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生あるものの生きる世界

著編者 : 森羅

26.sideケイヤ 雪降る町[キッサキシティ]

著 : 森羅

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「キミ、ここで何してるの?
というより、どこから入ったの!?」

うわぁー、スズナだぁ。すごいなぁー!!
本物〜!
燐の話が本当かどうかはともかく、ぼくは今キッサキシティに居るってことだよね?
ゲームとよく似てる。神殿も、スズナも。
夢かな?
夢でも、すごい!!

「キミ・・・、私の話聞いてる?」

雪とか、本当に触れるし・・・。
触ったら冷たい。
燐の吐いた火はあったかいし、
夢じゃない!!!

「・・・・・聞いてる?それより、聞こえてる??」
《・・・ケイ・・・》

ん?何か呼んだ?
ぼくはやっと明後日の方向に行っていた意識を今日に返してくる。

「キミ、どうやってここに入ったのッ!?」
「知らないです」

ぼくの即答にあっけにとられるスズナ。
でも、ぼくはそんなこと知った事じゃない。
なんでって、
スズナの隣にいた『ポケモン』を見つけたから。

ユキノオーにユキメノコ。
燐とあわせると化け狐に雪男に雪女で妖怪大戦争が起こせそう。

《ケイ、さっきすごく失礼な事考えませんでしたか?》
「燐!いつの間にラルトスになったの!?」

ラルトスは相手の心を読み取るポケモン。
ぼくは言ってしまってから後悔した。

《やっぱり、思っていたんですね・・・》

・・・・・・・・・・・燐の後ろに不動明王が見えるのは気のせいか、否か。
寒いはずなのにぼくの頬を汗が伝った。

「とにかく!ここは禁足地なのッ!出て行ってくれるか痛い目見るか」

スズナの言葉にぼくは素直に立ち上がる。
燐なら相性抜群にいいけど、勝てるかどうか・・・。
ぼくは燐の実力を知らないし、ここは素直に従っておいた方が賢いとぼくは思う。
ドアもいつの間にか消えちゃうし・・・。

というより、どうやったら元の世界に戻れるんだろう?
あーあ、宿題やっとけばよかったなぁ。
やけに現実的なことを考えるぼく。

スズナにせかされながらぼくはキッサキ神殿を後にしようとして、

「スズナさん!湖に!エイチ湖に!」

ひとりの男の人が駆け寄ってきた。

エイチ湖・・・・あぁ、ユクシーの居るとこかぁ〜。
この世界でもいるのかな。
あ、地形はダイヤ・パールの形かな?
それともプラチナ?
プラチナだったら“ロッククライム”がいるじゃん。
あれって実際にやったらどんなのなのかなぁ。

「どうしたの?」
「変なヤツらが居るんです・・・」
「おっけ、行こッ!」

ぼくが色々考えている間にスズナと男の人の会話は終わっていたみたい。
というより、「行こッ!」ってぼくの事かなぁ?

わけのわからないまま燐とぼくはとりあえず付いていく。

一寸先は暗闇。
落ちるかどうかもわからない。
けれども、
進まずにはいられない。

なぜって、

今居る所も暗いから。

この選択は正しいのか、間違っているのか。

今のぼくには知りえない。















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2009.4.6  20:25:29    公開
2009.4.6  20:49:31    修正


■  コメント (4)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

後になってしまい申し訳ないです・・。
コメントありがとうございます!!KaZuKiさん。
あ・・・・、失望させてしまいましたか・・・・。
申し訳ありません。この話はどうしても後に繋がる物なので抜かすわけには行かなかったんですよ・・・。
ですが、ぼくが最初明言している通りこの話はこちらとあちら二つの世界の物語です。ですので・・・・・27を読んで頂けたら幸いです。ケイヤはこの物語で一番『世界の真実』に近いところに居ます。ネタバレとなるのであまり言えませんが・・・。
ですので、どうしてもケイヤに伏線を引く手伝いをしていただかなければならないんです。ご了承いただければ、と思います。
では、失礼を。

09.4.7  01:59  -  森羅  (tokeisou)

おぉ!27を書いている間にコメントが2つも!!
(時間順で)
コメントありがとうございます!45さん!
えぇっと・・・、混乱させてしまいましたか・・?
まだ何も起きてませんよ?(26では)
27を書いてしまったのでものすごくいいたいのですが、
そういうわけにも行きませんので・・・。
スズナはなぜケイヤに言ったのか・・・・。それは27の文頭にでてますよ(笑)
先程のコメントを気にしていらっしゃるようなら戯言とでも思って置いてくださいm(−−)m
ゆーととの再会は・・・・言いたいッ!!言いたいのですが・・・。
27を参照ということで、これで失礼を。

09.4.7  01:49  -  森羅  (tokeisou)

どうも〜、最近森羅さん更新早いですねぇ。
とりあえずケイヤ君まで来てしまいましたか、てっきり私としてはこのロジックは互い交わるのに、ありえない二つのベクトル……すなわち無と有の交差、現と虚の存在感……それに魅力を感じていたのですが、ちょっと半減で残念です。

とはいえ、ケイヤ君、こうなってしまっては仕方がありません!
とりあえず死なないように頑張って欲しいです!

では、また次の話に期待しております!

09.4.6  22:27  -  不明(削除済)  (fantasic)

何故か・・・・・・何がなんだか・・・・・・。いや、何が起きているのでしょうか・・・?何かが、起きましたね・・・・・・。
あ、あと、返事を読みました^^ありがとうございますorz

またまた、笑いました^^
リンの鋭さ、ケイヤの現実逃避。不動明王って・・・(怖)
ケイヤも、暖かさをしったようで汗が^^(違っ!

次回は、ギンガ団登場ですかね・・・。

前回のコメントは・・・
めちゃめちゃ気になります!!!
コメントの、ネタバレ防止、強制終了、(怪)などなど、()の中の文字には、怪しいものばかり・・・
()中・・・みかんを無二の友・・・。雪合戦後は、ストーブが無二の友になりましたww(はい、馬鹿でした^^;

そして、『死の世界』に来てしまったので、ゆーとと遭遇なりますかね?
スズナは、何故ケイヤに頼んだのでしょうかね??

では。失礼します。

09.4.6  21:00  -  不明(削除済)  (45syost)

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