古代の地下迷宮
BF37 ある者の最後
著 : キノコ13
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僕らはいっつも通りお散歩気分で階段を下がり、37階かな、38かもしれない。どうでもいっか。
でも何かがおかしい。頭のない死体がたくさん転がってる。骨もあるけどそのうち頭蓋骨は一つもなかった。僕はそれをまじまじと見てるだけだけど、シヤはなぜか目をつぶりながら「早く行こう、早く行こう」とか言ってる。なんでだろう。
「ここ気味悪いなぁ」
とウルルが言った。
「そお?」
僕は死体を観察しながら言った。中でも興味を引くのはなにかの紙をもった死体だった。その紙にはなぐり書きを読みされていて、読みづらかったけど、なんとか読み上げると
『お願い。助けてください。これを読んでいるということは、私は近くに(?)いるはずです。救助をま』
よく見るとその死体はまだ死んだばかりらしく、なんのポケモンかも判断できた。確か、マラなんとかだった気がする。もっとよく見るともう片方の手には折れた鉛筆らしきものを握っていた。
シヤはこれを見るとなにかに気づいたようだった。
「この字さぁ、あの最初に救助を待っていたポケモンじゃない…?」
「さぁ? でももう死んだってことは、もう下へ行く必要がないってことかぁ。よし帰ろう!」
切り替えはや、っと突っ込まれながらも僕らは来た道を戻った。
この旅は長かった。でも、新たな仲間そして友達ができて一生思い出に残る…ってあれ
階段がない
このとき僕らは知らなかった。
この旅は始まったばかりだということを、
2024.4.17 00:31:26 公開
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