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キミの名を嘆く〜失った”モノ”は〜

著編者 : 窮爽

日記1ページ 始まりの日

著 : 窮爽

イラスト : 窮爽

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「…という事で俺達も行動だ。」
「…気持ちは分かる。うん。…多い。」

ジュカインがすみれに言うとすみれは呆れたような声で言った。
僕等は今、イッシュのヒウンシティのポケモンセンターに居る。
僕等はリッタンタウンの皆と話してフーディンのテレポートできた。で、すみれ達に事情説明。

「ケケッ!別にいーじゃん!」
「ま、まぁ…多い方が有利…だしね?」

ゲンガーが言うと勇騎は苦笑しながら言った。すみれも諦めたのかフゥとため息をついた。
…何かごめん。

「ったく…何でこの馬鹿どもまで一緒に…」
「聞こえてるけど〜?」

想現真の呟きにトキビはそうニコニコしながら言った。トキビ達も一緒に行くらしい。
…そんなに嫌なんだ…

「…なぁ、1つ聞くけど…このピカチュウ、普通のピカチュウだよな?」
「え?」

想現真は眼を細めてピカチュウの方を見ながら尋ねてきた。ピカチュウは首をかしげた。
…普通って訊かれても…まぁ…

「う、うん…」

僕はそう小さく頷いた。想現真には言葉は分からないけど行動で何となく分かっているようだ。
…何故?

「じゃあ、これからの事を話し合『皆!!』」

安藤さんが言いかけた時、瞬の声が聞こえてきた。
え?瞬??

「皆!聞いて!」
「…瞬?」

瞬は慌てた様子でフッと現れた。それに三月は首をかしげて呟いた。
瞬はテレパシーでも話しているので全員なんて言ってるかは分かっていた。

「大変なんだ!ラティアスが奴等に捕まって…!!」
「それマジっスカ!?」

瞬の言葉に摩瑠さんは驚いた様子で尋ねた。瞬は頷く。
い、いきなり過ぎるよ?!

「奴等は今奇跡の洞窟を目指してる!!僕等も行かないと!!」
「でも、それって何処にあるんだ?」

ソウトは瞬に尋ねる。…そうだよね…

「とにかく僕が連れて行くから!準備はいい?」

瞬は焦っているのかいつもとは違う速さで尋ねてきた。僕等はとっさに頷く。
瞬はクルッと一回転して白い光を放った―


「着いたよ。」

瞬の声で僕等は閉じていた目を開けた。そこは薄暗い森の中で前には洞窟の入口があった。
…此処が…

「此処は奇跡の洞窟というよりその奇跡の洞窟への入り口の洞窟と言うべきな場所。」
「…此処は疾風の如く、走りぬけるのがよさそうですね。」

瞬の説明の後、屡亜李の言葉に僕等は頷いた。そして、洞窟の中へと走って行った。
僕等はもう周りを気にせず走っていた。急がないと…!!もし、孤界門を呼ばれたら…
ご主人様と会えなくなってしまう!!
そんな一心で僕は走っていた。そして、人影が見えてくる。近くにぐったりと倒れているラティアスが居た。その1人は赤き魂を掲げていた。あれが…藾!?

「間にあわなかった…!でも、此処で奴等を倒すよ!!」

瞬の声かけに僕等は頷いた。と、その時だった。
突然あたりは白い光に包まれた。この時、微かに藾がニヤリと笑った様な気がした。
…光が収まり、目を開ける。そこには何事も無かったかのようにただ静かな空間だけがあった。
…そんな…

「……」

僕等は暫く黙りこんでいた。…負けた…?負けたの…?
…そう立ちつくしていた。

「まだ諦めるのは早い!!」

そんな声が洞窟中に響き渡った。僕等はその声に振り返った。
そこには…

「ラティオス!!それにエルレイドにミズゴロウ!!」
「久しいな。…というほどでもないか。」
「助けに来たんです!」

そこにはラティオス、エルレイド、ミズゴロウが居た。
何で?

