夕焼け見にこ
運命の出会いの日から
著 : はる吉
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サーナイトに出会ってから運命が変わっていく。そのことをまだ知らない。
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自分たちは近くの公園に連れられた。気まずい。なんで助けたんだ。
「なんで死のうとしてたの?」
「えっと。」
本当のことを話していいのだろうか。でも、話したら…。
「いじめにあってんでしょ?」
「え。」
何で知っているの?自分より年上だよね?たぶん20歳くらい。
「私だって経験してるんだよね。いじめを。だからあなたと同じことしようとした。でも、止められたけどね。ww」
「はい。いじめられています。」
「やっぱりね!ていうか、敬語やめてよ〜。恥ずかしいじゃん。普通に話したんでいいよ。」
「うん。」
なんだろう。少し落ち着く。サーナイトと話していると。
”♪〜〜”
「あっ!もう5時だね!急いで帰らなくちゃ!じゃあ、明日、ここにきてね!じゃーね!」
渡されたのは名刺?いや。ちがう。相談所?なんで、行かないといけないんだろう。ていうか明日学校じゃん。いや、まてよ。明日2時間で帰れるんだ!ラッキー!
そうして、いつもはないことだが、今日は何か一味違うようで、ルンルンで帰った。
次の日。今日は気持ちがいい朝だった。
でも、学校生活は変わらない。だけど、2時間で帰れるということがどんだけうれしいことか。いつも通り、朝起きて、ご飯食べて、学校に行って、いつもいつもいじめられる。もうそれがルーティンになってしまうほど。当たり前だと思う。いや、当たり前だった。
そうして、いやな今日を終えて、走って家に帰る。そして、勢いよくドアを開ける。
「父さん!行ってきます!」
そういい、ランドセルを投げ捨て、手に昨日もらった名刺を握り、家を飛び出そうとした。
だけど。
「まてー!誰と遊びに行くんだ?」
えっと。あ!
「友達と!スマホロトム持ってるからそれで連絡するね!んじゃ!いってきます!」
「行ってらっしゃい」
そうして、家を飛び出し、目的地に向かう。町中についた。まあまあの距離を歩いたな。どこに目的地があるのかわからず、ぐるぐる見渡していると。
「でけぇー」
そう。それは、とてもでかいビルだった。
(ここだ!)
そう、確信した。たしか、5階だったよね。名刺を見て確認する。あっていた。
「よし。行くぞ。」
そうして、向かうため一歩ずつ踏み出していく。
この踏み出した一歩一歩が自分の未来を大きく変える。
2024.9.16 23:45:00 公開
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