古代の地下迷宮
B5F 脱獄の始まり
著 : スーパーミラクルゼリーさん
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B5F
電圧やマグマにも耐えて僕たちはB5Fにやってきた。
「ふぅ、やっとB5Fだね。」
「これあと何階まであるの?」
シヤの質問に、僕は答えることができなかった。適当なことを言いたくなかった。そんな沈黙を突き破るようなこんな音がした。
ポチッ ガシャーン キッサが鉄格子の檻に捕えられてる。旅についてきてすぐに捕まるとは・・・(笑)
「いやー。やられた!見事な罠だったよ。」
ちっともそんな事はない。見るからに怪しいボタンが置いてあって、「押してね」なんて書いてあるから、もう罠と言ってるようなもん。それに引っかかったキッサが面白すぎて、僕とシヤは大笑い!
「あはははは!見事な罠って、もう見るからに罠じゃん!あははは!」
とにかく、キッサを助けねb・・・
バキッ!キッサが鉄格子をへし折って出てきた。
「「えぇぇぇぇ!?」」
マヌケなんだかすごいんだか・・・。ま、まぁよかった?のかな?
よし、とりあえずここから出よう!
ポチッ、ガシャーン。 階段が閉じている。
「キッサ、ボタン押したね?」
「当たり前じゃないか。2人とも。」
キッサときたら大したもんだ。ついさっきまで捕まってたのに、もうボタン押してるよ。あははははは!
「キッサ、この檻を突き破れない?」
「この檻はさっきの銀の檻じゃなくて、鉄だから無理!」
・・・なんで金属の種類が見ただけでわかるの?って思ったけどそんなの気にしても仕方がない。
「あ、こんなところに、何かが置けそうな感圧板があるよ!何か乗せるんじゃない?」
「「それだーーーー!」」
僕たちは、乗せそうなものを探した。でも・・・
「うーん。ないなぁ。」
「結構探したのにね。」
「あ、またボタンだ!」
「「ちょっとキッサ、ついさっき、ボタンのせいd」」
ポチッ
「お、重そうなものがあるよ。」
「「え、えぇ。」」
そんなところに・・・って僕とシヤはそんなことを考えながら顔を見合わせた。
よっこいしょ。
ガシャーン
「やった!これでB6Fに行けるよ!」
「先に進もう!」
B5FからB6Fの階段中
僕は、とあるものを見つけた。
「あ、これは紙?」
中にはこう書かれていた。
たすけて。
追伸
捕まっている時に見たこと聞こえたこと
ここからは脱獄関連の階が続く
敵はたくさんいる
なんだろうと思っていると、シヤとキッサが
「「おーい、早くー。」」
「あ、待って!」
僕は、その紙を殻に突っ込んで、先を急いだ。
次回へ続く
2023.11.13 15:18:01 公開
2023.11.18 17:11:00 修正
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