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俺は最強じゃなかった

著編者 : まさる

第2章 『最強の力』 File.7 白い闇と黒い希望

著 : まさる

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第1話 白い煙

『え?』

俺は一瞬ミツルの言っていることの意味が分からなかった。

『な、何ですか?ホウエン保安団って?』

『ホウエン保安団って言うのは、
マグマ団・アクア団が活動していた時に、
私のライバルがホウエンの保安のために作ったんだ。
実は私がタイドリップ号に乗ってたのは君の実力を確かめるためだったんだ。
まさか、バトルの相手だったとは思わなかったよ。』

『じゃあ、ミツルさんは保安団団員なんですか?』

『そう。副団長だよ。』

『へぇ〜。
それで俺は何をすれば…』

『普通、保安団に入るには、
団長に試験を受ける許可をもらって試験を受けるんだ。
団員の修行を受けて一人前になったら団員として認められるんだ。
シノブ君はスカウトだから試験を受ける必要はないよ。
それでどうする?
保安団の修行を受けて団員になる?』

『はい。』

『よし、決まりだ!
コンテストライブ トレーナー ファンクラブ に行くぞ!』

『はい?』

『おい、同じことは2回言わなくても分かる。』

『や、そうじゃなくて何で、
コンテストライブ トレーナー ファンクラブ なんですか?』

『あぁ、コンテストライブ トレーナー ファンクラブ は保安団のアジトなんだ。』

『そうなんですか。
あ、そう言えば俺に修行を受けさせてくれるのって誰なんですか?』

『あぁ、それは私だ。
団長に言われてたんだ。
才能があるようだったら勝手にスカウトしていい。って、
その代わり自分で育てろ。って。』

『そうなんですかぁ……
………………!』

その時、周りが白い煙のようなもので包まれた。
そして、俺は意識を失った。










第2話 ホームズ


『大丈夫?』

俺は目を覚ました。

『ゴホッ!ゴホッ!』

口の中がしょっぱい。
塩水の味だ。


ここは………砂浜か…


下半身が海に浸かっている。
冷たい。
いくら真夏でもやはり夜の海は冷たい。
俺は立ち上がろうとしたがそんな気力はなかった。
何故だろう?
何故俺はここに居るのだろう?
海に流されてしまったのだろうか?
俺は眠ってしまった。





朝だ。
鳥ポケモンの鳴き声が聞こえる。
俺はベッドで寝ていた。
カーテンを開けると太陽の光と熱気が入ってきた。
部屋を見渡すとソファーで若い女の人が寝ていた。
俺がカーテンを開けたからだろうか。
彼女は目を覚ました。

『あら、起きてたの?あぁ〜あ。』

彼女は起き上がった。

『あ、あの…』

『びっくりしたよ。
夜の散歩してたら浜辺で倒れてたんだもん。
あのまま海に浸かってたら死んじゃうよ。』

彼女はのびをして続けた。

『自己紹介がまだだったね。
私はサン。あなたは?』

『俺は…俺は………誰だ?』

『え?』

そうだ。俺は誰だ?!

『記憶喪失なの?』

『え?…まぁ…そう…みたい…です…』

『覚えていることは?』

『夜、浜辺に倒れていたぐらいです。』

『昨日のことね。』

俺はなんとか状況を呑み込んだ。
つまり、俺は昨日の夜、浜辺で倒れていて死にそうだったのを、
サンが見つけて助けてくれた。
そういう訳だ。
俺は取り合えずホームズという名前になった。
俺の着ていたコートが探偵ぽかったらしい。
俺達は取り合えず朝食を食べた。
トーストに目玉焼きをのせただけだが結構美味しかった。
どうやら、サンこだわりのパンと味付けらしい。
サンは用事があるらしいので俺1人で留守番することになった。
サンは靴を履いた。

『じゃ、留守番よろしく〜。』

『あ、あの…』

『ん?何?』

『あ、その…
あ…ありがとう…その…助けてくれて…』

『あぁ、お礼なんて良いわよ!
困った時はお互い様でしょ?!
じゃ、行ってきまぁ〜す!』

サンは出かけた。










第3話 最悪の人生

自分の人生は最悪だ。
だから、自分は今までの人生を捨てた。
だが、何も変わらない。
変わったことは、彼女とあの子がいることぐらいだ。
あいつもいたが、もういない。
ポケモンもいなくなった。
自分には、もうほとんどなにもない。
あの子には自分と同じ人生をおくってほしくない。
だから、あの名前をつけた。
そして、別れた。
自分は唯一残っている仕事に取りかかった。
それは奴に手紙を書くこと。



………へ

予定通り、……は成功した。
しかし、…………………た。
……に支障はなかった。
しかし、………………………た。
もしかすると、…………………ない。
報告は以上だ。

メガアイより

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2016.11.20  18:39:55    公開
2017.8.19  22:02:32    修正


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