![dummy](http://img.yakkun.com/dummy.gif)
キミの名を嘆く〜失った”モノ”は〜
おんぷ11 言い伝え
ご覧になるには、最新版の「Adobe Flash Player」が必要です。 また、JavaScriptを有効にしてください。
「ここだ。」
キルリアはそう言って木の前で立ち止まった。
…いや、ツリーハウスだ。
太く、大きな立派な木はしっかりと家を支えている。
キルリアはそこから梯子を上り、こちらを見て手招きをした。
僕等も木に上り、家の中へと入った。
中は一面木の色。ベットもあり、本棚、机、最低必要な物はそろっていた。
キルリアは椅子に座ると、座れと言わんばかりに机を挟んで向こうの椅子を指差した。
僕等は椅子に座る。
「で、さっき『人間はいるのか?』と聞いてきたが、なんだ?貴様等は…人間の世界から来たのか?」
「うん。」
「やる事があってな。」
キルリアは「やるべき事とはなんだ?」と尋ねてきた。
僕等は事情を説明する。
突然キルリアは表情を険しくした。
どうしたんだろう…
「…いや…ちょっと心当たりのある奴等が居るんだが…」
「…さっきの奴らか?」
ジュカインが尋ねるとキルリアは頷いた。
「奴らかはハッキリ言えない。謎の多い奴らだからな…でも、可能性はあるかとは思う。」
「奴等は何者なの?」
僕が尋ねるとキルリアは話し始めた。
「分からないが…奴等が2匹の竜を狙っているのは確か。それを聞き出そうと俺にしつこく聞いてくるからな…」
「待て。何故お前が尋ねられる?」
ジュカインは話を止めて尋ねた。
確かに…何か知ってるのかな…
「…俺の一族は2匹の竜を祭る事が役目だ。…まぁ、俺以外の奴等は行方不明になってしまったけどな…」
「どういうこと?」
キルリアは窓の方を眺めがら言った。
「突然のことだった。昔、その時もキルリアだったんだが、木の実を取りに出かけていた。…一族って言っても家族だ。妹と兄、父に母。4匹が待っているはずだった。…だけど、家には誰も居なかった。でも、荒らされた後は無いし…まるで、霧のように…神隠しにあったかのように消えていた。俺は警察に言った。警察は捜索したが、誰も見つからなかった。」
「そうだったんだ…」
何か悪い事聞いちゃったかな…?
僕は少しションボリとする。
「変わるが、その2匹の竜というのはなんだ?」
「あぁ…俺達一族である言い伝えがあるんだ。」
キルリアは静かに語り始めた…
この世界には神々が住むといわれる聖なる地があるそうだ。
だが、そこは幻の地。普通のポケモンには行く事…いや、見つけることさえできない。
行けるのは神のみ…
神は聖なる地から出る事はなかなかない。
…だが。
「この世界と聖なる地を行き来する神が居るそうだ。」
「それって2匹の竜?」
僕が尋ねるとキルリアは静かに頷いた。
「赤と青の竜がこの世界と聖なる地を行き来している言い伝えがあるんだ―」
「へぇ…それで、その2匹の竜ってなんていうの?」
僕が尋ねるとキルリアは少し困ったような顔を見せた。
「それが…その名前と姿は…」
「知らないのか。」
暫く口を閉じたいてジュカインをきっぱりと言った。
キルリアはギクリとする。
…図星なんだね…
「それはだな!姿は今まで誰も見ていないし、名前も途中で伝えられていない!…何故かは知らないが、伝えられていないんだ。」
「そうなんだ…」
僕等は少し頷いた。
…神ってポケモンかな?
「その初めに言っていた奴等を調べる必要があるな。」
「なら、俺もやるぞ。あいつ等とはこの際、ハッキリとさせて縁を切りたいからな。」
キルリアは腕組みをしながら言った。
…頼りになりそうだなぁ…
その後話しあって、明日そこらへんで奴等が出るか調べに行くことになった。
キルリアの話によれば「自分がいれば、奴等から来るだろう」と言っていた。
そうして、僕等は眠りに就いた―
![おんぷ11 言い伝え](http://img.yakkun.com/bbs/novel/u/n4197_16.png)
2011.6.14 19:06:54 公開
■ コメント (2)
※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。
11.6.14 23:04 - 窮爽 (monoraru) |
こんばんは〜 PS やっとPC直りました!!...という事を知らせたかったのです; おぉ・・・挿絵の影は誰なんでしょうか・・・それでは読みます― ツリーハウスってよさそうですねぇ^^私も一度は泊まってみたいです♪ イーブイ「でも、森林なんだから当然ユランが嫌いな虫も...」 虫の話は無視しよう!!・・・シーン う〜ん、謎だし竜っていったい、なんの事なんでしょうかね? 未威也「探偵の服装っていうのも、結構身軽でいいナ、でも多少暑苦しい」 慧瑠「ん〜それじゃあ前の服に戻ればいいじゃん?」 未威也「そしたらその奴等について、探偵として詳しく調べれないヨ((シクシク」 別に探偵に粘らなくても...((あたふた まさか家族全員が消えてしまったとは・・・謎めいてますね。っていうか浚った奴誰だ出て来いやぁぁぁぁ((やめぃ なるほど・・・幻の大地。例えば新月島とかですかね((勝手な推測 よしっ、相手が攻めてきた所を逆待ち伏せして打ち返すんですね!!・・・成功するといいんですが。 それでは、続き頑張ってください!!! 11.6.14 22:49 - papiko (papiko) |
コメントの投稿
現在、コメントは受け付けていません。
おめでとうございます!><不便ですものね!
挿絵の影は…なんですよ(は?
森は嫌いだけどツリーハウスには行ってみたいですよ^^
キルリア「風は来るな。」
えぇ!?(ガーン 無視しましょう!!
竜の謎・・・探偵の出番だ!
ちょw歩孤w
シィ「探偵ってなんか面倒だよなー。」
お前の場合はな(汗
家族がフッ…と消えたのだ…(は?
キルリア「お前一回表でろ。」
いやぁぁぁ!!!!?
そんなところです^^新月島といえば、クレセリア!(関係ねぇ!
返り打ち!
ジュカイン「奏音。磨いておけ。ちょっと掠れただけでも出血するぐらいになる様にな。」
奏音「え…?」
キルリア「おい、奴等を殺すなよ?(汗」
その通りだ(汗
コメありがとうございました!spれ出じゃ!