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某有名私立ポケモン高等学校!

著編者 : 

リフィ編 第一戦 悲劇の前兆

著 : 

イラスト : 

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─────この学校に転入して早一ヶ月…
      このくらい経てば自然と学校生活には慣れるものだ。
      ただ一つ、まだ慣れないものが──────

ザバッ!

ポタポタポタ…

少女はびしょ濡れになった。
クリームとパステルカラーの緑を混ぜたような色をし、焦げ茶の瞳に、葉のような長い耳。
顔つきはしっかりした性格を表している。
その少女は慌てて上を向くとそこにはバケツを手にした少女がいた。
水色の髪をし、蒼色の瞳、髪より少し濃い色をした水色の長い耳。
どことなく高貴な身分という雰囲気を漂わせている。
「レイ坊…なぜバケツを持っている」
クリーム色の髪をした少女は少し低めの声でそう尋ねた。
「あら、バケツは水を入れる為にあるのよ?」
「レイ坊」と呼ばれた少女は微笑みながらこう答えた。
「何故今ここでバケツに水を入れる必要があるのだ?」
「あらリフィ、この状況から判断できないの?私はバケツを持っていて貴女は濡れている…。簡単なこと、私が貴女に水をかけたのよ」
ニコニコしながらレイは答える。
「何故水をかける必要がある?」
「リフィ」と呼ばれた少女は怒りを我慢するように答えた。
「……あらリフィ!濡れたままじゃ風邪ひいちゃうわ!急いで着替えましょ!」
レイはいかにも話を逸らすように言った。
「!!なっ…!いい!遠慮する!!このままで大丈夫だ!」
反射的にリフィが断る。だがレイは聞くものかという具合にリフィの体を引き摺りながら廊下を進む。顔に似合わずかなりの力があるようだ。
「大丈夫じゃないわ!風邪ひいたら大変でしょ!それに濡れてると目立っちゃうわよ!」
「“アレ”を着させられる方が目立つ!“アレ”を着させられるくらいなら風邪をひいた方がマシだ!」
「大丈夫!もう皆慣れたわよ!日常茶飯事になっているわ!」
「ぅぐ…」
図星を衝かれたようで言葉に詰まるリフィ。
「図星でしょ?だから、ね?」
そう言いながらレイはあるドアの前で歩くのを止めた。普通の学校にあるようなドアだ。そのドアには「衣装部 無断入室禁止」と書かれた手書きの張り紙がある。
レイはそのドアを開け、リフィを室内にある椅子に座らせた。

「今回はこんな感じの服でいいかしら〜?」
「…レイ坊…頼む、普通の服にしてくれ…」
数十分後、リフィは制服ではなく黒いドレスの様な服を着て鏡の前に立っていた。その後ろでレイが楽しそうにしている。
「やっぱりリフィは顔立ちが整っているから色んな服が似合うわ〜♪他の子に比べたらかなりの着せ甲斐があるわよ!」
「いや…そう言われても全く嬉しくないのだが…。というか服は普通のでい「駄目よ!」
見事に即答された。
「リフィは服について何も分かってないわ!いい?貴女は他の子達に比べてかなり顔立ちが整って綺麗なの!そういう子は少ないのよ!貴女はその数少ない子の中の一人なの!そんな珍しい才能を持っていて貴女はそう言うの!?それじゃあ宝の持ち腐れのいい例になっちゃうわよ!私は宝の持ち腐れになってしまう子を少しでも救う為にこうして一番似合う服を捜し求めているのに貴女は私のその厚意を(以下略」
「わかった!わかったからもうよい!私が悪かった!」
「…わかった?」
「あ…ああ!わかった!だからもうそれ以上話すな!」
「…わかったようならいいのよ。じゃあ教室に戻りましょ!」
「ああ…」

この時は誰もあの悲劇が起こるとは思っていなかった…



一言言っておきますが私は服のことはわかりません。適当に書いているので悪しからず。。
そして初っ端からシリアスです。申し訳ありません;;

リフィ編 第一戦 悲劇の前兆

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2007.3.19  21:32:50    公開
2007.7.12  11:56:18    修正


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