生あるものの生きる世界
96.sideユウト×アヤ Toy Box[オモチャバコ]
著 : 森羅
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sideユウト
・・・痛ぇ・・・・・・。
ふらつく自分を右足に力を入れて踏みとどまる。
足元には、小さな血溜まり。
オレって血出るんだな、と改めて実感中。
・・・・・嬉しくともなんともない・・・。
《・・ュ、・・トど・・の・・・?》
「紅蓮、・・・お前のせいじゃねぇよ。気にすんな」
《・・でぁ、りますが・・》
先程の狂った様子とはまた違う、けれど怯えたような紅蓮の目線はオレの押さえている左手から左腕を伝って時折流れて落ちていく血と自分の爪を見比べている。
「オレの責任だ。だから気にすんな。面倒くさいから」
《・・・・・》
オレの責任だと言っているのに、紅蓮は黙って下を向いてしまう。
紅蓮が責任を感じる必要などどこにもない。
先程からのマグマ団(元・主)からの発言でわかる。
紅蓮はあいつから恐怖しか教わっていない。
紅蓮はだた、怯えていただけ。怖いから自分を護ろうとしただけ。
だから、仕方なかった。それだけだと言うのに。
《ユウトっ!》
「・・・・夜月?」
固まっている紅蓮の後ろ辺りから夜月が出てきた。
駆け寄ってくる夜月は変な顔をしている。
・・・・・もしかして、怒ってるのか?
《夜月?、じゃねーーッ!アホ!何やってんだよ!?阿呆!》
アホと言うなアホと。しかも2回も。
生きてる事をほめてもらいたいくらいだ。
「・・・何って、紅蓮止めてたんだよ。他に何がある・・痛ッ!?」
何があるんだ、と言おうとして誰かに頭を殴られた。
夜月は目の前。後ろを振り向くと怒りの形相のアヤ。
オレはその両方を見比べる。
何だ?寄ってたかって。オレは何かしたか?
「あんたねっ!馬鹿もいい加減にしなさいよッ!?
馬鹿じゃないの!?馬鹿!もう馬鹿としか言いようないでしょ!
まず止血しなさいよ、それ!死にたいの!?」
《そーだ、そーだ!ゆーとのあほー!》
「あのなぁ、オレが死にたいわけねぇだろ」
当たり前だ。
つか、馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿と4連発はひどくねぇか。
理不尽さを感じるオレを無視してガトリング砲よろしくアヤの言葉は止まらない。
「死にたくないなら何なのよ、それ!
床にべったり水溜り作って!それを馬鹿って言うのよ!この馬鹿!」
「いや、だから・・・・・あー、これまずいか?」
言い訳をしかけていまさらながら自分の重傷さを自覚する。
こんなに血が出た事は人生16年はじめてだ。
・・・・・なぜか非常に冷静に自己分析してるんだが。
《まずいに決まってるだろ!俺に任せとけば良かったのにッ!》
オレの言葉にあっけに取られたような顔をしているアヤの代わりに今度は夜月が噛み付いてくる。つい、と目を逸らすオレ。
-------嬉しそうな笑い声と拍手の音が響いた。
一様に目をマグマ団側(そちら)へと向けるオレたち。
耳障りな声が部屋と廊下に反響していく。
「・・・あはっ!あはははっ!ねぇ、君さぁ、『面白い』ねぇ。
ずぅっと見てたけどぉ、・・・うん!やっぱり君が一番『面白い』。
『役立たず』なんだしさ!殺しちゃえばもっと面白かったのにぃ〜。
でも、まぁいっかぁ。・・・・・あのさ!さっきさぁ!アレどぅやって止めたのぉ?」
嬉しそうにしているのはたった一人。
さっきまでそうやってずっと『傍観してい(みて)た』のか・・・。
攻撃もせず、オレたちを品定めしてたってわけかよ?
呆然とするオレたちにそいつはさら言い放ってくる。
「あっ!いいよぉ!それ、手当てしたらぁ?
