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あー！イライラが収まらない…
俺はイライラしながら一番道路を歩いていた。あいつに言われる筋合いないぞ…！？
そう思っていたその時だった。

「ちょ！すみれさーん！聞きますけど何故２時間前に逃げ出すんですかねぇ！？貴方は！」
「だって時間に遅れたこと無いですし。」
「そういう問題じゃなーーーい！！」

な、何だ…？
俺はもう次の街、カラクサタウンの目の前に来た時そんな気の抜けるような声が聞こえてきた。

「…なんか、どうでもよくなってきたな…」

俺はため息交じりに言う。
…なんか、こういうくだらない声聞いてたらイライラがどっかに行った…

「というか、この間言われたばかりでしょう！？俺に迷惑を余りかけないようにって！！」
「だって仕事はちゃんとやってますし？」

…世の中おかしくなったのか？
俺はふとそう思ってしまう。…というか、声段々近づいてないか？
と、思っていたら―

「では、そろそろ行きましょうか。」
「だったら初めっから準備していてくださいよ！！？」

…やっぱりか。
俺の目の前をすごいスピードで２人ほど走っていった。
…なんか、片方が切なく思えてくるな。ある意味。
俺はなんだか同情する気分になった。…というか、旅に出て…感情が多くなったな…俺。
俺はそう感じながらポケモンセンターに入る。
部屋を取り、そこに荷物を置く。…まずはあのゼクロムの情報収集だな…

「雷雲？あぁ…確かにここからでも見えたわ。でも、ポケモンの姿は見えなかったわね…」

まずはジョーイに訊く。ジョーイは困った顔をして言った。
…居たはずなんだがな…
そう思っていたその時。

「おや？貴方も来てたんですか？」
「！お前は…！」

後ろから声をかけられ、俺は振り向く。そこにはあの男が居た。

「ゼクロムについて調べていたんですかねぇ？」
「お前には関係ないだろ。俺の勝手だ。」

俺は尋ねられ、反論する。

「冷たいですねぇ？僕は嫌われているんでしょうかねぇ？」
「知らん！俺に訊くなよ！」

そいつはワザとらしく言う。俺は言い返す。
こんな奴…絶対他に居ないだろ！？こいつだけだ！

「ルイさーん。お久しぶりです！２年ぶりですね！」
「おやおや。安藤さんにすみれさんじゃないですか？」
「……」

そんな風に話しているとどこかで訊き覚えのある声が。振り向くとさっき走っていた２人が。男のほうが声をかけると、そいつはニコニコして返した。女のほうは黙っている。
こいつ…知り合い居たのか！？
俺は驚いた。


…なんか、俺って振り回されているような…しかも…リアクションが多くなっているような・・