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電氷念の闘い〜3分野のくに語り

著編者 : じおぐら4891

【history_1】小さなグレイシア

著 : じおぐら4891

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ーこちらも、あの天災の翌日だったー

「グググググ…グレイシア様ああぁぁぁぁぁ……!!?」
 驚きを隠せない様子でいるのは、ソーシャ島の歴史のくに【ヒストリー遺跡】の長、グレイシアに直属で仕えるポケモンの1匹、フリージオだった。半分位泣いてるのでは、という眼でグレイシアを心配していた。
「私がそんな大事に繋がる訳…ええぇぇぇぇぇぇ!?」
 一面氷の遺跡という訳で、大概の場所が【映し身の洞窟】の如く澄んだ鏡に見える。そのため、グレイシアもあっさり気付いた模様。自分自身の身に、何か変な事が起きているのだった。
 何か気付いた模様。グレイシアは自分の身が可笑しいという事実だけで向かう場所を決めていた。
「フリージオ、行くわよ!」
「グレイシア様、どこへですか〜??」
 グレイシアは、思い当たる場所が1箇所だけあったので、そこへ目がけて駆け出して行った。勿論、フリージオは殆ど気付いていない。
 そして、2匹を見ていたのか、グレイシアに直属で仕える他のポケモン、モスノウとガラルヒヒダルマもついて来た。2匹はグレイシアがいるという事実だけを念頭に置いて進んできている。フリージオ同様、何が起きているかは1mmも気付いていない。
 暫く道を進んだ先、ヒストリー遺跡の真ん中。グレイシア一行は、4本の柱で包まれた巨大神殿に入っていった。例えるなら、マイ○クラフトとやらの海○神殿が氷に置き換わった感じの建物。しかし内部は本家と大きく違い、階段によって地下のフロア分けがされている感じ。
 最深部になると、備え付けられている松明の明かりが唯一の頼りというレベル。一般の人の明度判断の力だと見えないという程。ここが、グレイシアが思い当たったただ1つの場所だった。
 4匹が揃って神殿に入っていった。4匹は揃って物事の真実を悟ったかの如く、同時に口を開いた。
「「「「やはり…。」」」」
 見ると、最深部にある筈のキュレム、ブラックキュレム、ホワイトキュレムの3匹の伝説のポケモン達の氷で出来た像が見事に壊れていた。
「私が2倍の大きさで威嚇出来ているのは、キュレム様御一行のおかげでしたのに……これでは……」
 悲惨にも、キュレムの像は首から思いきり折れていた。ブラックキュレムは両方の腕が付け根から折れていた。ホワイトキュレムは、像が真っ二つに割れていた。左がかろうじて土台に付いており、右側は地面にあるだけの姿。隕石の衝突から起きた地震のせいだった。地下にある神殿だった事で、物凄く震源に近い事が理由だった。

 グレイシアは……グレイシアは………何と、2回りも大きい筈の大きさから、1回り小さいグレイシアになっていた。

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2021.7.8  19:22:32    公開
2021.7.18  13:29:13    修正


■  コメント (2)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

せせらぎ様
コメントありがとうございます!
 せせらぎ様の仰る通り、グレイシアは元々は小さかったです。果たしてどこまでサイズを戻せるでしょうか。
 踏み潰される心配をせずに近寄れるとはwそしてれいとうビームの10%を引いており…!^^;
 因みに、私だとシビルくんに巻き付かれたいですかね…!しかしその後ろからグレイシアにふぶき撃たれたりして(じおぐら4891は凍りついた((ごめんなさい

21.7.9  00:30  -  じおぐら4891  (geograr)

地下深くにある氷の巨大神殿…!! 神秘的ですね(*^^*) 巨大グレイシアの大きさの秘密がこんなところに隠されていたとは! グレイシアちゃん……元々は標準的な大きさよりもちっちゃな子だったのですね……かわいい^ω^ これで踏み潰される心配をせずに近寄れます!! グレイシアちゃんなでなで!!なでな……(▼せせらぎは れいとうビームで 凍らされた!

21.7.8  23:46  -  せせらぎ  (seseragi)

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