『死んじゃったら面白くない』もん。待っててあげる!」
・・・・・・・・・・・・。
オレは鞄を下ろした。
絆創膏や消毒液類くらいならあったはずだが、焼け石に水な気がする。
アヤの鞄はまだ見つかってないのでこれだけでどうにかしないといけないわけだが・・・。
鞄を漁るオレにアヤが鞄を覗きながら言った。
「ちゃんと止血しなきゃ駄目よ、それ」
「そんな上手く行くか。・・・・・仕方ねぇ、絆創膏にテープ張っとくか」
「あんたね、『治療』の正しい意味、知ってる?」
《治すって意味だぞ?『治らないようなやり方』の治療は治療じゃねーぞ?》
それくらいオレだって知ってる。知ってるが・・・・役に立たないだろ、今は。
アヤと夜月の言葉を無視してオレは絆創膏に固定用のテープを上から貼り付ける。
この際、血が止まればどうでもいい。
「っよし。・・・それで、だ、アヤ・・それから紅蓮も来いよ」
オレの言葉にアヤが怪訝そうな不満そうな顔をして、紅蓮が下を向いたまま寄ってくる。
「どぅしたのぉ?手当て終わったんでしょぉ?もしかして作戦会議ぃ?
・・・・・・まぁ、待っててあげるけどぉ、・・んー、3分だけ!
だって僕、いい加減暇なんだもん」
マグマ団の自己中心的な考え方だけでオレたちに与えられる時間は決まった。
3分、・・・十分だ。
オレはアヤに例の鍵を渡す。
「これやる。お前はまずさっさとスピカたち見つけろ。
番号が振ってない鍵がスピカたちの分のはずだ」
「やるって、ちょっと!どういう意味よ!?」
「どういう意味もねぇよ。ここにいても仕方ねぇだろ?
スピカたちのいないお前は戦えない。素手で戦う気か?無理だろ?」
オレの言葉にアヤは黙った。
次は、紅蓮。
「紅蓮、お前はアヤのお守(も)りな。
強行突破でマグマ団のやつら突っ切ってスピカたち探してやってくれ」
《・・・ぇ、あ・・で・・すが・・・》
戸惑ったように視線を右往左往させ、紅蓮は答えを渋る。
オレにはそれがどうしてだか理解できない。
そして、疑問符を浮かべるオレに夜月とアヤが噛み付いてきた。
《・・っておい!ちょっと待て!!ユウト!
そうしたらお前、俺だけになるじゃねーか!トロピウス使う気ねぇだろ!》
「・・・ねぇ、あんた。一人で何でもやるつもり?ふざけるんじゃないわよ。
あんたが一番、正義の味方気取ってるんじゃないの?」
・・・・・・・・・・は?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あぁ。
そうか、オレはどうして会話が噛み合わないのかわかってなかった。
なるほど、こいつらはみんなオレを過大評価しすぎている。
そして残念ながらオレはその期待に答え得るほど優しくない。
「誰が正義の味方だ、誰が。オレはお前らに一言でも『逃げろ』なんか言ったか?
オレはそこまで自分の力なんか信じてねぇよ。
アヤと紅蓮。お前ら当然、スピカたち見つけてから『戻って来い』。
オレはそれを前提に話してるんだ」
「《《・・・・・・・・・・・・》》」
一同、オレの言葉に絶句。
当然だと思うんだが・・・・・・オレだけか?
「ねぇー、2分だよぉ?まだぁ?」
痺れを切らしたらしいマグマ団がふてくされたような声を上げる。
だが向こうは3分だと言ったのだから当然待っていてもらう。
アヤがやっとのことでショックから解放されたのか、こう言った。
「・・・あんたに期待したあたしが馬鹿だったわ・・」
その通り。オレに期待を寄せる事自体間違っている。
オレは一般市民の普通人以外の何者である事も望まないのだ。
《ゆーとらしーのか?それ。
ま、いいぜ。付き合ってやる。紅蓮、お前さっさと戻って来いよ。
アレ、『お前の獲物』だろ?》
マグマ団の方に一瞬目を向けてから夜月が紅蓮に肉食獣のような笑みを見せた。
お?夜月。お前がそれを言うか?
まあいいんだが。オレも言おうとしてたし。
《え・・・あの・・》
「《だから、アレは“お前の”だろ?》」
どういう意味かわかりかねている様子の紅蓮にオレと夜月が見事なシンクロ加減で同様に笑う。
《だからさ、紅蓮。取っといてやるって言ってるんだ》
「そういうわけで、アヤ。できるだけ早く戻ってきてくれな」
「あんたの言ってる事しかあたしにはわからないのよ・・?
ああ、別に通訳要らない。なんとなくわかったから」
あきれたようなアヤの声。
重ね重ね悪いな。
オレは紅蓮の方に向き直った。
「紅蓮」
《・・・・なんですか、な・・》
「この傷についてオレはお前を責めねぇし、お前は悪くない。
責任を感じているならそれはオレが関与すべき事じゃねぇし、好きなようにしたらいい。
ただな、お前はあいつと戦いたいか?それとも、戦いたくねぇか?
