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俺は最強じゃなかった
第1章 『ポケモンのこと』 File.2 2人の本気
著 : まさる
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第4話 久し振りの感覚
『じゃあそこのあんた。』
手を挙げていた男はフィールドの反対側に立ってモンスターボールを取り出した。
『ルールは1対1のシングルバトル。いいな!』
男は頷いた。
『出てこいバシャーモ。』
『出てこい!エルレイド!』
『バトルスタート!』
審判役を買って出た観客の1人が叫んだ。
『さっさと終わらせようぜ。バシャーモ火炎放射。』
『エルレイド避けろ!』
エルレイドはバシャーモの火炎放射を素早く右にかわした。
『何!』
あの、物凄い速さの火炎放射をあんな簡単にかわすなんて…
あいつただ者じゃないな…
この感覚、久し振りだぜ!
第5話 だが、強かった
火炎放射はエルレイドをはずして近くの島の木を数本吹き飛ばした。
どうやら、威力は本物らしいな。
『もう一度、火炎放射!』
バシャーモは火炎放射をもう一度エルレイドに向けて放った。
さっきの火炎放射より倍近い速さと威力があった。
私は、
『こらえろ!』
と、指示した。
エルレイドは、バシャーモの火炎放射をこらえた。
さすがのエルレイドも少しよろめいた。
なるほどな、さっきの火炎放射は手加減していた訳か。
『火炎放射!』
また、バシャーモが火炎放射を放つ。
『切り裂く!』
指示通り、エルレイドはバシャーモの火炎放射を切り裂いて防いだ。
しかし、それでもエルレイドはバシャーモの火炎放射に圧され一歩下がる。
やはり、簡単にはいかないか。
私は、メガペンダントを手に取った。
第6話 本気
『メガシンカ!』
エルレイドの体が光だし、
エルレイドはメガエルレイドの姿に変わった。
よし、メガシンカするまで追い詰めた!
しかし、油断も束の間。
『エルレイド、サイコカッター!』
俺が、
『避けろ!』
と、指示する間も無くサイコカッターはバシャーモを直撃した。
サイコカッターは人がなんとか吹き飛ばない程度の爆風を起こした。
風が止むと、バシャーモは倒れていた。
『バシャーモ!立て!』
バシャーモは起き上がった。
『くそぉ。』
俺は、カバンの奥の方からメガグローブを2組取り出して、バシャーモに1組を投げ渡した。
『バシャーモ!
メガシンカ!』
バシャーモはメガバシャーモにメガシンカした。
さぁ、こっからが本番だ。
見せてやろうぜ、俺達の力!
2016.10.3 21:56:52 公開
2017.7.21 09:21:21 修正
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