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友の消えた世界/裏切りの討伐者

エピソード21 (Last) タイムアップ

著 :  スーパーミラクルゼリーさん

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クロスたちは、森の木々を全てへし折るような勢いで進んでいた。いや、実際へし折っていたから、ようなじゃないか。霧は依然として出ているが、直進し続ければいつかは出られるっしょ!理論で風の速さで進んだ。まぁ、もう二度といつもの世界に戻れなくなってしまうというときに、ノロノロ進む奴はいませんよね。皆さんで例えるなら、二度と家に帰れなくなってしまうっていう時に、リニアぐらいの速度で進むみたいな感じ。このくらいのスピードもやりすぎだけど。

そうこうしているうちに、霧が薄くなってきて、森を抜けた。
「あ、抜けれた!久々の日光!」
「「「「「そんな流暢なこと言ってる場合か!」」」」」
一番手荷物の少ない長男が余裕そうにしていて、盛大なる反発が。特に、クロスはオイモを抱えていたので、走るのが大変。
「・・・。うーん。」
素晴らしいタイミングでオイモが目覚めた。
「あ、オイモ起きた?走って!」
「へ?あ、うん?」
目が覚めたらいきなり池にポイ。そのまま、すごいスピードで置いて行かれて、走って追いつけ?さすがにオイモでもしんどい。なんとか追いついたが、走るのが辛そう。寝起きで100メートル走世界記録出すスピードで走れって言われてるようなもの。過酷も過酷。仕方ないので、荷物の軽い長男に引っ張って体を慣らしてもらうことにした。


そのころ、クラスは商店街の人にお金を返済していた。
「うちのメタグロスがどうもすみません。」
「あんたがメタグロスだろ。」
「あ、クロスがすみません。」
「名前は知らんがな。とにかくこんなことしないでくださいよ?」
借金返済してなお怒られた。クロスの尻拭いをクラスがさせられていて、なんか可哀想。まぁ、クロスもクラスも同じなんだけどね。
ドドドド・・・。
「なんだ?」
クロスたちが商店街の近くを駆けていた。
「どうしたの?」
「あ、クラス!ほい!」
「へぇあああああ?!?」
鮮やかな峰打ちで、クラスは、クロスに吸い込まれた。いや、元に戻った。


「やばい!転生ホールが閉じそう!」
ここで、クロスは決断した。みんなを助けようと。衝撃波の出る紙が少しだけ残っていた。それを全て使い、一番荷物を持っていて、最後尾だったクロスが前へ紙を投げた。そのかみはすごい風圧でみんなを押す。
「ええ?なになに?私飛んでる?」
「いや、跳んでる!このままホールに!あれ、クロスは?」
「あ、あんなところに!」
「「「「「「うわああああ!吸い込まれる!クロスーー!」
その時、クロスは少し微笑んでいた。
                                        Fin

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2024.12.14  11:26:25    公開
2024.12.15  12:36:48    修正


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