お前が選べよ。どっちでも好きなほうを取ればいい」
《・・・・え、あの・・・・》
考えるように視線をぐるぐるとさまよわせる紅蓮。
少し経ってから、結論が出たのかオレの方をまっすぐと見る。
その黒目には狂気も恐怖も映っていない。
《・・・落とし前は、自分でつけるんですな。
いつまでも、過去に囚われているわけにはいかないんですな》
「よしっ。じゃあ、さっさと戻って来いよ」
《承知なんですな。・・・・あの、ユウト殿、その・・傷の》
「そっちの話は後だ。オレはもういいと言った。後はお前次第だ」
紅蓮の言いかけたことをオレは黙らせる。
いいと言っているんだが・・・、どうしてそう物事を重く考えたがる?
気にするほどのものではないと言うのに。
まぁ、いい。
とりあえず、準備は整った・・・はずだ。
「3分経過、時間切れ♪・・・・・・・さぁ、何して遊ぼうか?」
ぱさり、とそいつの顔を隠していたフードが後ろに落ちる。
黒い髪と歪な三日月のような笑みがが初めてあらわになった。
「じゃあ、紅蓮。行くわよ!」
アヤが紅蓮に飛び乗り、紅蓮が疾風のごとくにマグマ団のしたっぱたちを蹴散らしていく。
わらわらと他のマグマ団がアヤたちを追いかけて消えていく中、
オレと夜月と、そいつだけが身動き一つしない。
オレは問う。
「追いかけないのか?」
「んー?・・・言ったでしょぉ?僕。『君が面白そう』だって。
だからぁ、それ以外には興味ないんだよねぇ。
あぁ!ねぇ、付いて来てよぉ。
君が付いてこないで逃げるなら僕はあのウィンディの方を『狩っちゃ』おっかなぁ?
君がそれでいいなら、もちろんいいんだけどさっ」
「・・・ふざけんなよ」
にひっ、と笑うそいつはオレの言葉が聞こえていないようだ。
くるりと背を向けて逃げるように走っていく。
《追うぞ》
「あぁ」
走りながら笑顔で手を振ってくるそいつを、オレたちは追いかけることのみに徹した。
sideアヤ
疾走する紅蓮の背中の上であたしは渋い顔をしていた。
何も出来ない自分が歯がゆい。
誰かの背中を眺めているだけの自分が悔しい。
どうしてスピカたちは今いないんだろうって。
あたしの傍にいてくれないんだろうって。
どうしてあたしは一人じゃ戦えないんだろうって。
一人じゃ何も出来ないんだろうって。
・・・・・・でも、
そこで立ち止まってしまったら意味がない。
負け続けたバトル。ゲンに教わったのはそれだけ。
負けたからと言って、何も出来ないからと言ってそこで止まってしまったら意味がない、と。
泣き崩れても駄々をこねても前には進めない、と。
あたしにはまだ、『あたしにとっての強さ』が何なのかわかってないけど、
それでも。
あたしは、今のあたしが出来る事を精一杯やるだけ。
それがあたしが誰かを護るための一番の近道。
それだけは、ちゃんとわかってる。
『スピカたち見つけたら『戻って来い』。オレはそう言ってるんだ』
あたしの頭にユウトの当然、とでも言いたげな顔が浮かんだ。
あたしの顔がわずかに緩む。
あの馬鹿はもしかしたら(100%ありえないと思うけど)あたしが『守られているだけの存在』であることを嫌っているのを知ってそう言ったのかもしれない。
・・・・・・・・うん、ありえないわね。
けど、
あいつが一番危ない役を買って出た事は確か。
それが成り行きでも、行き当たりばったりの結果だとしても。
あいつの答えはいつも単純(シンプル)。
どうせ紅蓮にやられた傷も、本当に紅蓮に責任は一切ないと思ってるはず。
・・・・・ほんとに馬鹿。
行けと言ったり戻って来いといったり、
面倒だと言い切るくせにそれでも後で戻ってきたり。
まったくつかみどころがない。
まぁ、あいつはあいつなりに色々考えて行動してるんだと思うんだけど。
でも、
自分の言葉の意味すらまだ理解できてないあたしには、
『オレはオレの手に負えないことはしねぇよ』
自分の言った言葉に対する(本当はどうかはともかく)責任を持っていて、
自分に出来る事をちゃんと理解しているユウトが、
ちょっとだけ、うらやましかった。
side紅蓮(ウィンディ)
我は、我は・・・。
どう償えばいい?
