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キミの名を嘆く〜失った”モノ”は〜

著編者 : 窮爽

おんぷ6 ご主人様

著 : 窮爽

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「ふわぁ…?」

朝―
僕は朝、目が覚めた。
ご主人様と居た時、いつも日の出前に起きていた。
あれ?

「おはよう。」
「あぁ。」

見るとジュカインはとうの前に起きていた様子。
早いなぁ…

「早いね。僕はご主人様とよく起きてたから。」
「俺は―!…丁度昇って来たみたいだな。」
「へ?」

ジュカインは何かを言いかけたけど、途中で止めて向こうを見た。
僕はその目線の先を見た。
そこには日が昇り始めていた。
朝日だ。
朝日が白く眩い光を放ち、美しい光景を作っている。
…綺麗だなぁ…

「…ジュカインはこれを見るために早く起きてるの?」
「あぁ。」

ジュカインは目線を変えずに短く答えた。
へぇ…朝日、久しぶりに見たかも…
あ、そう言えば…

「あのさ、そのペンダントって何?」
「ん?あぁ、これか。」

ジュカインはペンダントに目をやり、言った。
何なんだろう…?

「これはすみれから初めてもらったものなんだ。」
「初めてのプレゼントって事?」
「まぁ…そう言う所だな。」

ジュカインは朝日に目線を戻して答えた。
そうなんだ…

「あいつも色の違う同じペンダントを下げてるんだけどな。」
「へぇ…お揃いってことだね。」
「その言い方は禁句だ。」

ジュカインは呟くようにして言った。
照れくさいのかな…

「ねぇ、どんな人?」
「どんな奴って言われてもな…全然愛想悪くて素直じゃないが、仲間思いだな。そう言うお前のトレーナーはどうなんだ?」
「えっとねぇ…」

僕はご主人様を頭に思い浮かべながら話した。

「かっこよくて、頼もしくて…とにかく僕と仲間のポケモン達はご主人様が大好きだったよ。あと……初めてのプレゼントって言うのかな?コロボーシの時に音色を出す音を練習して…コロトックになって、ご主人様と歌を作った事かな?」
「歌?」

僕は静かに頷いた。
ご主人様と一緒に作った歌…それが初めてのプレゼント…

「…ちょっとやろうかな。」
「…あぁ。」

ジュカインは静かに頷いた。
僕は両腕と羽の用意をする。
そして、音楽を奏でた。
両腕同士と羽同士で擦り、音色を響き渡らせる。
それは…そう。子守唄。
技の歌うとは別。
暫くして僕は演奏を辞めた。

「…いいな。」
「そうかな?ありがとう!」

ジュカインはふっと微笑んで呟いた。
僕は笑顔でお礼を言う。
…この音色を奏でたらご主人様…気づいてくれるかな?
そんな僕等を朝日が白い光で照らしていた―

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2011.6.9  20:30:16    公開


■  コメント (2)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

ユランさんへ
大丈夫ですか!?(あわあわ
はい、恒例の朝日w^^私は初日の出を父に起こされて行った事がw
ようべつw
いつの間に着けていたのだろうか。謎だ…(汗
ちょw10e(蹴られ
ジュカイン「言うな。」
はい(-_-メ)
歌…音楽が流す事が出来れば…(おい
奏音「じゃあ、皆で演奏会でも…」
何処でだよ(汗
コメありがとうございました!それでは!

11.6.10  18:16  -  窮爽  (monoraru)

こんばんは〜・・・頭痛が・・・((倒れ
朝日だァァァァ!!朝日、私も見たいですね・・・まぁ実際に見れる日はもう無いと思いますが((しみじみ
イーブイ「どうせ『あ、朝日が昇ってるトコとかようつべで見ればいっか♪』って思ってるんでしょ?」
んなわけないじゃん!?((実は図星だった...?
ペンダントつけてたなんて・・・ってかいつの間にィ!?いやはや、めちゃくちゃ気になりますね(゜。゜;)
未威也「いいアルナ!!俺のつけてる、このリストバンドと交換しない?((値札隠しながら」
慧瑠「どれどれ・・・サン〇で買ったから10e...((殴られ」
未威也「う、嘘だよ嘘!!」
・・・あのな、アクセサリーをなんだと思っている。
歌...あぁ、実際に聞いてみたい><
それでは、続き頑張ってください!!!!!

11.6.10  00:12  -  papiko  (papiko)

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