友へ・・・
分隊結成
著 : siki64
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しばらく沈黙が続いた、この空気の中では話すことも気まずい。いくら戦場にポケモンを連れて来たとはいえ発砲までしなくても・・・・。それに、いくらそのような上官でも手を出すのはちょっと・・・・。全員、そんなことを思っていたに違いない、またはそれた弾丸が当たって気絶している人のことを心配しているか、何が起こったかよく分からず呆然としている者もいた。
「・・・・・パク ドウか・・・・・」
中村が沈黙を破った。
「パク ドウ、31歳韓国人。父は北朝鮮人、母は日本人で元韓国軍兵士、戦争が始まったよく月に自衛隊に入隊、その後あちこちの前線部隊に送られた。半年前まで第一師団の第32歩兵分隊の分隊長だったが退却中に自分だけ逃げて部下を見殺しにした。ひどくポケモンを嫌う・・・・・違うか?」
「見殺しにしたんじゃない、指示に従わなかったから死んだんだ。」
韓国人と聞くと片言の日本語しかしゃべれないと思っていたが日本人のようにしっかりとした日本語だったため中村は少し驚いた。
「助けなかったんだから見殺しにしたのと同じじゃないか」
中村がそういった。
「何だと、このガキ・・・・」
またいがみ合いが始まろうとしたとき
「おいどけ在日・・・・・」
中村が持っていた9mm拳銃を持ち一人の男が来た
「おい、お前今なんて・・・」
パクが聞いたが男は無視し中村のところへ歩み寄った。そして何を思ったか手に持っていた拳銃を中村に突きつけた。
「・・・・何のまねだ?」
「部下を殺そうとするやつなんかいなくてもいい。最低の野郎だ。」
「こんな事したら、即刻射殺だぞ。小野寺二士」
「俺より年下の癖に階級で呼ぶな!」
「殺すんだったら・・・・・早くやりな・・・・」
その言葉を聞くと小野寺は引き金に指をかけ拳銃を頭に突きつけた。
やばい、だれのがそう思ったときだった。突然小野寺の手から拳銃が消えた。ほんの一瞬のことだった。気づくとパクが中村のホルスダーに拳銃をしまっていた。
「てめぇ、いつの間に・・・」
小野寺がパクのむなぐらを掴んだときパクが指差した。見ると警務科の隊員や各分隊の分隊長が来ていた。慌てて手を離した。
「銃声が聞こえましたが何かありましたか?」
警務科の隊員が中村に聞いた。
「ちょっと揉め事があって・・・止めにいってたら銃が暴発してな・・・・・・まあ怪我人はいないがな。」
そうですかといい警務科の隊員は帰っていった。
「一、ちょっと来い」
中村が呼ぶと一人の男が来た、パクと同じぐらいの歳だった。
「何ですか?」
そう一が聞くと中村が手に持っていたファイルから何枚か個人の情報が載った紙を取り出し一に突きつけた。
「お前の部下だ、さっさと集めて寄宿舎に集めろ。」
そう言うとパクと小野寺のもとえ向かった。
「今度やったらただじゃおかねえぞ。」
そうパクと小野寺に言うと見物していたほかの兵士に言った。
「何見てんだ!とっとと並べ!!」
怒鳴ると全員慌てて並んだ、この後全員各分隊に行かされた。パクや太刀川、小野寺や海上自衛官、気絶していた無反動砲手やその副砲手、気の弱そうな衛生兵は皆一の第60分隊に行かされたこれが全ての元区であり彼らの出会いである。
2012.1.21 12:30:49 公開
■ コメント (2)
※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。
12.2.5 14:39 - siki64 (shimi18) |
コメントするの遅れました 私の作品にコメントをいただきありがとうございます 一時期全話削除していたんですけど 一気に復活させました それで この小説についてですが 舞台が戦場のようなので 命の重みが感じられますね 暗い内容ですけど そこに少しでも明るい内容が入るといいと 思いました 12.1.29 12:16 - 不明(削除済) (wert) |
ショウコさん、どうもコメントありがとうございます。
コメントの返事が遅くなってすいません。
アドバイスありがとうございます、ショウコさんの言うとおりこの小説は暗いです。あまりにも暗くなりそうなので少し明るい表現なども入れて書いていきたいと思います。
本当は1月の終わりごろにお返事や更新したかったのですがコメントをもらう3日前に風邪を引き直ったと思ったら今度は突き指をしてしまいキーボードすら打てなくなってしまい・・・・・。格闘技をやっていると怪我ばかりです。
今週も何かと忙しいので更新は来週か再来週あたりになりますがよろしくお願いします。
風邪と怪我にはご注意を。