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白き闇・黒き光〜殺し屋物語〜

著編者 : 窮爽

第十四章  執念

著 : 窮爽

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「え〜?めんどくさいな〜。ま、ジムリーダーとして売られたバトルは買うけどね。ルールはいつも通り?」
「あたりまえだ。3対3のシングルバトル。入れ替えなし。出て来い、フリージオ!」

男性は言うなり、フリージオを繰り出した。ヒリムも目の色を変える。

「さーて…行けっ!スワンナ!」

ヒリムはスワンナを繰り出した。2人は近くの椅子にすわり、バトルを眺めていた。

「なんだか、突然だね…スワンナは飛行・水タイプだから氷タイプは大丈夫だよね。」
「…というか、私たちのことを忘れられてないか?」

有氷の言葉に朝日はドキッとするが、バトルの観戦に戻る。有氷も腕組みをしながらバトルを眺めていた。

「フリージオ、絶対零度!」
「厄介だなぁ・・・スワンナ、守る!」

フリージオは絶対零度を繰り出したが、スワンナの守るでふさがれてしまう。

「スワンナ、暴風!」
「フリージオ、毒毒!」

スワンナは暴風を繰り出した。フリージオは毒毒を繰り出そうとするが、スワンナの行動の素早さについて行けず、暴風により混乱してしまった。

「さあ、準備もこれぐらいにしよっかな。スワンナ、エアスラッシュ!」
「フリージオ、冷凍ビーム!」

スワンナはエアスラッシュを繰り出した。フリージオは冷凍ビームを繰り出すが、それは全く別の方向に放たれる。そして、エアスラッシュにヒットしてしまう。

「チッ…フリージオ、自己再生!」
「させないよ。スワンナ、水の波動!」

フリージオは自己再生を繰り出そうとするも、またもスワンナの素早さに負け、水の波動をくらってしまう。そして、戦闘不能になった。

「…戻れ、フリージオ。…今度はそうにはいかない。行け、ライチュウ!」
「ライチュウかぁ。ちょーっと苦戦するかな?入れ替えなしだしねぇ…」

男性はフリージオを戻し、ライチュウを繰り出した。ヒリムは悩むような顔をして行った。

「ふん。ライチュウ、十万ボルト!」
「スワンナ、守る!」

ライチュウは十万ボルトを繰り出した。スワンナは守で攻撃を防いだ。

「スワンナ、暴風!」
「ライチュウ、穴を掘る!」
「え?穴を掘るって効果がないんじゃ…」
「…あぁ。だが、見てみろ。」

男性の指示に朝日は首をかしげるが、有氷は前を向いて言った。スワンナは暴風を繰り出した。ライチュウは穴を掘るを繰り出した。ライチュウはフリージオよりも素早く穴を掘り、地中に潜ることができた。地中にいることで暴風の影響を受けないのだ。

「ライチュウ、少し遊んでやれ。」

ライチュウは様々なところから顔を出した。スワンナの視線が一転に収まらない。

「ライチュウ、十万ボルト!」
「スワンナ、守る!」

ライチュウは地中から放電を繰り出した。それは、様々な穴から出ていく。しかし、スワンナは守で攻撃を防いだ。

「ライチュウ、ボルテッカー!」
「スワンナ、高く跳んで!」

スワンナは空高く跳んだ。ライチュウはボルテッカーを繰り出した。ライチュウは驚異のジャンプ力とスピードでスワンナに追い付き、ボルテッカーをくらわせる。そして、スワンナは戦闘不能になった。ライチュウはボルテッカーの反動を受けている。

「スワンナ、戻って。お疲れ様〜。初めての一体だよねぇ?」
「…後で存分に後悔させてやる。」
「ん〜、それは遠慮しておこうかな♪出てきて、チルタリス!」

ヒリムはそういい、チルタリスを繰り出す。チルタリスはもう体力を回復していた。

「チルタリス〜、こっちもお返ししないとすまないよね〜?」
「チル!(もちろん!)」
「ふん。ライチュウ、放電!」

ライチュウは放電を繰り出した。放電は全体に広がる。チルタリスにぶつかりそうになったその時―

「チルタリス、かわして竜の波動!」

チルタリスはとてつもない素早さでかわし、竜の波動を繰り出した。竜の波動はライチュウにヒットし、ライチュウは戦闘不能になる。

「反動と竜の波動のダメージか…戻れ、ライチュウ。」
「なんだかすっごい機嫌悪いよね?」
「…五月蝿い。出て来い、ボーマンダ!」

男性はそういい、ボーマンダを繰り出した。

「ボーマンダ、ドラゴンクロー!」
「チルタリス、かわして竜の波動!」

ボーマンダはドラゴンクローを繰り出した。それもすごいスピードで。しかし、チルタリスにはかなわなかった。チルタリスは攻撃をかわし、竜の波動を繰り出した。竜の波動はボーマンダにヒットする。

