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俺は最強じゃなかった

著編者 : まさる

第2章 『最強の力』 File.11 早朝

著 : まさる

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第12話 師弟

眩しい…

目を開けると強い光が目に飛び込んできた。
蛍光灯の光だ。
私はベッドで寝ていた。
辺りを見回す。

『目が覚めましたか?』

どうやらここはポケモンセンターらしい。

『大丈夫ですか?
睡眠ガスを吸って倒れていたんですよ。』

『頭痛がします。』

『そうですか。
では、頭痛薬を持ってきますね。』

看護師は立ち上がり部屋から出ようとした。

『あの…』

『何ですか?』

『私以外にもう1人倒れていませんでした?
10歳ぐらいの男の子なんですけど…』

『そんな子居ませんでしたけど…』

『そう…ですか…』

『一緒にいたんですか?』

『はい。』

『心配ですね。』

『きっと大丈夫ですよ。』

『そう…ですか…』

看護師は部屋から出ていった。

一体、あれは誰の仕業なのだろう。
全く心当りがない…

『あの〜、面会したいという方がいらっしゃってますが…』

『入れてください。』

すると、1人の男が入ってきた。

『カオル!』

『師匠大丈夫ですか?』

『大丈夫だよ。
それより、師匠って呼ぶのいい加減やめろ。
あくまで私はお前の教官なんだ。』

『どっちも同じようなもんじゃないですか。』

『…それで、お前はどうしてここに?』

『サカタ署長に教えてもらって…
バトルリゾートから飛んできたんですよ。
僕の弟子も連れて…』

『だから…』

『あぁ、もういいじゃないですか。
みんな、師弟だと思ってやってるんですから…』

『来てないのか?』

『本部で休ませてます。
バトル大会で準決勝まで行ったのに辞退させてきたんですよ!』

『それは悪いことしちゃったね。
なんかお詫びしなきゃね。』

『そんなのいいですよ。
「久しぶりに楽しいバトルができた」って、満足してましたし。』

『あのさ…』










第13話 捜索


『え、別に…いいですけど…』

『そうか…良かった。』

『何企んでるんですか?』

『別に…何もないさ…
ところで今は何時?』

状況を整理すると、
まず、私とシノブ君は夜、睡眠ガスで眠らせれて、
多分、シノブ君は誘拐された。
で、私は朝に見つけられてポケモンセンターに運ばれた。
そして、私はその次の朝、つまり、今、目を覚ましたって訳だ。

『サカタ署長に頼んで警察に捜索してもらいましょう。』

『や、大丈夫だ。シノブ君は私がなんとかする。』

『でも…』

『大丈夫だ。私はいつ退院できる?』

『いつでも退院できるそうです。』

『よし!じゃあ行くか!』

『今からですか?』

『あぁ、お前は来なくていいぞ!』

『誰が行くもんですか!
どうせ、マグマ団が絡んでいるに決まってます!
弟子のことで精一杯なんです!
めんどくさいことに巻き込まれたくありません!』

『ふん…お前も準備しとけ…』

そう言ってミツルは出掛けた。

ミツルは自分達が襲われた場所に行った。
そして、何かが落ちているのを見つけた。

『これは…』

ミツルは携帯電話を取り出した。

『もしもし、私だ。』










第14話 彼女

『なるほど。分かりました。』

私は携帯を閉じた。

『だとすると、場所は…』

私は、中央監理指令室に向かった。

『おい。ダイチはいるか?』

『はい。』

『今、空いている部屋を探してくれ。』

『何かあったんですか?』

『今、お前には言うことができない。』

『彼女ですか?』

『違う。
いいから、言う通りにしろ。』

『はい。』

ダイチはパソコンを起動した。

『え〜と、D〜I×2〜4の範囲を除く地下19階の全体の部屋と、
地下11階〜12階×A〜G×5〜10の範囲の倉庫です。』

『分かった。』

『何か手伝いましょうか?』

『いや、お前は来るな。』

そう言ってホムラは去っていった。

『お前の好きにはさせない。』

ダイチは扉の向こうのホムラに向かってそう呟いた。



ホムラはエレベーターで上に上がった。

その頃、地下19階のX×5号室ではカガリがパートナーのニャスパーと話していた。

『どうしたの?』

カガリはニャスパーがテレパシーで話しかけてきたのでそう訊ねた。
すると、ニャスパーはテレパシーで何かを言った。

『え?この子が?』

カガリは側で寝ている少年を見て言った。

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2017.1.11  23:14:35    公開
2017.7.26  08:54:39    修正


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