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キミの名を嘆く〜失った”モノ”は〜
おんぷ15 月夜の思い
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早朝、僕等はこれからの事について話していた。
「まとめるとさ、奴等は聖なる地に行くために青き魂と多分…赤き魂を狙っている。で、2匹の竜を捕まえるためにキルリアから聞きだそうとしてる。でも、キルリアは知らない。で、孤界門っていう門でポケモンと人間を別々にしようとしている…と言う事だよね。」
僕の発言に3匹は頷いた。
それにしても…奴等はなんのために孤界門を使って、人間とポケモンと別々にするんだろう…
「とにかく、奴等を止めなければいけない。…なんとしても…」
ジュカインは小さく…でも力強く呟いた。
「僕が弱いから迷惑ばかり…」
「ううんっ、君のせいじゃないよ。僕等が守るから。」
ミズゴロウは「はい…」と小さく頷いた。
…あれ…?
「キルリア、どうしたの?」
「あぁ…いや…」
キルリアがさっきから黙り込んでいたので僕は声を掛けた。
キルリアは首を横に振った。
○●○
「……」
夜中、俺はなかなか寝付けず、外に出ていた。
…早く…強く…
「あれ?キルリア、起きてたんだ。」
そんな声が後ろを振り向かせた。
そこには奏音がキョトンとした顔で居た。
「…奏音か。」
「最近、よく目が覚めるんだ。キルリアは?」
「俺は…寝付けなくてな…」
俺は呟くように答えた。
「あのさ、何か悩み事でもあるの?」
奏音がそう尋ねてきた。
……
俺は言葉を詰まらせたが、答えた。
「…もっと強くならないと…って考えてた。」
「強く?」
俺はそれに対して頷く。
「奏音達と初めて会った時…俺は奴等に押されていた。…それだけじゃない。…あのミロカロス都に戦い…完敗だった。…俺は未熟だから…」
俺は月を見上げながら話した。
…もっと強くならないといけないんだ…
「うーん…僕が言える事じゃないけど…キルリアはキルリアなりに頑張ればいいんじゃないかなぁ?」
「…俺なりに?」
奏音は頷く。
「強くなりたいのは分かるけど…急には慣れないでしょ?だから、今頑張れる事をすればいいんじゃない?」
「……」
俺は考え込む。
…今…頑張れる事…か…
「…そうだな。…ありがとう。」
「ううん。…あ、そうだ。」
奏音は近くの切り株の上に乗り、腕を構えた。
…なんだ?
○●○
〜♪ 〜♪
僕は腕をこすり、音色を奏でた。
音色は森の奥まで響き渡る。
……
暫くして、僕は音色を止めた。
「…綺麗な音色だな。」
「ありがとう!これ、ご主人様に初めて教えてもらった音色なんだ。」
僕は誇らしげに言った。
…この音色は宝物…
「いつも奏でてるのか?」
「うん。…別の世界だけど…奏でてると、ご主人様が訊きつけて来てくれるような気がするし…落ち着くから。」
…ご主人様がひょっこり顔を出しそうな気がして…なんせ、ご主人様との宝物だから。
「…お互い、出来る事をやろう。…御主人に会えると良いな。」
「うん!ありがとう!」
キルリアは背中を向けてそう言った。
…ありがとう…
そんな僕等を優しく包み込むように月は輝いていた…
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2011.6.21 19:40:40 公開
■ コメント (2)
※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。
11.6.21 22:36 - 窮爽 (monoraru) |
こんばんは〜! う〜ん、なんだか話し合いとか残酷やらで、ややこしい事になりそうですね・・・ ポケモンと人間を別々にィ!?そんな事ができるのだろうか・・・ 慧瑠「別々だなんて、ポk「ポケモンと人間は、互いに協力し合うべきなのに・・・byオド」 慧瑠「・・・ガビーン」 また先言われたってか。うん。 キルリア・・・黙り込むだなんて、何か悩んでいるのでしょうか シャワーズ「よければ相談にのるよ!・・・あ、もちろん有りょ「無料ですよ〜^^そもそも、こんな奴の言う事無視して大丈夫ですよ♪byイーブイ」 シャワーズは・・・ポケモン失格だっ!((何を言う もっと強くなりたい・・・確かに、キルリアの気持ちも分かりますが今は奏音の言う通り、できる事から頑張って行くのが先決だと思いますよ★ 宝物・・・なんでしょうか、それは!? シャワーズ「何!?お宝財宝ざっくざくに「いい加減にしろ。byイーブイ」 シャワーズは、今日は何だか突っ走ってますw それでは、続き頑張ってください!!! 11.6.21 22:18 - papiko (papiko) |
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もうパニック状態ですよ(汗
奏音「えっと…あぁなって…」
落ち着け(汗
信じがたい事ですよね…というか慧瑠がww
ジュカイン「気にするな。こっち何か言葉を遮れまくtt「てんだよね♪」シャンデラ
おい(汗
シャワーズwポケモン失格ww
キルリア「ありがとう。…まぁ、奏音と話してすっきりした。」
よかったな^^
ちょwwザックザクてww
奏音「いや、僕そんなお金持ってないよ?!(アワアワ」
いや、そんなに慌てなくても(汗
シャワーズ、どうしたのww
コメありがとうございました!それでは!