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友の消えた世界/裏切りの討伐者

エピソード-6 決戦と裏切り

著 :  スーパーミラクルゼリーさん

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カタパルトフラワー
体力 1000 攻撃力700

「これがこいつの個体値?高いのかわからん。」
アクロはスマホと姿を照らし合わせてみたが、こいつは見た目で強さが判断できないようで、頭を悩ませながら言った。実際、僕もヘイワもわからないしね。そもそも、この中で一番賢いであろうアクロがわからなければ、僕らもお手上げだ。おそらく眠っている状態である。蕾を閉じていて、中途半端に息のようなことをしている。植物なのに息をしていて気持ち悪い。言い方悪いけど、本当に息の仕方が気持ち悪い。息を吐くたびに毒の粉が振り撒かれる。本当に寝てる?寝てるフリして近づいてきたやつ殺ろうとしてる?割と怖い。
「流石にいきなり戦うわけにも行かないけど、サード遅すぎない?警戒されてる?確かに裏切りの討伐者チームとバケノカワがちょうどの人数だし怪しまれて仕方ないといえば仕方ないけど・・・。」
ヘイワは言った。

(ちょいと補足)そういえば、バケノカワって何?って方いらっしゃいますよね。簡単に言うとチーム所属自体は討伐者チームだけど、しばらく時間が経てば裏切りの討伐者チームのプレイヤーが分かる特別な役。裏切りの討伐者チームが勝てばバケノカワも勝利になる。人狼で言えば狂人みたいなところ。

ヘイワの言うことは確かに正しいと思った。実際、ぜんっぜん来ない。死んでるんか?なぁ。

「そういえば、探偵や僧侶っていう役はどんなやつだったんだろうね。」
「「確かに。」」
この中にいないとなるならば、少なくともどちらかは確実に死んでいる。その実力を知ることなくこのゲームは終わるだろう。


ザッザッ。
「遅れたな。」
「「「遅れすぎだよ!!!!」」」
あの後、さらに待った。案外マイペース。いやマイペースで片付けられないレベルだけど。流石にもっと周り見てほしいなぁ。

何はともあれ、戦力は揃った。いざ、決戦!この時、近くから謎の視線を感じたのは気のせいだったのだろうか。


まず、サードが弓を構え、カタパルトフラワーを攻撃する。蕾は花開き、悍ましい姿へと変貌した。恐ろしく、醜い・・・とは言い切れない。どこか哀愁ある。見ようによっちゃ美しい。すぐに反逆してきた。別に格段驚くことも、怒ることもない、ただ一つの目で僕たちを待ち受けていた。カタパ(略)は紫色の種子?を放ってきた。普通の紫色の球体だった。それが爆発しなければだが。
「うわわわわ。意外と範囲が広い!」
僕は、さまざまな技があるから簡単に跳ね除けられる。アクロは風で種子を払うことができる。だが、ヘイワとサードは避けることができずに当たってしまった。
「あ、僕は避けれた。」
ヘイワ避けれたんかい。だが、サードはやはり食らっていたらしく、割と大きめなダメージを受けていた。

だいたいそのくらいの時だ。

全くの別方向から、何かの音がした。

次の瞬間には、サードの姿はなかった。

コロッセオの壁に何かが刺さった。

ヘイワは黙り込んで、頷き、アクロを攻撃した。驚くほどの速さの反射神経でアクロはかわした。だが、次の瞬間に、また何かの音がした。避けきれず、翼を負傷。


「考えろ・・・。今までのことを。どういうことだ。敵がまだ生きている。疑わしいのはあの相打ち。意味がわからないが・・・。!」
僕は閃いた刹那、コロッセオの外側の茂みを撃った。何者かがいたようで、ガサッと飛び出した。かわされた。
そこにはフワンテのハルフが立っていた。


今の状況は・・・。最悪だ。

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2024.12.5  17:52:14    公開


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