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友の消えた世界/裏切りの討伐者

エピソード21 霧先の巨城

著 :  スーパーミラクルゼリーさん

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霧は更に濃くなる。近くに発生源でもあるのだろうか。クロスたちが技を撃っても、全く効果はない。技を撃つと、その合間を縫うようにして新たな霧が入ってくる。この世界の謎に数えられているという情報があるが、正直最初に探検した人を表彰したい。



しばらく進んで、宝箱を見つけた。
「ねぇ、これって罠だよね?」
「・・・。多分・・・?」
道の中央に、開けてくださいとでもいうかのような宝箱が置かれていた。何者かが罠のために設置したのか、それとも本当に何者かが置いたただの宝箱なのか、真相はわからない。ただ、そこからは、何か、感じる。大きな何かを感じる。
「とりあえず開けるよ?」
「「「「「へ?」」」」」
次男が、好奇心に負けて開けてしまった。中は・・・。光る何かが入っていた。金銀財宝ではなく、本当に光る球体だ。その球体は、突然空を飛び始め、三男の方へと向かい、三男に取り込まれた。
「三男大丈夫?見るからに怪しい何かだったけど。」
「うん。特に何も・・・。」
正直、なんの意味があったのか、この時はまだわからなかった。



霧の色が、少しずつ黒くなってきた。霧というか、なんらかのオーラか・・・。両方が混ざり合ってできているのか、どうでもいいが、なんか恐ろしいっていうことは伝わる。いよいよ何かありそうだというタイミングで、大きな城が出てきた。霧の元凶も、なんらかのオーラもここから出ているようだ。
「ここにオイモが・・・?」
「ここまで来たんだ。オイモがここにいることを祈るしかないよ。」
相変わらずの長男の臆病。すかさず三男がカバーに入る。


城に堂々と最上階へ殴り込む。この城は恐らく塔のようになっていて、50階ぐらいまであるが、そこをすっ飛ばして上まできた。
黒い思念がそこにはあった。その思念はデオキシス、オイモの姿へと変わった。怨念がオイモを取り込んでいる。クロスが向かおうとすると、三男が何かを呟いた。
「天聖世界・青」
「へ?」
クロスが振り返ると、三男は消えていて、前を向くと今度は思念が消えていた。光の速度でいろんなものが消える。三男が恐らく思念を倒した。すると、光のオーブが新しく出てきて、クロスに取り込まれた。まただ。また、オイモも出てきた。すると、モーレックがどこからともなくやってきて、
「みんな大変だよ!転生ホールが小さくなってる!」

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2024.12.12  21:59:23    公開
2024.12.12  22:36:06    修正


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