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俺の答え旅

著編者 : 窮爽

海と呪文〜出発と鯨〜

著 : 窮爽

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「あ。…嵐がやんだみたいですね。」
「…行きますか?俺はいつでも大丈夫ですよ。」
「急いだ方がいいのは事実ですしねぇ?」

見れば、さっきまで暴れていた嵐は止んでいた。
…なんだか、胸騒ぎがする。

「…行きましょうか。…ジェットボード漁師にかりますか。」

私のこの一言で行く事は確定した。
近くに居た漁師にジェットボードを借りる。
…全速力で行くか…今日中にはたどり着けるように気合で…


「ちょ!速い!速すぎません!?」
「そーですかー?大丈夫ですってー。」
「ハンドルを握らせたらいけませんねぇ?」

驚く俺に対し、ルイさんは平然と言う。
いや!?絶対速いって!!?何か落ちそう…

「あー、海に落ちないでくださいねー。救出しませんからー。」
「えぇ!?」
「まぁ、自業自得という事ですねぇ?」

いやいや!自力で助かる訳ないし!?ポケモンでも無理がありますから!?
…というか、この人壊れたのか?絶対壊れたよな。100%。うん。言い切れる。
そんな事を思いながら落ちないようにしっかりボードの縁を持つ。
…これ、マジで今日中につきそうだな…

        〜1時間後〜

着いちゃったよ……というか…船酔いした…すっげー揺れてたもん。船…


「着きましたねぇ。しかも今日中に。」
「案外着けるものね。…安藤さーん、大丈夫ですかー。」
「…安藤は無事でーす…」

私の問いかけに安藤さんは力なく答える。
…まぁ、いっか。死にはしないから。

「あれでしょうね?」
「…まぁ、そうだろうけど。」
「……?あれ…?」

ルイと私が見える建物を見ていると、安藤さんは声を出した。

「どうしました?」
「…あれ…何か近づいてません?」
「あぁー。あれですかねぇ?」

安藤さんが指さした方向には何かが近づいている物があった。
ん…?

「…あれ、ポケモンじゃないですか?…あ。」
「?ポケモンがなんですか?」
「あぁー。はいはい。」

安藤さんだけが分からない状態。
…あれ、完璧…

「あ!3匹ですよ!?何で!?」
「知りませんけど…ホエルオーに乗ってますね。」
「まぁ、合流できたものですし良かったんじゃないんですかねぇ。」

ホエルオーの上にジュカインとエルレイド、ゾロアークが乗っていた。
ホエルオーは岸に着く。3匹はこちらに走ってきた。

「よかった。エルレイド、大丈夫か?」
「問題ない。」
「一体何があったのか説明してくれますかねぇ?」
「あー、俺説明嫌い。こいつ。」
「俺か…」
「…まぁ、適当でいいと思う。」

心配する安藤さん。平然と答えるエルレイド。事情を尋ねるルイ。説明をジュカインに任せるゾロアーク。呆れ顔なジュカイン。それをフォローする私。
結局ジュカインが説明係に。
…あー、なるほど。

「幻獣使いなんて聞いた事がないですね。」
「まぁ、それより想現真さんを連れ出すことが重要なんではないですかねぇ?」
「右に同じ。」

…というか、さっきからホエルオーが凄く見てくる…

「あぁ、こいつホエルオーじゃないぞ。」
「そうそう。」
「…そう言われても分からないだろ…お前等。」

ゾロアークとエルレイドに突っ込みを入れるジュカイン。
…じゃ、化けてる?
すると、ホエルオーは突然輝きだした。とっさに目をつむる。…そして、目を開けた先には―

「久しいのぉ?」
「あ、あの時のムウマージ。」
「こんな所でフラフラしていたんですねぇ?」
「…感謝しとく。」

そこに居たのはあの時のムウマージ。
…なるほど。呪文で姿変えてたんだ。
その後、それぞれ3匹を戻す。

「フラフラとは失敬な!れっきとした旅じゃ!」

ムウマージはそういって怒る。
ムウマージは嵐が晴れた後、そこら辺を飛んでいたらしい。そこで、海に居る3匹を見つけて、ホエルオーになって運んでいたらしい。他に勝炎と言うビクティニもいたらしいが、スワンナに乗って去っていってしまったらしい。で、事情は知っていると。

「せっかくじゃ。我も同行するとしようかのぉ?」
「あ、マジか。」
「まぁいいですよ?邪魔にならなければねぇ?」
「別に問題なし。」

そうして、ムウマージも同行する事となった。
…まぁ、ここまで来たら成功させたいよね。

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2011.5.4  13:21:04    公開
2011.5.4  14:04:12    修正


■  コメント (3)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

ユランさんへ
ムウマージ「ホント、出番があってよかったものじゃ…」(ホッ
よかったなw
ルイ「僕ではないですよ?このせっかちさんなんですねぇ?」
すみれ「五月蝿い。」
え、ごめんなさい!私の文章力まだまだですね…
…言い訳してもいいですか?すみれが悪い!敬語をこのイルカみたいに使うからややこしくなった!(殴られ
・・・すみません。
私は船の上で釣りをすると酔いますw(は?
ジュカイン「いや。中々酔わないぞ?」
エルレイド「意外と気持ちよかった。風。」
ゾロアーク「楽だった。」
ムウマージ「そうじゃろう?船より良いわい。味方じゃぞー。」
よかったです^^
コメありがとうございました!それでは!

11.5.4  22:33  -  窮爽  (monoraru)

こんばんは〜
あ、ムウマージの出番ありましたね。
シャワーズ「あんだけ出番無いとか心配してたけど、良かったな^^」
ホント、ホント★ってかまだ話読んでないっ;
ルイ吹っ飛ばしすぎでしょ(笑)どんだけ焦っているというか楽しそうというか、テンション上がってるのw
そりゃあ船酔いするよね!私は船乗った事ないんですが((汗
飛行機とか船とか、乗ってみたいんですよねぇ〜><外国も行きたい・・・
イーブイ「私はグルメ旅行に・・・話ずれてる」
確かに(0_0;)
いやいや!ホエルオーに乗る方が酔うよね!tkその上に乗るって奇想天外すぐるっ
エーフィ「でも、ムウマージが変化してたみたいよ」
完全に騙された。でも見方で良かった((胸なでおろし
それでは、続き読みますね〜ノノ

11.5.4  22:27  -  papiko  (papiko)

ムウマージの久々の登場ですね^^
ムウマージ「久しいのぉ?ほっほ。さて…後でワインでも飲むとするかのぉ?」
待て!いい加減やめろ!
それでは!

11.5.4  13:21  -  窮爽  (monoraru)

 

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