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友へ・・・

著編者 : siki64

奪還1

著 : siki64

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 義勇軍の前線部隊がある松本、今朝から駐屯地は慌ただしかった。
警備部隊やパトロールに当たっていた小隊が消息不明になったり通信が途絶えたりそれを調べに行った部隊や偵察機も姿を消したりしている。
通信室などあちこちで人が走りまわったり声が良く聞こえないのか大声で無線に話したり気が立ってるのか怒鳴ってる隊員もいた。
 そんな光景を一人の女性が見ていた。旧日本軍のような黒い服で草などをつける網がついている。何か考え事をしている、じっとあわただしい室内をみつめていた。
「あのー大佐・・・・」
一人の男性が呼びかけている。
「・・・・・・・・・」
大佐と呼ばれた女性は黙ったままだ。
「あのー大佐、大佐?もしもーし・・・・」
「・・・・・・・・・」
それでも返事が無い
「はぁ・・・ちょっと、大佐。竹内大佐!」
名前を呼ばれたのかはっとして男性に顔を向けた。
「ああ・・すまない、ちょっと考え事をな・・・」
竹内と呼ばれた女性はそういった。男性は少し微笑むとまじめなかおにもどった。
「偵察部隊からで北の軍隊を発見したとの無線がありました。」
「場所と敵の規模は?」
そう竹内が聞き返すと男性はメモを取り出しメモした所を出した。
「場所は北の大町付近で規模が歩兵が約500、車両約60、戦車約18、そのほかにも榴弾砲、航空機などがあると報告がありました。」
報告を聞いて竹内はため息をついた。なぜ500人で2800を相手にするのだろうか。自衛隊、いや反乱軍はもうあきらめてそのような作戦をするのかそれとも何か秘策があるのかあるいはその偵察隊の数え間違いか、聞く必要がある。
「偵察部隊との通信は」
そのように聞くと男は残念そうに
「それが・・・先程から通信が途絶えて・・・」
「そうか・・わかったそのことを師団長に報告する。ついて来い」
「はい」
そう返事をすると竹内は壁に立てかけてあるライフル、SKSカービンと机においてある拳銃トカレフとモンスターボールを取りホルスダーに収めた。男もAK47自動小銃を取り準備をした。
準備が出来、通信室を出ようとしたそのとき通信室のかべがふっとんだ。砂煙が立ち上り壁が崩れる音とジェット音が聞こえるだけになった。
気がついて男が立ち上がると竹内が壁に寄りかかっていたのが見えた。あわてて走りより竹内大佐と繰り返し呼び続けた。少ししてやっと気がついた、気がついたとたん辺りをみわました。しかしそこには竹内と男しかいない。
「早く行きましょう」
そう男が言うと竹内はうなずいた。

外に出るとあちこちで煙や日が出ていた。呆然と辺りをみわましているとF2戦闘機が上空すれすれをとんでいった。しかし何もしないで通り過ぎた。
竹内と男はへなへなとその場に座り込んだ。

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2011.12.10  17:15:40    公開


■  コメント (3)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。


 糠る海ルミ様
どうもはじめましてsiki64(しきろくよん)といいます。
先日は暖かいコメントありがとうございました。
また、間違いも教えていただき本当に感謝します。
実はこの小説を書いたのは理由があります。かっこいい話を書きたいというのもあるのですがネットの動画であった朝鮮戦争、ベトナム戦争、第二次世界大戦などの動画で同じ民族が殺しあったり罪の無い民間人を虐殺したり自ら海に飛び込む、そのようなものを見た私は心を強く動かされそのことを伝えるためにポケモンとからめたこの小説を書きました。
少々戦争映画やドラマを参考にていますが糠る海みさんのアドバイスなども借りて書きつづけていきたいと思います。
土日に二回か一回、最悪でも一ヶ月に一回は更新するのでコメントもそのときにしか返せませんが宜しくお願いします。

11.12.11  13:01  -  siki64  (shimi18)

A

続きです。

正直、僕は最近退屈でした。次々と始まる新連載のどれを見ても、相棒と共に、運命の冒険が始まる!みたいな内容の小説ばかりで。まぁ、僕もそんな感じの小説を長々と連載続けているわけですけれども。余談でした。とにかく、似たり寄ったりのどこかで見たような設定の小説ばかりで、新しい刺激に飢えていました。
そんなところにこのsiki64さんの作品を見つけ出したのです。小説を初めて連載なさると仰っておりましたが、初めてとは思えないほどの設定の凝り方と、十分書けている文章。この作品はきっと楽しませてくれると期待して、僕はコメントをする事に決めました。

それから僕がこの小説にコメントを書こうと思った理由はもう一つ理由があります。それは、僕は今この小説の舞台となっている長野県の松本に諸般の理由でとても思い入れがある人間だからです。それだけです。

とにもかくにも、物語は始まったばかりですが、どのようの物語が展開していくかとても気になっております。特に、どんな風にポケモンが絡んでくるのか、それがとても楽しみです。是非続けてください。
しかし、siki64さんは仰っているように初心者の方なので、読んでいて少々気になる点がいくつかあります。僕のようなふつつか者が差し出がましいかと思われますが、siki64さんがよろしいと仰るのであれば不仕付けながらもアドバイスを出させていただいて、より良い作品作りに協力していきたいと考えております。どうか、よろしくおねがいします。
では、失礼します。

11.12.10  23:04  -  不明(削除済)  (green04)

@

どうも、初めまして。糠る海ルミ(ぬかるみるみ)と申す者でございます。
今回こうしてコメントを書かせていただいたのは、siki64さんの書かれている作品「友へ・・・」に大変興味を持ったからです。僕はコメントや感想などでこの言葉を用いるのは憚っているのですが、言わせていただきます。この作品、「面白そう」です。
「面白い」ではなく「面白そう」なのは、まぁ単純にsiki64さんの作品が始まったばかりでまだ面白いかどうか判然とする事ができないからなわけですが。それでも、ここまで書かれた序の文章の内容を読ませていただいた限りでは、この小説はひょっとして面白いんじゃないかと思わせるような、僕の興味を引く点がいくつかあったので、僕は「面白そう」と判断したわけです。

まず僕がこの小説を開いてみてびっくりしたのが、「エピローグ」から始まっていたという点です。えぇ、まぁ、単にsiki64さんがお間違えになられたのではないかと思います。エピローグは作品が完結した後に書くもので、作品が始まる前に書く物は「プロローグ」と言います。恐らく間違えられていると思いますので、ご修正をよろしくお願いします。

真面目に興味を引かれたのは、エピローグを開いたその後です。一通り読ませていただきましたが、ストーリーが奇抜です。実際にある場所を舞台にする。これは例が少なくはない事でしょう。しかしそこに大幅なアレンジが加えられていて、とても興味を引きました。

長くなってしまったので、二分割させていただきます。お手数おかけします。

11.12.10  23:01  -  不明(削除済)  (green04)

 
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