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「そういえば、箱の中身って何なんですか？」

安藤はレモンティーを手に質問する。

「すごくくだらない物ですよ？その為だけに私達は来る羽目になったんですがネェ？誰かさんのせいで？」
「誰のことなんでしょうねぇ？」
「お前だろ。」

カラスは砂糖があり得ないほど入った紅茶を飲みながら言う。イルカは箱を開けながら言った。
…関係ないが、何故病気にならない。

「これなんですねぇ。」
「えっと…ハーブティーにレモンティー、紅茶、カフェオレ……お茶セット？」

安藤はお茶の名前を呼んでいく。
…くだらねぇぇぇ！！！

「あー、いいかも。」
「あ、すみれさん紅茶好きなんですか？」

百の質問にすみれは頷く。
あー、確かにな…

「って、な訳あるか！」
「五月蝿いですねぇ？１人でごちゃごちゃと。」

イルカはスプーンを指して言ってきた。
…というか、いつの間にハーブティー飲んでんだ！

「じゃ、さっさと帰るぞ…」
「まだ用がありますよネェ？影ピョンさん？」

帰ろうとする影堕に望雅はニコニコしながら言う。

「鍛えてもらえ。」
「死にたくねえんだよ！俺は！」
「同感だ。」

疎火はそういう。影堕はそういう。俺もそれに納得できた。

「死にゃあしないでしょうにねぇ？」
「そうそう。」
「お前等は信用できねえんだよ…」

２人の言葉に俺は呟く。
というか、お前等も何暢気にカフェオレやら飲んでんだ…

「じゃ、選択肢。１つ、このまま帰って海に突き落とされる。」
「２、特訓して強くなる。」
「「さてどっち。」」

すみれとイルカ、２人はうまい事はもる。

「特訓って死にに行きましょうって言ってんのと同じだろうが。」
「じゃあ、海に突き落とされて死にますか？」
「「どっちも嫌なんだよ。」」

俺と影堕もはもった。
…結局、明日の朝に特訓することとなってしまった。

その夜―
俺は深夜１時に起こされ、サンヨウシティの屋敷に連れてこられる。
…後、影堕も眠い目をこすりながら来ていた。
…で、鬼コーチのカラスとイルカ、大鬼コーチのすみれが居た。

「ではでは、肝試しを始めまーす。」
「「は？」」

すみれの発言に俺と影堕ははもった。


肝試し？遊びか？そもそも、この屋敷使っていいのかよ…