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刃物さんと嫌いな執事さん

著編者 : 窮爽

14=始

著 : 窮爽

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「…まぁ、この話は雑誌の記事にはしてほしくないかなぁ」
「は、はぁ…」

屋敷で主人の話を小一時間ほど聞いていたが、後半の話がよくわからずに私は紅茶を口にした。
主人はそんな私を置いていくような勢いでさ更に話を進める。

「…でね、その幻って子に名前を付けたんだ」
「へ、へぇ…どのようなお名前に?」
「幻橋(ゲンハシ)雪(ユキ)って名前にしたよ。何だか、服もなんだか真っ白でさー」
「なるほど…」

私はとりあえず、話に合わせようと頷いた。そして、ふと気になった事を口にする。

「そういえば、その幻橋さんは今どうなされているのですか?」
「あぁ、元々の主に別れを告げた後に俺のところに来てこう言って来たんだ。『私は世界を回って、勉強しに行く。そして、またここに戻ってくるからその時は宜しくお願いします』って」
「じゃあ…今はどこにいるかわからないと?』
「そうそう」
「そうですか…」

そう言った後、私は特に聞く事はもうないと判断し、主人とあいさつを交わして屋敷を出て行った。
…まったく、不思議な人だった
煙草を口にしながら私は主人に対しての感想を内心で呟いていた。

                      ○●○

                『私は心の深さを知りたい』

そんな思いで私は道を歩いていた。
森に立ち寄ると、出会ったのはミュウの瞬というポケモンだった。
瞬に約束をしてもらった。『元の世界に戻って、旅した後にまたここに戻してくれないか』
瞬は了承し、そして今。私はリュランスという地方のレインズタウンという都会町に居る。
先程まで居た町よりは人も多くなかったが、やはり人混みである。私の白スーツはその人混みの中で目立っている様子であった。
一旦避難しようと人気のない裏地に入る。そのさらに奥では道が幾つもある。
すると、向こうから誰かが走ってきた。目を凝らして見ると走ってきたのは大学生ぐらいの女性だった。
茶髪のふわふわしたセミロングの女性であった。女性は私に気付くと走る速さを上げ、私に抱きつき、泣きそうな表情でこちらを見て訴えてきた。

「た、助けてっ!!」

女性の体が小刻みに震えている。
ふと前方を見ると数人の人間と何匹ものポケモンが走ってきていた。
私は女性の腕をつかみ、大通りへと走り出した。そして人混みの中にまぎれる。
町の出口付近に来て、人がすいてきた。後ろを振り返るともう誰も追いかけてはいなかった。
女性を見るとまだ私の腕を力強くつかみ、震え、そしてその場に崩れた。
手を放そうとも彼女は放さず、ただ座りこんでいた。
ただ、ただ時間が流れていき、ただ私は彼女を見ているだけであった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

えー、これで完結となります!!今までご愛読ありがとうございました!!
自作も星シリーズなのですが、そこから変わって”究明シリーズ”へと移り変わります。
続きには変わりないのでご安心を^^;
では!!これまでありがとうございました!次回作もよければお願いします!
それでは!ノシ

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2012.4.6  20:03:01    公開


■  コメント (4)

※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。

ユランさんへ
いえいえ!!^^お気になさらず!

そう…あの人ですよ…(ニヤッ/キメェ

そしていきなりの急展開というw何があったかは次回作でいきなり分かりますよ^q^
おぉぉ…究明シリーズ、楽しみにしていただけて嬉しいです!!^^良し、張り切って書くぞおおお(ry

ここまで読んでくださってありがとうございます!!
ふ、深い…だと?あ、ヤバい。嬉しすぎて今度は足g(自重
コメ&応援&御愛読ありがとうございました!!それでは!!ノシ

12.4.6  23:29  -  窮爽  (monoraru)

こんばんは〜!来るの遅くなっちゃってごめんなさい・・・><。

幻橋雪・・・あの人ですかね・・・(´ω`)フゥ(((

そしてセミロングの女性・・・何があった!?(゜д゜;)
ちょ、究明シリーズ楽しみすぐるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!

連載お疲れ様でした!!星シリーズ、深い・・・深すぎる・・・( ̄▽ ̄)
それでは、続きの連載も楽しみに待ってます!!!頑張ってください★

12.4.6  23:14  -  papiko  (papiko)

commanderさんへ
アニポケ的な展開です^^
ここまで読んで下さってありがとうございます!!
ひょ、評価!!?あ、ありがとうございます!!しかもグッドとは…!あ、嬉しすぎて首が…(ry
か、神更新だなんてそんな…\
次回作もよろしくお願いします^^
コメ&応援&御愛読ありがとうございました!!それでは!ノシ

12.4.6  21:24  -  窮爽  (monoraru)

新しいたびが始まる予感ですね。(アニポケかよ・・・
完結おめでとうございます。
あと、評価付けさせていただきました。内容はシークレットですが少なくとも悪いほうではありません。むしろグッドって感じですね。
次回作も楽しみにしてますよ。あなたの神更新にも感謝です。
毎日ひとつは話を楽しめたのですからね。
まあ、無理はしないでください。では、これで・・・

12.4.6  21:16  -  不明(削除済)  (gunship)

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