「おい、瞬。忘れものだ。」
「あ!これ…そうか。これで君達は…」

ラティオスは透明なガラスの破片の様なものを瞬に渡した。瞬はその破片を手にしてつぶやく。
それ、何だろう…

「これは光の破片。もし、僕に移動する力が無くなったらこれを使って移動するんだけど…慌てて落としてたみたいだね。」
「瞬が慌てるなんてそんなめずらしい事もないからな。何かあるんだろうと来てみたらこれだ。」
「行かれたんだろう?奇跡の洞窟に。」
「でも、こっちにはラティオスさんがいるし、これもある!」

ラティオス達はそう事情を説明した。そしてミズゴロウはバックから青き魂を取りだした。
そうか!!これを掲げれば…!

「…なんか、瞬以外の言葉が全く分からないんだが。」

想現真がそう呟くと摩瑠さんや堪楙さん、トキビにソウト、屡亜李は頷いた。それを見かねたすみれは今までの会話を通訳した。…大変だね…

「よし!早速やってくれ。」
「は、はい!」

ジュカインに言われ、ミズゴロウは前に出た。そして青き魂を掲げる。
…暫くして青き魂から光があふれた。その光はあたりを包み込む。
…光が収まり、目を開けた。そこには…
色んな色の水晶がある洞窟…奇跡の洞窟だった―

日記1ページ 始まりの日

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2011.7.2  13:07:10    公開


■  コメント (2)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

ユランさんへ
何とか目標達成です^^;
やっと合流です(汗
奏音「うーん…確かに心配だよね…歩孤さん、やってくれるの!?(キラキラ」
待てぃ!?
シャンデラ「ボック〜はさぁ。」
…似てるww言い方がww
トキビですよwwニーナ、綺麗なお姉さんは兼ね備えてないよww(蹴られ
トキビ「誰が婆だ!?」
想現真「お前だよ。」
…お前、いつか殺されるな。うん。
やっぱりつかまりました(汗
瞬「ヤバいですよ!!」
奏音「よく調べないと!」
ゲンガー「取り返しのつかない事になるなぁ!」
フーディン「そうだな。…あ。(技喰らい」
お前等もかよ!?
屡亜李wwお前好かれてんなww
屡亜李「嬉しい限りでございます。」
ホントだなww
何とか奇跡の洞窟に到着です!!
コメありがとうございました!それでは!

11.7.2  19:35  -  窮爽  (monoraru)

こんばんは〜
風鈴さんの小説を読もうと着たら『完結』という言葉があったので驚きです!!それでは、読みますね・・・
おぉ!!ポケモンと人達合流ですね^^良かった良かった・・・((ホッ
オド「とりあえず一安心だけどさ〜・・・ラティアスさん達大丈夫かな((汗」
歩孤「まぁ・・・・・・俺がそのボッスを斬ってもいいが」
なんだそのボッスって言い方!?普通にボスでいいよね!?;
トキビもかいwww
ニーナ「あぁ、あの二重人格とかいう人ですかぁ?『綺麗なお姉さん』と『真っ黒々介婆』っていう2つを兼ね備えてるっていう・・・」
ルリ「ニーナ。それ、どこから知った?」
ニーナ「おとぎ話からですけどぉ?」
ニーナ、お前は話と現実の差も分からないのか((シクシク
瞬・・・!!??やっぱり捕まったか(汗)これはどうにかしなければ・・・!
グレイシア「吹雪〜」
リーフィア「・・・?じゃあ私は切り裂くで^^」
イーブイ「く?く、く・・・草むすび!!」
シャワーズ「え、何このやれ的な空気。えっと・・・ハイドロポンプ???((全員から技くらい」
ある意味苛めかな・・・このしりとりは。
屡亜李いいな・・・あ、伽羅投票の時に入れておけば良かった・・・
慧瑠「そしたら、誰かがランク外という事に・・・アワワワ!?」
いや、今は無理だからね。うん。
奇跡の洞窟到着!!早く急ぐべしっ(( アタフタ
それでは、続き読みますね〜ノノ

11.7.2  19:15  -  papiko  (papiko)

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