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ソフィアがその日の夕食をこしらえていると、ムツオのけたたましい足音が響いた。
4足なのにどうやって、とかのツッコミは勘弁していただくとして。
ムツオ「遂に!遂に完成したぞオオオォォォ!!!」
ソフィア「早々からうるさい」
キンシロウ「で、何が完成したって?」
ムツオ「ズバリ…あ、メシ食ってきてもいい?30分くらいで終わるから」
キンシロウ「」ｽﾞｺｰ
ソフィア「30分で完食しな!!」つ【大盛り】
キンシロウ「」

30分後、ムツオが何か液体と機械を持ってきた。
ソフィア「何それ?」
ムツオ「ズバリその名も…『笑い上戸ミスト』!これを吸うと2時間、笑いが止まらなくなる。アジトに殴り込みにきた奴なんかに使えば勝負どころじゃなくなるだろうなァ…」
キンシロウ(すごいのか…?)

翌日、またしてもノゾミが襲来した。
その時、笑い上戸ミストが噴射された…が。
思った以上に広い範囲にまかれ、ノゾミだけでなく多くの団員・ポケモンが吸った。
運悪く、前日にお笑い番組をやっており、その思い出し笑いで大多数が笑い転げる事態に。
ムツオ(ある種の地獄絵図だ…)
完全防備の上で様子を見ると、なんと肝心のノゾミにはまるで効いていなかった。
ノゾミ(さっきのアレなんだったんだろ…)
ボワ「どうすっぺ…こっちさ来っだ(こっち来てる)…」
ムツオ「どうするも何も…アレが効かないんじゃ…」

遂に、ノゾミは集団爆笑の現場に到達した。
団員達が一斉にフルボッコされるかと思いきや、ノゾミはその地獄絵図を目の当たりにして無言で退散した。
結果オーライ。

続く