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青いハンマー

著編者 : ななし?

3.孤島の夢

著 : ななし?

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ある日、キンシロウは水泳の特訓のため、107番水道にいた。
この時はなぜだかスイスイと進むことができた。
…否、調子に乗ってどんどん先に進むソフィアを無我夢中で追っているうちにそうなっただけである。
結局のところ、カナヅチなんて改善したわけではない。

気づいたら、もはや自分たちがどこにいるのか分からなくなっていた。
ふと見ると、近くに島が見えた。
いくらカナヅチとはいえ、3m程度ならなんとか進むことができた。

なんとか上陸すると、なにか不穏な空気を感じた。
島の奥の方でマグマ団とラティオスが睨み合っていた。
「ラティアスもいんだろオイ!?来させろやァ!」
「姉貴に指一本触れさせるわけにはいかねえ」
(なんとなく聞き覚えのある口ぶりのラティオスだな…気のせいだろうけど)

このままにしておいてもよかったのだが、マグマ団が絡んでいるのがシャクだったので勝負をふっかけることにした。特に、かなりガラの悪い下っ端♂。
「そ、そいつを利用するのなら俺を倒してからにしろ!」
「オォ!?海パン野郎のくせに上等だ!やってやるぜ!!」
どうやら、こちらがアクア団であることには気づいていないようだ。

結果、想像以上に弱かった。ソフィアの吹雪で一撃だった。
「お、覚えてやがれェ!!」
「こっちはいつでも相手するわよ〜」

すると、ラティオスが頭を掻きながら言った。
「……その…これからよろしく…」
「へ?ドユコト?」
「アレだ…その、お前について行きたい」
「はあああああああああああああああああああああああああああああ!?」
いやいやいやあり得ないだろ。お前はユウキとかいうガキについて行くのがスジじゃないのか。でもって後々どこかの高校生とかに引き取られるんじゃないのか。ってそれは作者の別作品か。あれか?俺はその役割を奪っちゃったのか?
そういう思いが、次々と脳裏をよぎった。混乱していた。わけもわからず自分を攻撃しそうだった。

「ハッ!?」
目が覚めた。いわゆる夢オチというやつである。
(やっぱり、現実はそんなものだ…)そう思ったのもつかの間、
「ん〜〜〜うるさい!!」
ソフィアの吹雪が炸裂した。寒い。とにかく寒い。
夏だというのに凍傷になりそうだ。

続く

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2015.8.19  22:52:24    公開


■  コメント (2)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

お、どうもどうも、ななし?です。
騙されましたか。光栄…といっていいんでしょうかね、これ?
主人公とはいえアクア団の片割れなのでそう上手くはいかないのです^_^;

確かに、無我夢中とはいえいつ泳ぎ方を習得したんだ、って話ですよねw

それでは!

15.8.22  08:29  -  ななし?  (itismine)

こんにちわ、またまたお邪魔しちゃいます。
ショコラです。
えぇっと、まさかの夢オチですかッ!
いやいや、ホントにラティオスが仲間になっちゃうのかと思いましたよ、本当に。
というか、まずカナヅチなのに泳げてる自体が可笑しいですよね。よく考えれば…
うーん、なんだか騙されたような…(・・;)

ま、まぁそんなことはともかく。
ソフィアの吹雪はすごいですね!
でわ!お邪魔しましたぁッ!

15.8.21  22:08  -  不明(削除済)  (00343604)

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