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「…お前等、帰れ。」
「冷たいですねぇ？偶然一緒の方向でしょうに。」
「てか、お前等２人は仕事だけじゃないのかよ。」
「仕事ですよ？…いつも通りのじゃないですがね。」
「そうそう。」

…読者の皆様、ここで言っておく。これから皆様に助けを求める事が多くなるだろう。それだけは言っておく。
あの３人は俺の後を歩いていた。俺はもう疲れたくないから帰るように言った。…ルイはいつもの調子で言う。あの２人は仕事だという。
…キャラ共で仲いい奴、又はよく知ってる奴に訊く。…こいつ等、殴ったらどうなる？しかも、どんな奴等だ。弱点は？…答えを待つ。

「そうかそうか。じゃあ、とっとと用済ませて帰れ。」

俺はそう言い残し、早歩きで行った。…なんとか離れたみたいだな。
俺は一息つき、サンヨウシティを目指して歩く。

「…そろそろか。…ジムリーダーなら何か知ってるかもな。」

俺は考えを呟く。…サンヨウシティには三つ子のジムリーダーが居る。…喫茶店も構えているらしいが。
俺はサンヨウシティに入り、まずポケモンセンターで部屋を取る。で、荷物を置く。

「…ジムに行くか。」

俺はそう呟き、ジムに向かった。…？

「…中がやけに騒がしいな。」

ジムの中は何故か騒がしかった。…こういう騒がしさは俺嫌いなんだが……情報収集のため…か。
俺は自分で納得し、中に入った。…ある特定の席が囲まれている。
…無視だ。こういう時こそ。
俺はそう考え、開いて居る席に座った。
すると、ジムリーダー３人が来る。

「いらっしゃいませ。ご注文は？」
「コーヒーで。…後、尋ねたいことがある。」
「何でしょうか？」

まず、デントという奴に注文を尋ねられた。俺は注文した後、尋ねる事があるという。それに笑顔で返すコーン。

「この間、雷雲が見えたと思うが。」
「あぁ…見えましたよ。」

俺の問いかけに答えるポッド。

「その中にポケモンは見えたか？」
「ポケモン・・・そうですね…僕等からは見えませんでしたが…」
「…そうか。」

俺の質問に答えるデント。俺は呟く。すると―

「ゼクロムについて調べているんですね。」
「あぁ…って、お前は！」

急に尋ねられ答える俺。見ればすみれだった。…まぁ、一番まともな奴だからよかった。
…というか、俺…先についてるはずだよな。…それか、ポケモンセンターに部屋を取りに行っている間か？

「すみれさん、この方とお知り合いですか？」
「…まぁ。」
「お前等も知り合いか。」

コーンの質問に静かに答えるすみれ。…こいつ、知り合い多いな。

「あ、想ちゃんさん。」
「俺は想ちゃんじゃねえ。」
「来てたんですねぇ？」

そこに現れた安藤とルイ。…いい加減、ちゃん付けはやめてほしいものだ。
…というか…

「…騒ぎの原因はお前等か。」
「僕等というよりこのせっかちさんですがねぇ？」
「そうそう。」
「…絶対せっかちじゃない。」

こいつ等の後ろには大勢の人々が居る。ルイはすみれを見ながら言った。安藤もそれに頷く。
…こいつ、せっかちか？…というか、何者なんだ…


…ゼクロムを調べているか尋ねて居た時、あの目…凄く真剣だったが何でだ…？