どうあがなえばいい?
償えるものなのか?
あがなえるものなのか?
幾万幾千の償いの言葉など空虚に過ぎないと言うのに。
赦されたとしても、
その顔が我の名を呼ぼうとも、
あの流れた血は還ってこないと言うのに。
事実は消えないと言うのに。
自分が赦せない、赦せるはずもない。
血の匂いが不快なほどに鼻を突いた。
「・・・・・紅蓮。あんた、あんまり深く考えない方がいいわよ」
?
自身も先程まで唇を噛んでいた背の上のアヤ殿が我に言う。
「あの馬鹿は多分、てか絶対あんたがしたことを大した事じゃないと思ってる。
だから、深く考え込まない方がいいわよ」
《でありますが・・》
言いかけて、気が付く。
そうだ、この方は我の声が聞こえないのだ、と。
「あいつは自分が気にするな、って言った時点でもうそのことは終わりだと思ってる。
本当に自分勝手。『あの人』みたい。男の子ってそんなものなの?」
《?》
独り言が混じった気がするが、アヤ殿は一体誰と重ねている?
「あんたが気にしてる事、あとであの馬鹿に言っておいてあげるから。
そうしなきゃ伝わらないわよ。直接言わないと伝わらないのよ、ああ言う鈍感には」
《はぁ・・》
我の曖昧な返事はアヤ殿に届いたかどうか。
「あんたはあんたに出来ることをすればいいの。
あたしはあたしに出来ることをする。誰かに助けてもらうだけの存在は、もう嫌。
だから」
《だから?》
我に出来る事は何なのか。
一体何をすれば、自分を赦すことが出来るのか。
「さっさとスピカたち見つけてユウトのところに戻るわよっ!」
拳を握り締めて、力を込めるアヤ殿。
・・・・・・・・。
そうだ、戻らなければ。
逃げないこと。必ず戻ること。
それが、
自分に出来る唯一無二の懺悔だろう。
sideユウト
オレは自分の器を知っている。
アヤのように無条件に全て助けてやりたい、と思うこともなければ実行する力もない。
オレができることなど本当に一握りのことだ、と。
仕方がなかった。
その一言で済むだろうか。
アヤにはスピカたちが居なかった。
紅蓮はあのマグマ団に怯えて、狂いかけた。
だから、
紅蓮が自分でけじめをつけると言ったとしても最低限、ほんの少しの間でもいい、
あいつから引き剥がしておいてやりたかった。
だが、
紅蓮を休ませ、アヤがスピカたちを探す間相手が待ってくれるはずがない。
なら?・・・無理やり待たせるしかないだろ。
『時間稼ぎ』。
買って出たつもりはないが、結果だけ見ればオレはまさしくその役回りにいる。
消去法的にオレと夜月しか残らなかった、それだけだが。
ただ、
夜月はともかくオレはその役をはたせるほど、大そうな存在だっただろうか。
答えは否。
自己犠牲などまっぴらだし、
かと言ってあの状態の紅蓮に戦えと言うほどオレは人間性を失っていない。
なけなしの正義感にも似たものだろうと言われれば、それは違う。
オレにはそんなものを振りかざす趣味はない。
結局は妥協するしかなかった。
『最悪』の選択を、『最良』として選ぶほか、オレには道が見えなかった。
オレの背後で無常にも扉は閉まっている。
ご丁寧にも鉄製。安っぽいものなら良いものを。
そしてその扉、紅い血のようなペンキで殴り書きされた言葉は、
Toy Box。
すなわち〈おもちゃ箱〉。
「よぅこそっ!僕の“おもちゃ箱”に」
「悪趣味だな」
《まったくだ》
歓迎の言葉にオレは悪態をつく。
「ひどいなぁ!ひどいよぉ!あはっ!あはははははは!」
嬉しそうな、それでいて狂ったような笑い声は異様なほどに部屋に響いた。
「あれぇ?どうしたのぉ?顔が怖いよぉ?」
「お前、もう話すな」
「えぇ?なんでぇ?」
オレが覗き込むような目線のそいつに向かって、言葉を続ける。
「別に大した意味じゃねぇよ。ただな」
一呼吸置いて言葉を紡ぐ。
そしてその言葉は夜月と意見が一致したようだ。
「《お前の話し方が、癇に障るんだよ》」
オレたちの宣戦布告に、恍惚さを隠さない笑みをそいつは向けた。
これは最良で最悪の選択だった。
それは否定し得ない。
そしてその選択を選んだのは、オレがポジティブになったからだと言うわけじゃない。
ただ、オレにこの選択肢以外を選ばせてくれるほど、
この世界は優しくなどないのだろう。
オレは長い息を吐き出す。
まったくもってこの世界は優しくない、と。
side???
