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某有名私立ポケモン高等学校!

著編者 : 

リフィ編 第十三戦 このジュースは意味あるのか?

著 : 

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「邪魔するでーえ」

なんとも気の抜けたコンの声。
だがその目は興味本意、というものに満ち溢れている。

「…………っ」

そして本当に双子なのか、というくらい逆の、消極的にもじもじと緊張している様子のキュウ。
まるで子供のように辺りをキョロキョロと見回している。

「来たか…。…何もないがそれでいいのだろうな?」
リフィはまだ少し不機嫌な声で言う。
「本当に何もあらへんなー」
何も気にしないコンの発言。
ここまで気にしないのもある意味いい性格なのだろうが一部からは嫌われるであろう。

まぁそんなことは置いておいて。
「ちょっと待っていろ。何か飲み物持ってくるから」
そう言ってリフィは立ち上がって、冷蔵庫のある方へと足を向ける。

この間フロティが勝手に置いてった邪魔なジュースがあった筈だ。
丁度いい。どうせならこの機会に処分してもらおう。

リフィはそんな事を考えながら冷蔵庫の中を覗く。
「私とレイとキュウとコン…数も丁度だ」
リフィは少しホッとしたような表情をする。
相当邪魔なものだったのだろう。
感情を滅多に表すことのないリフィがこのような顔をするのであるから。

「これでいいな。というかこれしかないからな」
選択の余地などない、ということを表してテーブルの上に淡々とジュースの入ったコップを並べていく。
色は藍色、という如何にも怪しい色であるのだが。

「おっ美味そうやないか、なぁ?キュウ?」
「…そ、そうですね…」
「リフィもなかなか珍しそうなの持ってるじゃない」
ここに常識人などいる、と考える方がおかしいのかもしれない。
…まぁキュウは常識人、に入るのか。
少しためらった表情を見え隠ししている。
コンに流されたり、リフィの出したものだから大丈夫だろう、という考えもあるので「嫌です」なんてことは言わないのだが。
…まぁ少し常識から外れた人間、ということにしておこう。

リフィとキュウ以外は躊躇わずにジュースを飲む。
リフィは出した本人ではあるが用意した人間ではない。
そしてフロティはまぁ「怪しい」職業だ。
裏の道具なんて何個も持っている。
その辺疑ってかからねば何があるかなんてわからない。
まぁ結論と言えば皆飲み干した。
味もなかなか美味しい。

うん。これならまたもらっても構わんか。

そんなことをボーっと思っているとふとコンがこんなことを言った。
「なぁリフィ?そーいやお前の生い立ちってどんな感じなん?」
「…は?」
いきなりの質問に一瞬訊き返してしまった。
「…………」

そういやこの二人は自分が殺し屋、ということを知らない。
そんなことを言っていいのだろうか?
というかそんなことを話したら確実にこの二人も巻き添えにあうであろう。
ここは、黙秘するのが一番かもしれない。

リフィは一つの言葉を導き出した。

「…それは「私も聞きたいな。リフィの過去」
言葉の主はレイ。
レイはリフィが殺し屋、ということを知っている。
お互いそのことには触れなかったのだが。

「…レ、イ…?」
今までレイはそのことを追及したりはしなかった。
何故、今。
何故今回は聞こうとするのだろう。

「いいじゃない。どうせ隠していたって結局最後にはバレちゃうわよ?お互いこんなずっとウジウジしている関係なんて嫌だし、どうせもうその組織とやらはキュウやコンにも目をつけてると思うし」

まぁ、尤もだ。
組織は意外と手が早い。
というかボスはせっかちだ。
すぐに目をつけてくるだろう。
何も知らないでいきなり襲われる、なんてのよりはわかった上で襲われる、という方がいいのだろうか。
…仕方ない、のか。

「…はぁ…。…他人に聞かせるようないい話でもなんでもないのだが。それでもいいのか?」
「構わん!」
「いいわよ!」
「いいです!」
即答。
見事に三人が三人、即答。

「…そうか。なら、話そう」

そう言ってリフィは重い口を開く。


微妙なところですいません…;

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2007.8.17  00:00:37    公開


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