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キミの名を嘆く〜失った”モノ”は〜

著編者 : 窮爽

おんぷ9 光の願い

著 : 窮爽

イラスト : 窮爽

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「…君は幻影を見ていたんだよ。」
「!?」

僕の心を呼んだかのようにミュウは言った。
何で分かったの!?というか幻影??

「…ゾロアークというポケモンを知っているか?」
「あぁ…幻影を見せるポケモン…あ!」

僕はハッとした。
そうか!ゾロアークなら相手のイメージでどんな幻影だって…
騙されていたんだ!!

「…僕は瞬。」
「僕は奏音。」
「…本題は?」

僕と瞬が自己紹介をするとすぐにジュカインは本題に入るように言った。
瞬は「相変わらずせっかちみたいだね。」と苦笑した。
そしてもう一度真剣な表情に戻る。

「…実はポケモンの世界で…大変な事が起きているんだ。」
「ポケモンの世界??」

僕は首をかしげた。
ポケモンの世界…?どういう世界なんだろう…

「ポケモンの世界…人間が居ない世界。ポケモンだけの世界…そんな世界がある。」

ジュカインはそう説明した。
…そんな世界があるんだ…

「…それで、本題。…今、ポケモン世界で人間を支配しようとしている奴等が居るんだ。」
「人間を…支配!?」

ポケモンが人間を支配って…
僕はもう頭がパニックになりそうだった。

「…人間嫌いなポケモンは少なくないからね…」
「で、何で俺達なんだ?」

ジュカインはすかさず尋ねた。
そう。何故だろう…

「…人間が来れば、その奴等はすかさず倒そうとすると思う。だからポケモンの君達に頼みたいんだ。」
「でも、他のポケモンでもよかったんじゃ…?」
「…時の神2匹が君達に頼めって言ったからね…」

瞬は遠くを見るような眼で呟いた。
時の神…?

「それってディアルガとセレビィの事?」

以前、ご主人様と旅をしている時に訊いた事がある。
ディアルガの話はシンオウで、セレビィはジョウトで聞いた事がある。
セレビィは静かに頷いた。

「まぁ…別に構わないが、急に俺達が居なくなったらまずいんじゃないか?」
「…それなら僕が言っておくから。…とにかく、頼むよ。」
「僕は…」

僕は悩んだ。
ご主人様と一刻も早く、一秒でも早く会いたい…
でも、放っておけない…

「…奴等が人間を支配したらもうご主人様に会えなくなるかもしれない。」
「?!」

瞬の言葉に僕はハッとする。
…もう会えなく…

「……うん。」
「…ありがとう。」

そんな小さな会話が二言続く。
瞬はクルッ途中でくるりと回ってみせると祠の上にふわふわと浮いた。

「…じゃあ、いきなりだけど…行くよ!」

瞬はそう言って体から白い光を放った。
あたりはあっという間に白い光で包まれる。
僕は眼を閉じた―

             ○●○

「…これでよかったのかな?」
「…うん。」

僕は祠の上で浮きながらそう呟いた。
目の前にセレビィがやってくる。

「…奏音…だったかな。…君は分かっているんでしょ?」
「…うん。…あの事は…真実だからね…」

セレビィはボソッと呟いた。
…真実…

「ま、世の中悪いことばかりじゃないから。」

セレビィは天井の穴から見える青い空を見て言った。
僕は苦笑する。
…それも…そうだね。

        ○●○

「だ!か!ら!!お前等はどういう奴等とかかわってんだって聞いてんだ!!」
「五月蝿いわね。こっちの勝手よ。」
「早く白状した方が身のためだと思うけどね。」
「五月蝿い!ジムリーダーだからって調子扱いてんじゃねぇよ!」

俺は仁とあの三つ子を探していた。あ、こいつはリッタンタウンのジムリーダー。
そしてフェンドルノメンバー。キザっちい奴だが、何とありかとこの間結婚したのだ。悔しい事に。
…まるで、勝負に負けた気分だ…
この間捕まえた奴等から個の三つ子の事を聞き出したのだ。
そして、森で見つけたのだ。

「…一言で言うと世直しですよ。」
「はぁ?」

鬼柳はボソッとつぶやいた。
世直しって…

「どういう事だ!」
「はっ。そこまで素直に白状する奴が居ると思う?ねぇ?」
「その通りだぜ!」
「…まぁ、無駄話もここまでにしましょうか。」

三人は見下すような眼で言った。
鬼柳が呟くと羅竜はモンスターボールからメタモンを繰り出した。

「キリキザン、バークアウト!」
「メタモン、フーディンの変身!そして、テレポート!」

仁はキリキザンを繰り出してメタモンに攻撃を仕掛けた。
メタモンは素早くフーディンに変身し、テレポートを繰り出した。
その三人が居た場所にはバークアウトの跡が残っただけだった。

「逃げ足はどいつもこいつも早いね?…早くしないと、まずいかもしれないね。」
「わーってるよ!」

俺はそう言った。
ったく、どいつもこいつも手間かけさせやがって!

おんぷ9 光の願い

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2011.6.11  18:52:29    公開


■  コメント (2)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

ユランさんへ
ゾロアークの性別尋ねてるw
ゾロアーク「俺、女。」
嘘!?マジ!?
ゾロアーク「1人称は関係ない。臥竜の一人称移った。」
トレーナーのせいかよ(汗
自己紹介が簡単すぎるよ?
奏音「そ、そうかな?」
他にもあったのさ☆(おい
奏音「あ!来てくれるの!?ありがt「駄目だろ。」ジュカイン
その通りだぞ(汗
親父のセリフw
セレビィ「親父じゃないよ!?」
瞬「いや、セリフがだから(汗」
そうだぞ。オド、噛みすぎw
これからどうなって行くのやら…
コメありがとうございました!それでは!

11.6.11  20:33  -  窮爽  (monoraru)

こんにちは〜・・・いや、こんばんは((キリッ
幻影かぁ。ゾロアーク君?^三^
ホークル「そのゾロアークって・・・女かい?」
ルリ「お前は黙っとけ。」
本当にホークルはなんぱしまくりだよね!?
何というか、自己紹介がwww
慧瑠「僕の場合はね『僕の名前は慧瑠です、〇〇学校で〇〇県出身、好きな食べ物は肉!!それか「長いんだけどぉ!?byユラン」
ポケモンだけの世界・・・?
イーブイ「私達の世界の他にも、あったんだ・・・」
オド「人間を支配!?よしっ、今度は僕達も気楽に行けるね♪待ってて、今支援しに行くから★」
何やる気になってんだ!?ストーリー変わるから止めろし!(゜Λ゜;)
世の中悪い事だけじゃない・・・何だか、親父が言う台詞みたいww((ウザッ
マリ「肩がこったのぉ・・・オド、少しの間でいいから肩をもんでくれぬか?」
オド「分かったよ、おじ・・・おば・・・マリ^^」
どんだけ噛んでるんだ!?
むむ・・・これからどうなるんでしょうか。
それでは、続き頑張ってください!!!

11.6.11  20:27  -  papiko  (papiko)

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