「チルタリス、ゴットバード!」
「ボーマンダ、流星群!」

チルタリスはゴットバードを繰り出し、ボーマンダは流星群を繰り出した。流星群がチルタリス向かって襲いかかるが、チルタリスはゴットバードの威力で壊して行ったり、かわしたりしていき、ボーマンダにヒットさせた。ボーマンダは戦闘不能になった。

「…っ、戻れ、ボーマンダ。」

男性は悔しげな表情でボーマンダを戻した。

「あれまでするかな〜?私はどうかと思うけど。」
「……チッ。」

男性は舌打ちを打つと、どこかへと去って行ってしまった。ヒリムはチルタリスを戻し、2人のもとへと寄る。

「いや〜、お待たせ♪」
「あいつは何なんだ?」
「あぁ、実はね、以前、この町のジムリーダーを決めるためにバトル大会を開いたんだ。で、それの決勝に出たのが私とあの人。名前は竜登って言うんだけどね。で、それで3体全部倒して勝ったんだ。それ以来、竜登は私にバトルを申し込んでくるんだよねぇ〜。迷惑だし、面倒な話だよね〜。ま、バトルは買うけどさぁ。私に勝って、ジムリーダーの座を奪う気らしいけどね。デ、けがまでさせる決心もついたみたいだけど…甘い甘い♪簡単には負けないし、けがしないよ〜。」
「執念深いな。」
「怖いね。ある意味。」

ヒリムの話に2人は少しばかりゾクッとした。ヒリムは満面の笑顔で話していた。

「そーいえば、2人は旅するんだっけ?次はミナモシティだよね!気をつけてね!」
「ありがとう!」
「…あぁ。」

そうして、2人はヒリムに見送られながら旅立っていったのだった―

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2011.4.12  22:04:51    公開


■  コメント (7)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

ユランさんへ
スワンナ、戦闘不能!
ヒリム「ウザ〜い。」
ぐさっ!(心のおと きついぞ…それは…
ある意味ストーカーですよね。思いましたw
竜登「誰がだ!!」
ヒリム「君だ!!」
やめんしゃい(汗
コメありがとうございました!それでは!

11.4.12  23:17  -  窮爽  (monoraru)

こんばんは〜
すごい・・・でもまさか、スワンナが瀕死になるとは思わず
結果までハラハラしながら読んでました!
そしてその竜登は、なぜそんなに戦いを挑むのだか・・・ある意味ストー((蹴り
それでは頑張ってください!!!

11.4.12  23:09  -  papiko  (papiko)

そよかぜさんへ
では、考えさせていただきます!!
ひょ、評価…!!(興奮し頭打ち
あ、ありがとうございます…!今、めちゃくちゃ興奮気味です…!
えー、色々とありがとうございます!それでは!

11.4.12  22:48  -  窮爽  (monoraru)

2度目の投稿ごめんなさいっーー!!
どうぞストーリーは考えてくださって結構ですよ^^
前作の小説共に、面白かったので評価入れさせてもらいました^^それではノシ

11.4.12  22:42  -  harumi  (34sykm)

そよかぜさんへ
有氷「今度は私が頑張る番だな。…ありがとう。」
朝日「安心だね!」
そうだね〜。感謝しろよ!?
コラボ!!やります!それって、私が考えてもOKですか?
コメありがとうございました!それでは!

11.4.12  22:36  -  窮爽  (monoraru)

こんばんはw
なんとも恐ろしいですな。嫌われてしまいますよしつk(殴
瑠璃「ミナモはもう安全だからな!へーきだからな!」
望雅「同じこと言う必要ありますかネェ?」
っとそうだ風鈴さんまた今度コラボしませんか??
蒼轟の瑠璃達でもかまいませんが・・・よろしくお願いします!でわ頑張ってください!

11.4.12  22:29  -  harumi  (34sykm)

執念とは恐ろしいものですよね〜。
有氷「本当にあれは嫌われるぞ。」
朝日「怖いよね〜。」
まあ、君達も気をつけたまえ☆(蹴られ
それでは!

11.4.12  22:05  -  窮爽  (monoraru)

 

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