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アジトの廊下に、日記が落ちていた。
キンシロウはこっそり、それを読んでみた。


7月29日 水 曇り
団の中にマグマ団のヤツと付き合ってるヤツがいるらしい。
なんともショッキングな出来事だ。
何がショックかって、その相手のマグマ団が結構なべっぴんだ、ということ。爆発しろ!!

8月7日 金 晴れ
実家からの帰り際(?)に母ちゃんが「これ持ってきー」とよこしたのは…米5俵。
持ってくには気遣いが重すぎるよ…母ちゃん…

8月11日 火 晴れ
ヒマなのでムロ辺りへ釣りに行った。
釣果:コイキング 27匹
メノクラゲ 19匹
ホエルコ 22匹
空き缶 5個
海パン 10枚
※海パンはそれぞれ持ち主に返しました


「……この人、色々カオスだな…」
そっと、日記を閉じた。
その時である。
「見〜た〜な〜???」
キンシロウとソフィアの背後に、日記の持ち主であろう男と、ブースターがいた。

「…はい…」
「頼む…内容はバラさないで…」
男は土下座の用意をしているようだ。

が、ここでソフィアはゲスのような笑みを浮かべて、
「私に勝ったら…ね☆」
ここで拒むと間違いなく言いふらされそうなので、男は仕方なく勝負を受けることになった。

圧倒的なレベルの差でソフィアのKO(?)勝ちだった。タイプ相性とは何だったのか。
「言いふらさない代わりに…今日、晩飯おごってくれますか?」
「それで済むなら安いもんだ…」

その晩飯が意外と高くついたのはまた別の話である。

続く