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ポケモン不思議のダンジョン 革命隊

第1話 出会い

著 : ハルナツ・シュートウ

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ポケモン達は、とある大陸『クーヘン』に住んでいた。

その大陸は人間が訪れないポケモンだけの世界だった。

ある日、何の前触れもなくその大陸に一隻のモーターボートがやって来た。

船には一人の男が―――

男は砂浜を見つけると、そこに船を止めボートから飛び降り上陸した

すると運悪く雨に遭遇してしまった。徐々に雨は強くなってくる。
「今夜は荒れるな」

男はそう言い、大陸の中へ足を踏み入れていった―――






翌日、大陸のとある田舎町『ワッフル』に一匹のポケモンがいました。
そのポケモンはサブレという名前のポッチャマ。革命隊(レジスタンス)という団体に所属しているそうです
そして今、サブレはレジスタンスの仲間から食料の調達を頼まれクルミの森へ出かける準備をしていたのでした

「準備完了。さぁ、クルミの森へ出かけよう」

サブレは一目散にクルミの森へと向かった。
しかしそんなに遠くはないのですぐに到着した。ワッフルから徒歩4、5分って所かな
それはそうとサブレはこの森に来た理由は食料調達。頼まれた食料を探すため地面をくまなく探し始めた

「確か頼まれた食料は……リンゴ、オレンの実だったね。仲間の為に沢山持って帰るぞー」

そういって念入りに草の根分けて探していると、リンゴを発見! サブレは嬉しそうにバッグにリンゴを入れた
それから数時間、空は既に夕日で染まっていた。
サブレは満足できるほどのリンゴとオレンの実を獲得できたらしく、食料の入った重いバッグを手にワッフルへと帰っていった
帰還中、森の中で倒れているフシギダネが視界に入った。
サブレは、慌ててそのフシギダネに駆け寄り声をかけた

「ど、どうしたの。大丈夫?」

するとフシギダネは静かに目を開き、サブレの方を向いた。サブレは生きていることを確認すると一先ず安心した
すると突然フシギダネは飛び上がり、

「ポッチャマが喋ってる!?」

と叫んだ。当然サブレは何のことを言っているのか分らない。

「一体何のこと? それにしてもこの周辺じゃフシギダネは見かけないけど、何処か遠くから来たの?」

フシギダネ? 最初は何のことだろうと思ったが、その答えがすぐに分った。
なんと、自分がポケモンになっていたのだ。フシギダネは飛び上がるほど驚いた。
その尋常じゃない驚きようにサブレはワケを聞いた。するとフシギダネはすんなり答えてくれた

「自分はブラン。信じられないかもしれないけど、人間だ」

サブレはそれを聞いて驚いた。そりゃあ急に初対面のフシギダネに「自分は人間だ」と言われたら驚く
それを聞いてサブレにある疑問が浮かんだ。なんでポケモンになってしまったんだろう?
サブレはこれまでの過程をブランに聞いてみた。
すると、ブランは頭を抱えて身震いした

「……お、思い出せない」

これはいわゆる『記憶喪失』って奴だろう。自分の名前と、元人間だったという記憶しかないなんて正直可哀相だ
そう思ったサブレはブランにあることを尋ねた

「これからどうするの?」

ブランは「記憶を取り戻すために手がかりを探す」と答えた。だが宛がない為どこから探していいか分らないようだ
そんなブランに手を差し伸べるサブレ。

「宛がないならボクに連いてきて。レジスタンスの隊長なら何か分るかもしれないよ」

その話を聞いたブランは、期待を膨らませてサブレと共にワッフルへと向かった
ワッフルに到着すると、レジスタンス基地へと行きロビーのイスにブランを座らせた
少し待っててとブランに言い、サブレは隊長の部屋へと向かった。
ドアをノックし静かに扉を開け部屋へと入る。中にいたのは隊長であるネイティオだ。サブレが部屋に入ってきたことを確認すると勢いよくサブレの方を振り向いた
サブレは静かに隊長へと近づき食料を入れたバッグを手渡し、今日森で会ったブランの事を報告した

その話を聞いて隊長は少し驚いた。サブレは何か知っているか問いかけてみたが、隊長さえも知らないようだ
「人間がポケモンになるなんて前例はないからなァ。正直驚いたよ。で、そのブランってフシギダネは何処にいるんだい」

「ロビーです。呼んできますか?」

サブレはブランを呼んでこようとしたが、隊長は否定した。
話を終え、サブレが部屋から出ようとしたその時、隊長は静かにブランを保護するように指示を出した
サブレは隊長の方を向き静かにうなずくと、部屋を後にした。

ブランをロビーで待たせっきりにしちゃ悪いので、サブレはロビーへと向かう
ロビーに到着し、ブランの座っていたイスに目をやった。するとブランの姿がない
何処へ言ったんだと近くにいたレジスタンスのユキワラシに話を聞いた。
どうやらサブレが隊長と話をしていた間に外に出たらしい。どこへ行ったんだと思い基地から出てみると、広場で散歩しているブランの姿が目に映った

サブレは心配そうにブランに駆け寄った。ブランはサブレの存在に気がつくと、話を始めた
「何故自分はポケモンになったんだろう? それに何で記憶まで……」

ブランは悲しそうな表情でそう言ってきた。サブレはそんなブランを元気付けるために助言をしてあげた
「いずれ答えが見つかると思うよ。きっと……」

ブランは元気が付いたのか、サブレの方を向きお礼を言う
そしてここからブラン達の長い戦いが始まるのだった―――

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2007.9.28  16:41:25    公開
2007.10.2  20:25:28    修正


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