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ポケモン+(プラス)ノブナガの野望×(クロス)over
プロローグ 遊技制作会社と魔術結社
著 : 河尻ダイゴ(若榴)
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プロローグ 遊技制作会社と魔術結社
「事の始まりは、あなたが藤原氏を傀儡として操ったことだ。島国での組織の活動をし易くするため、国家権力を掌握した」
「まぁ。だいたい正解」
「ミチナガを頭として、西洋魔術の四大元素、〈神の力(ガブエリエル)〉〈神の火(ウリエル)〉〈神の薬(ラファエル)〉〈神の如き者(ミカエル)〉を用いて儀式は行われた。四大天使を仏教の四天王、〈持国天〉〈増長天〉〈広目天〉〈多文天〉に変換という名のカムフラージュされた東洋魔術(陰陽術)は、どんな魔術で、どのような成果をもたらしたのですか?」
「私は、『神上』を手に入れた」
「『神上』とは何です?」
「藤原氏の血すじには、九条、一条などの、数字と『条』で名字を構成する家系が生まれた。その中の『一条家』。ローマ帝国では、『3』の数字は『女』を表し。『2』の数字は『男』を表し。『1』の数字は『神』を表すとされた。つまり、一は神。よって、一条は『神条』。私は『神上』という、藤原氏の最高の血脈を手にした!!」
「『神上』を手にしたのならなぜ?ヨシツネとヨシツネ四天王を生け贄に、もう一度、ミチナガと同じ儀式をしたんです?」
「ヨシツネは偶然に見つけた『原石』。『鞍馬天狗の神通力』という魔術的テレポートを身に付けた、希有の存在。『鞍馬天狗の神通力』をもつ彼は、誰も入れない『船』に入れた。」
「船とは?」
「ノアの箱船と呼ばれる物。かつて、この惑星に冷凍保存された生命の『SEED(種)』を運び。解凍された『SEED(種)』をばら蒔いた宇宙船」
「その力を保有していたから、ヨシツネを利用した……」
「『神上』は、多いに越したことはないわぁ。予備としての保険」
「しかし、ヨシツネの子孫はいない。これは失敗した」
「そうかしら。君が知らないだけで、大陸にいるかもしれないわ」
「ノブナガも『神上』の儀式の生贄だったのですか?」
「『ノブちゃん』も藤原氏の血をひいていたから生贄の条件は満たしていたの……。六欲天の魔王(第六天魔王波旬)と名乗った『ノブちゃん』と、ノブナガ四天王(四大天使)で、三度目の『神上』を行った」
「ランセ地方で、過去のその時代に何が起こったのですか?答えてくれ!答えろ!!」
「6は最初の完全数。1(神)と2(男)と3(女)を足した和の数。『天地創造』では神は6日間で世界を想像した。神上(完全なる全知全能の創造神)による『新世界』の創造。しかし、それは『白き者』に阻まれてしまった」
2012.2.21 23:17:09 公開
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