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キミの名を嘆く〜失った”モノ”は〜

著編者 : 窮爽

おんぷ4 屋敷の変わり者

著 : 窮爽

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「おや?ジュカインではございませんか。大都様等が何処かに行ったと慌てていましたので…」
「あぁ。まぁ、気にするな。」

中に入って蒼髪でスーツを着、眼鏡を掛けた男の人が居た。
ジュカインは普通に話している。
と、男の人は僕に気付いた。

「お客様でございますか?」
「あぁ。こいつは奏音。トレーナーと逸れたらしい。」
「えっと、初めまして。奏音です。」
「これはこれは。私はこの屋敷で執事を務めさせて頂いております、サイトと申します。共にジムリーダーも務めさせていただいております。」

へぇ…執事なんだ…
サイトが頭を下げて、僕も慌てて頭を下げた。
此処の人…凄いお金持ちなんだ!?

「だから、明日森にそのトレーナーが居るかもしれないから一緒に探す。今日は此処に泊める。」
「そうで御座いますか。寝床は部屋か外。どちらがよいでございますか?」
「部屋か外?」

僕はそこの言葉に首をかしげた。
そとってどういう事だろう…

「この屋敷には裏庭がある。外がいい奴は外で寝るし、部屋がいい奴は部屋の中。」
「そうなんだぁ…じゃあ、僕は外にしようかな。」
「かしこまりました。では、裏庭はこちらでございます。」

サイトはニッコリ微笑むと向こうの廊下へと歩いて行った。
その後を僕とジュカインをついて行った。
本当すごいなぁ…

「此処の奴等は変わり者が多い…いや、殆どだが気にするな。」
「え?う、うん…」
「お前もそんな事言ってられねーぜ?ケケッ!」
「へ!?」

突然後ろから声が聞こえ、僕は振り向いた。
しかし誰も居ない…と。

「よッ♪」
「うわぁ!?」

突然床からゲンガーが飛び出してきた。
僕は飛び上がって驚く。ジュカインはため息をついていた。

「おい、ゲンガー。何いきなり出てきてんだ。」
「ケケッ!興味がわいたってもんよぉ!てか、お前も変わり者だからなぁ?分類はせっかちに入るしなぁ!ケケッ!」

ゲンガーはそう言って笑った。
ジュカインはため息をついた。
…あぁ、だからあんなに早く行ってたんだ…それに歩くの速かったし…
僕は密かに一人で納得する。
サイトは僕等を見て微笑んでいる。
僕等は後を再びついて行った。
そして、扉が開き、そこには―

「うわぁー!!凄い…」
「此処が裏庭となっております。ご自由にしてくださっても構いません。それでは。」

サイトはそう言って戻って行った。
ゲンガーはすぐさま木陰に入った。
裏庭には色んなポケモン達が居た。
凄いなぁ…

「此処のポケモン達はな、この屋敷に住んでるすみれって言う奴のポケモンが殆どだ。その他は勇騎と雷都と桜って言う奴のポケモンだ。」
「へぇ〜…」

そうなんだぁ…
…ん?すみれ…すみれ…
あ!?

「え?」

僕はジュカインを二度見した。
そしてポケモン達を見る。
……

「嘘ぉぉぉ!?」

僕の声が裏庭だけでは留まらなく、町中に響いた。
嘘!?どうりであんなに強いと思ったら…
あ。整理しよう…えっと、すみれは世界一のトレーナーで、勇騎はこの地方のチャンピオンで…桜と雷都は知らないなぁ…

「五月蝿いですわ。水浴びの邪魔ですわ…」
「あ、ごめん…」
「ケケッ!なに言ってんだか!おばさん☆」

一匹ノミロカロスが近くの池からいってきた。
ゲンガーはそう言うと木の中に入ってしまった。
ミロカロスはキッとゲンガーが入った木を睨みつけた。
おばさんって…

「少しは落ち着いたらどう?暑苦しいったらありゃしない…霰でも起こそうかしら?」
「いや…私達飛行タイプや草タイプ…岩、地面…ドラゴンタイプの皆さんが駄目ですから…」

ユキメノコはふっと現れて言った。
それにムクホークが言う。
…確かに…

「ガハハ!客人か?まぁ、全員とは挨拶できんだろうが、ゆっくりしていって気軽に話してくれ♪」
「あ、ありがとう。」
「そそ。ちなみに俺もよろしく。」

そこにギャラドスとボーマンダが出てきて言った。
この2匹、仲いいんだなぁ…

「ちなみにな、このギャラドスとボーマンダ、それにムクホークにゲンガー、ユキメノコ、俺ははすみれのポケモンなんだ。で、ミロカロスが雷都のポケモン。…多すぎて訳が分からないかもしれないが、気にしなくてもいいからな。」
「うん。」

ジュカインはポケモン達を見ながら言った。
僕は頷く。
…皆、いいポケモン達みたいでよかったよ…
僕はそっと胸をなでおろした。

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2011.6.7  22:20:52    公開
2011.6.8  15:26:22    修正


■  コメント (2)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

ユランさんへ
サイト(毒の鬼)の登場ですw優しいなんて…9.9割はそうだけど、残りは恐ろしいよ?
ジュカイン「お前、カッコさりげなく付けんな(汗」
サイト「お久しぶりでございます。オド様でございますね?」
ゲンガー、お前はいつも笑っているが何故だ!?
ゲンガー「気楽にいこうぜ!?ケケッ!というか、新人つぶしか…楽しそうじゃねぇk「辞めろ!?」風鈴
こいつの年齢…実は「俺よりは年上だな」想現真
何さり気無く隠してやがるw
想現真「いや…俺、こうしないとマジで殺されっから(汗」
ショウ「……(睨み」
ヒィ!?出た!!ストーカー!!(蹴られ
すみれ「…別に教えても良いんだけど。(汗」
まぁ、ストーカーのためだ。辞めておこう(汗
ww
ゴローニャ「……(涙目」
ジュカイン「お前ら黙りこむな(汗」
いやぁ…ねぇ?
フーディン「…私も出ていないが(涙目」
エンペルト「俺も…(涙目」
ww結構出てない奴がw
コメありがとうございました!それでは!

11.6.8  18:06  -  窮爽  (monoraru)

こんにちは〜
サイト出たァァァァ!!ってか超優しい!まさしく真のジェントルマン((ぉぃ;
オド「サイトさんって優しい!僕だったらね、シンジンツブシデユウメイナ、オドデスヨロシクっって言うよ^^」
カタカナで恐ろしい事言わないで!?
ゲンガー凄く興奮してるw嬉しいんすかね((キラッ
イーブイ「よしオド、いっしょに新人潰s...「どんだけ失礼なんだてめぇら!!??byユラン」
ホントすみません(汗
すみれは凄いですね・・・あれ、今思ったんですが、すみれって今何歳ほどなんですかね(悩
未威也「30以上・・・に見えて、20歳ぐらいアルヨ!!俺まだ15歳だからな」
そうか・・・ってか君若いなぁ((何を言ってるんだ
ギャラドスとボーマ・・・あれ。ゴローニャ、ゴローニャァ!!??((めっちゃ驚き(笑)
ブースター「そう...ご愁傷様」
まだ死んだわけじゃない!きっとポケモンが多くて預けてるだけだよ;
それでは。続き頑張ってください!!!

11.6.8  17:58  -  papiko  (papiko)

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