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俺の答え旅

著編者 : 窮爽

洞窟と幻影と…〜俺と奴等と〜

著 : 窮爽

イラスト : 窮爽

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6番道路を抜け、電気石の洞穴という洞窟の前まで来た。
中に入り、どんどん奥へと進んでいく。ふと、ある渡り橋で3人は足を止める。
先先に行っていた俺は橋の真ん中付近で振り返る。

「おい。お前等行かないのか。」
「「「……」」」

ったく・・・答えろよ。なんか。
俺の問いかけに3人は黙ったままだった。俺は構わず進もうとしたその時だった―



「…居ましたか?」
「こっちにはいませんでした。」
「こっちにも居ませんでしたね。」

私は2人に尋ねる。2人はどちらも首を横に振る。…ルイが語尾に「ぇ」を使わないときは真剣な時だ。
誰を探しているかというと、想現真。私達3人はポケモンセンターで合流したのに想現真は全然戻ってこない。
…これで町の全てを探した…

「ん?貴方達はすみれさんたちじゃないですか。どうしたんです?」

街の男性が声をかけてきた。どうやら心配してくれた様子。

「あの、私達と居た男性は見かけませんでしたか?」
「あぁ…そうですね……ってあれ?さっき、一緒に居たじゃないですか。」
「はい?僕達はあれからあってませんけどね?」
「俺もです…」

私達と一緒に居た…?2人も心当たりがないようで首をかしげている。
…まさか…

「その人はどこに行きましたか?」
「え?えっと…6番道路のほうに行かれましたけど…んん?」
「あ、いえ。ありがとうございました。……」
「あ、すみれさん。」
「何か思い当たることでもあったんですかね?」

私はお礼を言った後、少し離れた場所に歩きだす。2人は話しかけながらあとをついてくる。
私は足を止めて言った。

「……あの人と私達の事実がかみ合わない。…あの人は私達と一緒に居た…と言っていた。…でも、私達はいない。…考えられるのは1つ。」


一方で想現真たちも同じような事を話していた―


「……」
「いきなり何なんだ。」

すみれはさっきいた場所からジャンプして、向こう側に着地し、俺のほうを見る。
な、なんだ…?

「気づいてなかったんですねぇ?」
「は?何の事だ。」


「…走りながら説明します。一か八かです。」
「あ!すみれさん!」
「…僕はなんとなくわかりましたね。」


「あまりにも気付かないからびっくりしましたよ。」
「安藤、一体何だ。」
「…まぁ、私達が優秀だということが証明されましたね。」


「…私達はそれぞれこの世に1人しかいない。…だけどもう1人いる。…どういう事だか分かりますか。」
「!まさか…」


「…お前等、偽物か。」
「そうですよ?今さら気付いたんですかねぇ?」


「…偽物がいるという事ですね。…あの得体のしれない集団と想現真さんは何か関係がありそうですがね?」
「…話してもらった事無い。…でも、分かるのは想現真さんとあの集団は関係があるということ。」


「…どうせ、連れ戻すためだろうが。」
「そうですよ。それ以外あなたに何の用があるとでも?」


「何が理由で想現真さんを!?」
「知りませんよ。…かなり急がないといけないのは事実ですが・・・ね。」


「……」
「バトルでもするとでも?…いいですよ?…おとなしく戻ってくれたらいい話……死なない程度に酷い目にあっても私達は責任取りませんよ?ただ、連れ戻すのが任務。」


「たぶん、この中…」
「急ぎましょう!」
「当たり前ですよ。」


「お前等、いい加減正体表わしたらどうだ。」
「何でですかねぇ?結構気に入ってるんですがねぇ?僕等は?」
「俺達は三つ子の変装達人。」
「…簡単に姿を現すわけがないでしょう?…ポケモンもそのままで・・・ね!」


「!…どけ。」
「断るわ〜?なんせ、貴方たち邪魔なんですもの?とくにポケモンマスターさん?」
「…同感だ。幹部としてお前達を足止めしなければならない。・・・特にお前はな。」
「初めましてで御座いますね?私、幹部の屡亜李(ルアリ)と申します。以後お見知りおきを……トキビ様とソウト様が目に付けられている方々以外で残っているのは…ルイ様でございますね?皆様のことは事前に調べてまいりました。…華麗なる舞をお見せいたしましょう。」
「…あんた達が邪魔。…とっとと片付けまずよ。」
「分かってますって。俺だってプライドっていうものがありますし?」
「それは関係ないんじゃないんですかね?…その舞、この僕がブチ壊して台無しにしてあげますよ。」


それぞれの場所で行われるバトル…

洞窟と幻影と…〜俺と奴等と〜

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2011.5.3  00:19:08    公開
2011.5.3  00:42:08    修正


■  コメント (3)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

ユランさんへ
屡亜李「それは嬉しいほめ言葉でございますね。」
よかったな。…2人の幹部がめちゃくちゃお前の事羨ましがってる…(蹴られ、殴られ

ルイ「僕だってつけない時ありますがねぇ?」
想現真「それが毎日続いてくれたらありがたいんだけどな。」
…それは無理だよ…(涙目
偽すみれ「私達は三つ子。」
偽ルイ「簡単に正体を見せるわけがないでしょうに?」
偽安藤「そうそう。」
あー、なんかややこしい!!
ルイ「名言のつもりはなかったんですがねぇ?イーブイさんの名言?まぁ、また考えておきますよ。」
想現真「辞めとけ。イーブイ、碌な事にならないぞ。」
そうだよ…?
コメありがとうございました!それでは!

11.5.3  12:05  -  窮爽  (monoraru)

こんばんは〜
一番最初にいつも、挿絵を見るのですが・・・超綺麗な舞妓さんみたい((ドユイミ
ルイそうだったんだ、まさか「ぇ」をつけない時があったとは!
未威也「俺はほとんどつけないヨ、あ〜超ごくたまにつけるけどナ、この口癖」
何だ超ごくたまって((汗ダラダラ
しかもまさかの2度目、偽者登場;
超嫌な予感・・・
屡亜李。幹部だったんですねぇ(−。−;)
『その舞、この僕がブチ壊して台無しにしてあげますよ』
私にとって、めっちゃカッコいい台詞だと思いました!!
イーブイ「私も名台詞残したいっ」
それじゃあルイさんに考えてもらえ((二コリ
それでは、続き待ってます!!!

11.5.3  01:51  -  papiko  (papiko)

えー、2か所でバトルが行われます!
屡亜李「私の華麗なる桜の如くの舞い…お見せして差し上げます。」
幹部ですね。…女ですw一応w
それでは!

11.5.3  00:20  -  窮爽  (monoraru)

 

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