青いハンマー
12.某アイドルの出番はない
著 : ななし?
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ある日、珍しくアオギリが団員達を呼び寄せた。
アオギリ「突然だがな、今からオメェらにクジを引いてもらう」
団員達「はい!?」
アオギリ「御託並べてねえでほら、引け、引け!」
キンシロウ「セイイチロウ、お前どうだった?」
セイイチロウ「『Σ』だった…お前は?」
キンシロウ「『カペイカ』だったけど…Σて」
セイイチロウ「カペイカってチョイスもなかなかアレだけどな」
アオギリ「とりあえず…クジに何か書いてあった奴は残れ」
キンシロウとセイイチロウを含めた5人が残った。
アオギリ「オメェらには、来週行われるコンテストに出てもらおうか」
5人「「「「「はい??????????」」」」」
アオギリ「『トロボの社』の奴はかっこよさ、『カペイカ』はうつくしさ、『メーメーミルク』はかわいさ、『Σ』はかしこさ、『ペオン』はたくましさ、だ。当日はそれぞれのおきがえピカチュウをイメージした衣装でな」
5人(((((マジか……)))))
その夜、キンシロウの自室。
キンシロウ「――というワケだ」
ソフィア「かれこれ9年くらい一緒にいるけど…ホント、変なタイミングでよくわからないモノ引き当てるわよね…」
衣装に関しては、当然ながらソフィアが着ることとなった。
そして、翌週。ちなみに5組とも同じ日の参加である。
ソフィア「やっぱり恥ずかしい…」
キンシロウ「恥ずかしいって…ソレを俺が着てんの想像してみろ」
ソフィア「うっ……」
相当、えげつない図が浮かんだらしい。そんなこんなで、本番(?)である。
司会「今回の参加者はこの4人〜〜〜!!」
会場は、すでに盛り上がりをみせていた。
司会「エントリーNo.1、駆け出しサイキッカー・ヤン・グァンシェンとスザク(ファイアロー♀)!
エントリーNo.2、髪も名前も長いプリヘーリヤ・ムラヴィヨフ・アムールスキーとシルヴァーニ(フリーザー)!
エントリーNo.3、まさに流星のごとく!スター・バックランドとタラゼド(イベルタル)!
エントリーNo.4、特になし!左衛門三郎キンシロウとソフィア!」
グァンシェン(僕の紹介だけマトモ…とはとても言えマセン)
プリヘーリヤ「名前長いのは余計です」
スター「マキアートというあだ名つきました」
キンシロウ「いつからこれは世界大会になったんだ?」
ソフィア「てか左衛門三郎だったのね」
キンシロウ「何をいまさら」
以下、コンテストの様子のダイジェストである。
シルヴァーニ「させてなるものか…」ふぶき
タラゼド「また妨害かよ!えげつねェな…」
スザク「あ、涼しい」
グァンシェン「そうイウ問題じゃナイ!!」
〜中略〜
ソフィア「さっきの恨み…吹雪返し!!」
スザク「もうちょっと強めて〜」
ソフィア&シルヴァーニ「「他人(ポケ?)をエアコン扱いすなッ!!」」
司会「結果発表ー!!!栄えある第1位は…左衛門三郎キンシロウさんとソフィアー!!かのマダム・ピカチュウを思わせるような衣装がウケたか?2位以下に大差をつけたーッ!!!おめでとーございます!!」
キンシロウ「…いいんだよな…?」
ソフィア「…いいんじゃないの…?」
翌日。
アオギリ「―で、なんだ…キンシロウとセイイチロウは腹痛でダウンしたから代わりにオメェらが来たってか」
フォンテ「そういうことっス」
アオギリ「んで、結果はどうだったんだ?」
ソフィア「―ということがあって、優勝でした」
フォンテ「僅差で2位でした」
アオギリ「それで…あの衣装はオメェが着た、と。まああの体格なら当たり前だろうなァ」
フォンテ「……!」ピコーン
後日、キンシロウに何が起こったかは皆さんの想像にお任せする。
to be continued...
2016.3.13 22:05:36 公開
2016.7.20 16:23:09 修正
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