空の見えない街中で!
著編者 : 李亜
十六冊目 不思議なページと僕ら2
著 : 李亜
ご覧になるには、最新版の「Adobe Flash Player」が必要です。 また、JavaScriptを有効にしてください。
のんびりした空気のポケモンセンターにまた一人、誰かがやって来た。
待ち人かと思いソファーから身を乗り出す。・・・案の定、セレナちゃんだった。
「おかえり。また随分早かったね」
「そうかなー? ジムキラキラだったよ!」
「あそこは確かに綺麗だったな」
煌めくジムを思い出す。・・・・・・・・・・・・・・・・・・少し痛いけど、セピア色の記憶はそれをしっかり映した。
回復しないの? と聞こうとすると、いつのときかのように僕の鞄を見て指差すセレナちゃんがいた。鞄は淡く輝いていた。
「ね、ねえ、カルムっくん。これって・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・もしかするかもね」
中を見ると思った通り、あの辞書が光っていた。手に取ると途端に光がやんで、かわりに絹で織ったような栞が挟まっている。
「あの時そっくりだ・・・」
「・・・・・・・・・読んでみる?」
「勿論」
何でか分からないけど、見た方がいい気がした。
辞書を開くと、やっぱり栞は消えてしまう。不思議な事って本当にあるんだな、とつくづく感じさせる。
文字をたどり始める。
2014.9.20 14:09:53 公開
■ コメント (2)
※ 色の付いたコメントは、作者自身によるものです。
14.9.28 02:53 - 李亜 (1783) |
こんにちは!CaC3です! コメントしていいんだよね……?私ボーッとしてるとこういうこと多くて。今思い出しました! セピア色の記憶……かっこいい……!! 李亜さんはやっぱ比喩とかうまいんじゃないでしょうか! 14.9.21 21:52 - 不明(削除済) (sksc) |
返信遅れてすみません><
最近テスト前でバタバタしてたもので(汗
いいんですよ〜コメント嬉しいです!!
比喩・・・最近上手く入れられないので頑張ってるのです。もともと比喩表現他使用派だったのですが・・・いつのまにかイエスストレート、ノー抽象的に(笑)