生あるものは時に思う。
他者(ひと)の思いはわからぬ、と。
他者(ひと)に思いは届かぬ、と。
すれ違って傷つけあう。
優しい嘘も嘘は嘘。
誰かを護り、誰かを穢す。
思いは交差し錯綜する。
唯一の答えは存在しない。
誰かにとっての簡単(たんじゅん)は
誰にとっても簡単(たんじゅん)だろうか?
赦し赦され、戸惑う思い。
どちらも他が為、己(おの)が為。
我が悪いと責め立てる。
生あるものはいつも惑う。
思いは正しく伝わらない、と。
言葉は無駄だと、無意味だと。
・・・・・・・・・。
どうしてそんなにも可哀相になってくるくらいすれ違うんだろうね。
いつの時も、いつの場所も。
どちらの思いも互いのため、どちらの気持ちも真実なのに。
傷つけるの怖がってしまってるんだ。
傷つけてしまうのを恐れているんだ。
なによりも。
でも、だからそこ、
優しくも、なれるのだろう?
2010.1.14 19:53:32 公開
2010.1.21 02:38:52 修正
■ コメント (2)
※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。
10.1.26 22:57 - 森羅 (tokeisou) |
こんばんはです、森羅様。 うへぁ、我を失っていたとはいえ、かなり手痛い傷を受けましたね…このダメージが後々響かなければ良いのですが; 重いショックを引きずってた紅蓮でしたが、何とか立ち直れそうで安心しました。アヤの久々の戦闘にも今から期待です!スピカ達を上手く見つけられるといいですけど… ゆーとは少年漫画の主人公とかと違って無謀な自己犠牲とかしませんよね。そういうちょっと掴み所の無い性格がまた人間らしいのですが(( 今回のside???の言葉がいつにも増して印象的でした…相変わらず禅問答みたいな複雑な言い回しですが、改めて読み返してみると気付かされます。 こんな台詞を毎度調達できる森羅様に脱帽です。元より被る帽子もありませんけど(うn 次回からゆーとVS変態(ヱ?)戦の開幕ですね!変態の戦い振りをwktkしながら待ってます! ではでは乱文失礼しましたっ! 10.1.25 22:20 - 不明(削除済) (lvskira) |
はい、ユウトが不味いですね・・・^^;これは否が応でも後々響きそうです。
紅蓮はとりあえず立ち直りましたね、あーよかった(他人事じゃねー!)とりあえず紅蓮&夜月(&ユウト)がマグマ団ですので、アヤちゃんは・・・、本当にとりあえずはスピカたちとの合流が先決ですね。スピカより今回はゲンにもらったヤツが一応活躍予定なのですが、どうなることやら。
ゆーとは・・・馬鹿ですこいつ(書いた本人が何を)
少年漫画の主人公ってすごい憧れるキャラクターなんですけどね・・・。だってみんな格好いいじゃないですか。護るものがあって、それに対して必死になってる所が特に。
なのに、なのに、ゆーとは何してやがる(だから書いた本人が〔ry)
ちょっとはソウヤくんみたく自己犠牲を払ってみろと言いたくなります。
ゆーとの行ったり来たり、掴みどころのない性格は人間っぽさを意識したつもりですが、それが逆にユウトを人間っぽくしてないような気が・・orz掴みどころのなさは一応伏線でもあるのですが、これはちゃんと機能するのか・・・。気が付いてくださり本当にありがとうございます(涙!!)
???の言葉が印象的でしたか?それはそれは生物の時間そっちのけで書き留めたかいがあります!ありがとうございます(勉強しろー)今回は本当に禅みたいですねぇ・・。彼(彼女?)の毎度毎度のセリフは一応その1コマでのまとめというかテーマと言うか、書いてみたかっただけと言うかなのですが(変なの一つ混じったぞ)、ほぼフィーリングです。そんなハミングさんが帽子をとられるほどの代物ではございません。恐縮すぎます。
次回からはゆーとVS変態です。
あー、こいつ書くのやだなぁ・・・、などと思いつつ失礼を。