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※えー、風鈴です。資料って言うのが出ました。これは番外編だと思ってくれればＯＫです。

ベンチに座っている間、あの時の事を考えていた。


人間とポケモン…一緒に居るべきではないと考える人も少なくないはず。
…だけど、私はこう考える。
ポケモンと人間、協力し合い、支え合う事でお互い新たな発見があったり、良い事があるはず。
そう信じて私は覚悟を決めた。
…人がいちばん愚かなこと。…それは

　　　『ワ　ス　レ　ラ　レ　ル』

…忘れられる。それは知っている人、大切な人から自分の存在が消えること。
思い出が…消えてしまうという事。
…だけど、そんな人たちが苦しむのは嫌だから。
自分も苦しいから…覚悟を決めた。

　　　　　　　　　　　　　　○●○

…俺は朝日を見ながら考えていた。


…一番辛かったのはあいつだろう。
俺はそう言い切れる。
俺だってその代償を背負う事になっていた。
…だけど…
あいつの周りには俺以上に大切な人が居るから…
…俺に出来る事はあいつの傍に居ること。
…だけど、暫くは居られない。
大丈夫。俺以外にも仲間が居るのだから。

　　　　　　　　　　　　　　○●○

男から聞きだした後、僕は考えていた。


人々を…ポケモン達を…絶望のどん底に陥れたのは自分だ。
…悪いのは自分なのに…償っても償いきれないのに…決して許されない人間なのに…
皆は笑顔で迎えてくれた。
分からない。何故そう笑顔を向けてくれるのか。
…今なら分かる。
御人好しだから。
御人好しが多すぎる。…だけど、皆羨ましいぐらいの強い心を持っている。
…自分は臆病だ。
また…あの時のようになってしまうのではないのか…
また…周りの人たちを傷つけてしまうのではないのだろうか…
そんな不安が沢山だ。
それを間際らすために旅をしているようなものだ。
そんな旅に彼女はついて行きたいと言い出した。
…自分と僕が似ているからだそうだ。
自分も彼女も親に見捨てられ…絶望して…
…自分はいま彼女と歩いている。

　　　　　　　　　　　　　　○●○

それぞれの秘めた思い。
そんな思い達が彼等を惑わせたのだ。
だけど、彼らには仲間が居る―