古代の地下迷宮
B9F 看守の目を盗みB10F 中ボス ???
著 : スーパーミラクルゼリーさん
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B9F
(シヤが物語る)
イズかね、そのイズは僕も言おうとしてたんだが、いなくなったよ。まぁ、落ち着いて聞きたまえ。イズがそのへんをぶらぶらっと探索してたら、一瞬で消えたんだ。
「おーい、イズー。」
「どこだー。」
いくら探しても、見つかりやしない。こんなにも一瞬で消えれるなんて、イズがドジでアホで間抜けだからだ。イズときたら大したもんさ。
「あ、いた。」
落とし穴に引っかかって、気絶していた。僕はキッサと協力してイズを持ち上げた。
「めんどいです。サンタマリア。」
(イズが物語る)
イズ、イズ!
うーん、ここは?遺跡がない。それどころか、キッサもシヤもいない。周りはモヤ包まれていた。でも、なぜか不安を感じない。あら、遠くにぼやっとした何かがある気が・・・
「・・・うーん」
「「あ、目が覚めた!大丈夫?」
「うん。」
「もー、イズったら、この階に何があるかわかってるの?」
「うん。確か看守ヨノワールの目を盗んで脱獄するんだよね。」
僕は、気がついたら遺跡にいた。あれは夢だったのかな・・・どこか暖かみを感じたけど。
「イズ、シヤ、オボン食べて、元気だそう!」
「うん。」
キッサの勧めでオボンを食べようとした。その時だった。
「わぁぁぁぁ!」
何者かの叫び声がした。しかも割と近くで。
「な、何事!?」
僕は、オボンを見た、そしたら
「食べないでね、こんにちは。僕は・・・なんていう名前だっけ?」
「名前・・・忘れたの?」
「うん!」
なんと!名前を忘れたみたい。
「「「じゃあ、君の名前はウルルね!?」」」
僕たちは、半強制的に行ったが、
「うん、いいよ。」
とけろりと答えたもんだ。ウルル、参戦!どんなやつなんだ?まぁ、それは置いといてここをどう突破しよう。
「キッサ、鍵がありそうな場所はない?」
「うーん、それは難しいかも。」
「「「どうして?」」」
「だって、看守が定期的に見回りにくるからノロノロ探してたら、見つかっちゃうよ。それに、急いで探したら抜け目があって効率が悪い。その上、仮に見つけられたとしても、壁の中とか、檻の中とかだったら、壊せない。壊した音で看守にバレるからね。」
・・・意外とちゃんとした理由だった。
「でもどうする?このままだと、じきにここも見回りが来るよ。」
僕がこう話すと、この階の抜け出し方の相談中、ほぼ黙っていたウルルが話し出した。
「そもそも、なんで看守に見つかったら終わりなの?」
「「「そりゃ、見つかったら終わりだよ。みんなお陀仏で南無るよ?」」」
「見つかっても、逃げたり妨害したりすればいいんじゃないの?見られたら即死みたいな訳じゃないだろうから。」
「「「あああああ!そうだった!」」」
Qウルルってもしかして頭いい?
Aそれもあるけど、僕たちがばかだったってのが正しい。
そんなこんなで、看守にバレた。
「あ、ヤベェーーーーー!」
「任せて。くらえ、僕の必殺、ごく普通の糸ーーーー。」
名前はダサい。すごくダサい。でも、看守の動きを封じれた!
「急いで鍵を探そう。」
5秒後
「あった!」
割と普通にあった。ちょっと低くなってる壁の上のところに普通にあった。
「これで・・・よし!B10Fに行こう!」
「ん?この紙は?」
拝啓 誰か様
ご無事でしょうか。私は、何者かに捕まっています。敵はかなりの人数がいるようで、そのほとんどが無気力で従わされているようでした。かくいう私も、いつまで無事でいられるかわかりません。恩賞は問いません。助けてください!
ps、どうやら10Fごとにボスがいるみたいです!
「・・・って次B10Fナンデスケドー!?」
「どういうこっちゃ!デマ?真実?」
「でも、本当に助けを求めている人だったら・・・ってことを考えると、行かないわけにはいかないよね。」
「怖いけど、行くしかない!」
こうして僕たちはB10Fへと向かった。
B10F
「さぁ、やってきましたねボス戦階!」
「なんで楽しそうなのキッサ・・・。」
「あ、あそこになんか居るよ。」
黒いマントを翻した敵は・・・
ガブリアス!
「あ、これは僕、イズに任せてよ!相手は地面タイプだから・・・ハイドロポンプ!」
命中!相手に大ダメージを負わせた。クラクラしたガブリアスに、キッサの強烈な環境破壊爆発四散エクストラキャノンが突き刺さった!ガブリアスは倒れ伏し、後ろについていたキューブが消滅して、ガブリアスも消えた。
「なんだ、ただの雑魚じゃん。」
「もしかしたら、10Fだからかもしれないね。20、30Fになるにつれ、どんどんボスも強くなるのかも。」
「まぁ、なんとかなるでしょ。」
こんな話をしていたら、キッサが申し訳なさそうに、
「あ、あのー。」
「どうしたの?」
「さっきの技がオボンに当たって・・・全部消え去っちゃった!」
「「「えゑ獲ええ絵えええええええ憂えええええええfvdfgbgfんbdgsんgs!??」」」
「あんなにあったのに!?」
「キッサが持ってたのに?」
「どうやって落として、しかもそれを巻き込んだのさ!?」
「許してください。」
「「「・・・いいよおう」」」
「オボン失っただけで友情関係まで失うわけないじゃん!」
「そうそう、怪しい商人から買ったやつだからね。」
「あの時あんなに驚いたのはただの驚愕さ。」
「「「だから気にしないで。B11Fに行こう!」」」
「みんな・・・」
この階では、みんなの友情を改めて感じられたね。それじゃあ行こう!B11Fへ!
???
目を覚ました。周りは暗い。ここは・・・遺跡?科学が進歩していそうだ。どこに行っても景色がまるで変わらない。一体ここはどこなんだ?メモを残しておいて正解だったかも。
・・・あれ、誰かが向こうにいる気がする。何か構えてる?
2023.11.24 20:17:44 公開
2023.11.30 15:00:07 修正
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