですな。嫌われてしまいますよしつk(殴 瑠璃「ミナモはもう安全だからな!へーきだからな!」 望雅「同じこと言う必要ありますかネェ?」 っとそうだ風鈴さんまた今度コラボしませんか?? 蒼轟の瑠璃達でもかまいませんが・・・よろしくお願いします!でわ頑張ってください! 11.4.12 22:29 - harumi (34sykm) |
執念とは恐ろしいものですよね〜。 有氷「本当にあれは嫌われるぞ。」 朝日「怖いよね〜。」 まあ、君達も気をつけたまえ☆(蹴られ それでは! 11.4.12 22:05 - 窮爽 (monoraru) |
コメントの投稿
現在、コメントは受け付けていません。
スワンナ、戦闘不能!
ヒリム「ウザ〜い。」
ぐさっ!(心のおと きついぞ…それは…
ある意味ストーカーですよね。思いましたw
竜登「誰がだ!!」
ヒリム「君だ!!」
やめんしゃい(汗
コメありがとうございました!それでは!