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「おやおや？来たんですか？丁度終わるぐらいなんですがねぇ？」
「五月蝿い。」

俺が来たころにはイルカの言う通り、丁度バトルが終わるころだった。すると―

「想現真さん！…よし！戻っていただくためにバトルだぁぁ！！」
「は！？何故に！？」

優位つ残っていた男はそういいながらココロモリを繰り出した。
俺はため息をつき、レパルダスを繰り出す。

「ココロモリ、ハートスタンプ！」
「レパルダス、猫だまし。」

レパルダスは素早く猫だましを繰り出すことに成功した。ココロモリはひるんでいる。

「レパルダス、辻斬り。」

怯んでいるすきにレパルダスは辻斬りを繰り出した。ココロモリにヒットし、戦闘不能になる。
…こいつらなら楽勝だな。
俺達はすみれの居たほうへと向かった。…そこにはすみれしかいなかった。

「終わったみたいですね。」
「すみれさんのほうは、逃げられました？」
「…まぁ。」

その後、そいつ等を縛って、警察に届ける。…と、その前に。

「返してもらうからな！！このドアホ！！」
「うるっせぇ！！」

女は資料を奪い返す。
…あいつもこういう風にテープを奪い返せればいいんだけどな。…俺はまだ奪え返せたいないんだが。

「いやー！ありがとうな！それにしても久しぶりやなー！・・・あ、初めての人もおるな。うちは誠！情報屋や！よろしゅうな！で、あんたは？」
「俺は「想ちゃんなんですよねぇ？」

俺がな乗ろうとした時、イルカは言葉を遮って言う。

「想ちゃんじゃない。想現真だ。」
「あー、なるほど。じゃ、想はんって呼べばええねんな！」

…それもどうかと思うが…ちゃん付けよりはマシか…
その後、誠はすみれと安藤に用があるから一緒に行こうと言い出した。
そうして、俺達は誠も一緒にシッポウシティに向かう事となった。

「たこ焼きもなついでに買って来ったで！」
「……」

誠の言葉にすみれはびくりとするようにした。
？苦手なのか？

「すみれさん、あれ以来たこ焼き苦手になっちゃったんですよね〜。」
「…何で楽しそうなんですか。」
「ふぅ〜ん。…じゃ、和菓子いらんねんな〜？」
「？！」

安藤は冷やかすように言う。すると、誠はワザとらしく言う。それにすみれは”何！？”と言わんばかりのリアクションをする。

「しかも〜、キャラメルプリンも持って来ったのにな〜。そっか〜。たこ焼き食べへんねんや〜。なぁ〜？」
「ふぃふぁい…」

誠はそうニヤニヤしながら言う。そして、片方の手で右の頬をつねる。
…おもしろいな。見てて。「痛い」って言ってんだな…

「うちはな〜？たこ焼き馬鹿にされるのが大嫌いな主義何やな〜？これが〜。」
「ふぁふぁっふぁ…ふぁふぇる…」

誠はさらに両手で左の方もつねる。すみれは両手を上下に振って、涙目で言う。
…「分かった。食べる」って言ったんだな…これは。

「よっしゃ！」
「…痛かった…」

誠がガッツポーズをとる中、すみれは頬を抑えて涙目で言う。
…笑えるな。これ。
そんな風にして俺達は歩いて行った―